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陽・紫空雲舎/ラシクウシャ

ラシクウシャとは、あなたらしく、わたしらしくそんな自然体の人たちの集う場所という意味です。 周りの情報や環境に流されることなく、大人も子供も自分のもともと持っている感覚を信じ、それぞれが安心して自分らしく生きられる、そんな場所を作りたいと思っています。
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05.15.11:39

放射性廃棄物

人間の手に負えない核廃棄物。
このことをどれくらいの人達が知っているのだろう。

政府や電力会社 
任せにしないで
こうしたことを深く知った上で
これからのエネルギーのこと皆で考えて行きたい。


NHKBS20110224 地下深く 永遠(とわ)に ~核廃棄物 10万年の危険~


放射性廃棄物 最終処分場(フィンランド・オンカロ)













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05.15.11:28

原発再稼動しても足りない ・・・関電に批判噴出

05.10.12:35

ドイツ・ルブミンの奇跡 原発の跡地開発


20120505 脱原発に揺れる町~ドイツ... 投稿者 PMG5


NHK BS1「ドキュメンタリーWAVE」より。
原発に依存してきた町が、原発を失った時、どう再生するのか。
ドイツ北東端の小さな町ルブミンは、かつての東独最大の原発城下町。
ドイツ統一後、突然の原発閉鎖で雇用と収入源を失った。
町は広大な原発跡地開発に再生を託し、20年間の試行錯誤の結果、今では、跡地に多くの企業が並ぶ。
一方、原発の解体作業は未だ続き、併設する中間貯蔵施設には今後30年間原子炉容器が置かれたままとなる。
その中間貯蔵施設には、ドイツ中から放射性廃棄物が運び込まれるようになり、町のもう一つの再生の柱、観光産業に影を落としている。
番組では、再生へのルブミンの模索を徹底取材。
原発を脱することの困難さを現地に見る。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
15年たっても続く廃止された原発の除染作業 ドイツ
http://www.afpbb.com/article/economy/2818838/7577881

【8月10日 AFP】3月に起きた東日本大震災による東京電力(TEPCO)福島第1原発事故を受け、2022年までに国内にある原子炉全17基の閉鎖を決定したドイツでは、1990年に廃止された旧東独の原発の処理が現在も続いている。「脱原発」がいかに時間のかかる作業であるかが分かる。

 バルト海沿岸に位置するルブミン(Lubmin)の原発には、旧東ドイツに6基あった原子炉のうち5基があり、1990年に東西ドイツの統一を受けて送電を停止した時点で旧東独の電力の1割を供給していた。

 この発電所にエンジニアとして勤務し、広報も担当していたマルリース・フィリップ(Marlies Philipp)氏によると「ロシアの技術を使った原子炉だが、チェルノブイリ(Chernobyl)とは違う型」だという。廃炉作業は1995年に始まった。

■これまでの除汚費用は4500億円

 除染作業は現在も続いており、これまでにかかったコストは約41億ユーロ(約4500億円)に上る。これには解体作業のコストは含まれていない。フィリップス氏は「解体する資金はないんです」と説明する。

 1989年にベルリンの壁が崩壊した時、この原発には5500人が雇用されていた。うち、定年の年齢には遠かった830人がこの原発で、廃炉処理と除染作業の職を得た。ここでの作業は2013年か2014年まで続く見込みだ。

 作業を始めた時は「実践から学ぶ」状態だったが、経験を積んだことで、西側諸国の原発の廃炉作業を受託できるかもしれないとフィリップ氏は期待を寄せる。

 ルブミンの除染現場を見学する際は、放射線検知器と防護服を身に着けることが義務付けられる。のぞき窓の付いたコンテナの内側から、従業員たちは超高圧水を放水したり、研磨剤を噴射したりして1部屋ずつ除染を行っていた。

■危険な作業だと常に意識

 ひとつの作業チームを任されているウーヴェ・コップ(Uwe Kopp)氏はこう語る。「放射能がただ消えると思ってはいけない。放射性のちりは地面に残るので、これも除去しないといけない」

「3重複写の伝票に記入してからでなければ、たった1個のリベットも外してはいけないことになっています」とフィリップ氏。「とにかく、危険な物質を扱っているということを常に意識させる仕組みになっている」とコップ氏。

 作業員たちは放射能検査の他に金属探知機による検査も受ける。現場は監視カメラに囲まれ、監視犬を連れたガードマンが警備している。

 除染された機械部品は箱にまとめられ、最終的な放射線検査をして、リサイクルか最終処分される。放射性廃棄物はコンテナなどの容器に詰められ、長期保存場所をどこにするか、政府の最終決定を待つ。

■「核の時代」の終焉がもたらす新たな方向

「核の時代」の終わりによって、ルブミンは新たな道を切り開かざるを得なかった。現在は成長分野である再生可能エネルギー、特に風力発電に取り組んでいる。

 ロシアからバルト海を通ってドイツに天然ガスを送るパイプライン計画、ノルド・ストリーム(Nord Stream)は年内に送ガスを開始する見込みだが、この計画のパイプライン2本のうち1本はルブミンの近くを通っているため、原発廃止によるエネルギー供給の減少をある程度は埋め合わせるだろう。

 原発は「経済的な理由と政治的な理由」で閉鎖されたと、フィリップ氏は語る。「私たちはこの原発を誇りに思っていました。西側諸国でわたしたちと同じ仕事をしている人たちも今、同じように感じているはずです」(c)AFP/Aurelia End

04.26.21:47

春の酵素づくり

春の酵素を作ろうと思います!

春の酵素作りは、これからぐんぐんと成長する野草で作ります。3月下旬から5月頃がいいそうです。


春の酵素の材料
タンポポ、ヨモギ、タラの芽、セリ、ツクシ、カンゾウ、オオバコ、スギナ、フキ、ウド、ツユクサ、月見草、ドクダミ、クレソン、クローバー、ミツバ、明日葉、スイバ、レンゲソウ、ナズナ等。

クレソン、クコ、スイバ、ハコベ、カラスのエンドウ、ホトケノザ、蕗、ミントなどもいいそう。
明日、畑に摘みに行こう!

酵素の作り方

いよいよ手作り酵素を作ります。準備するものは、春も秋も共通で同じです。

準備するもの

市販の漬物用の樽などの容器(大きさは漬ける重さによって決めてください)、大きなザル(材料を洗うとき、水切り、絞るときに使います)、まな板、包丁、はかり、白砂糖(材料の重さに対して1.1倍。3kgなら3.3kgの砂糖を使います)

手順


使う材料を素早く水洗いします。材料があまり空気に触れないようにしましょう。

1~2cmに、細かく材料を切ります。刻んだあとの重さを正確に測ります。洗ったあとについている水の重さも入れましょう。容器の重さはあらかじめはかっておきます。

樽に刻んだ材料と砂糖を入れ、よく混ぜ合わせます。これまでの工程は、酸化を防ぐためにも素早く行いましょう。手に傷などがあると雑菌が入って失敗のもとになりますので、ゴム手袋などをつけましょう。

容器の上に新聞紙などを置き、かるくフタを乗せます。密封すると、生きた酵素のせいで樽が膨張してしまいますので、軽く置く程度にし、風邪通しの良い場所に樽を保管します。直射日光は避けましょう。

5~6日の間、毎日手で樽の中を混ぜ合わせます。手はよく洗って乾かしてからにしましょう。手に傷がある場合はゴム手袋を使用しましょう。
1~2日目は、底に砂糖が沈んで硬くなっていますので、指を痛めないように気をつけなければいけません。

5~6日、かき混ぜながら漬け込んだら、次は絞る作業です。大きなザルやタマネギが入っているネットが便利です。熱湯消毒しておきましょう。

容器に絞りあがった酵素を入れて出来上がりです。ここまでの工程で、雑菌が入らないように注意しなければいけません。保管場所は、冷暗所に常温で保管しておきましょう。春に仕込んだ酵素は秋までに、秋に仕込んだ酵素は張るまでに飲みきれる量を作るようにしましょう。

参考HPです。
http://www.kousoseikatsu.com/make/homemade.html
http://furafura.cocolog-nifty.com/kazenotayori/2012/04/post-2a41.html


04.25.22:14

京都に油田紙ゴミが奇跡の燃料に!

ごみから燃料なんて発酵の力、凄いです!


夢の扉+4月22日放送【京都に油田紙ゴミが奇跡の燃料に】の詳細情報です。
◎ナレーター:中井貴一
◎ドリームメーカー:山田一男(京都市役所技術職員)




■ごみで都市を油田に!…京都市役所技術職員・山田一男(49歳)

『ただゴミを燃やすだけではもったいない!そこにエネルギー資源が眠っている』

原発事故以降叫ばれるエネルギー危機。今夏の電力不足への懸念も高まる。
この天然資源が少ない日本で、家庭から出る紙ゴミから、ガソリンの代替燃料となる
バイオエタノールを生み出す次世代バイオ技術を活用した“都市油田発掘プロジェクト”が
動いている。

その画期的な試みを先導するのは、京都市役所の職員・山田一男(49歳)だ。
山田は廃棄物処理一筋27年の“ゴミのプロ”。公の事業として一般ゴミから
バイオエタノールを製造するのは世界初の試みとなる。

バイオエタノールは、主にトウモロコシやサトウキビといった穀物から作られるが、
国土の狭い日本では、食物資源からのバイオエタノール製造は難しい。
しかし、山田のチームが取り組むバイオ燃料の資源は、毎日出るゴミで、
資源を安定して供給でき、木材から作られる紙ゴミには、バイオエタノール製造に
欠かせない糖分が多く含まれ、生ゴミよりもかなりの生産量が見込めるという。

“都市が油田になる”という夢のようなプロジェクト、この4年越しの挑戦を
大阪の日立造船エンジニアリング部が技術面でサポートしている。

だが、そこには大きな壁がある。バイオエタノールの製造過程で発酵が行われるが、
過去に紙ゴミの発酵を可能にする酵母は開発されていなかった。そこで山田のチームは、
熊本大学の発酵学の権威・木田建次教授に開発を依頼。教授は2年がかりで、ゴミの中の
細菌にも負けない「スペシャル酵母」を生み出し、“都市油田発掘プロジェクト”は、
産官学が連携し前進していった。

そして、ついに紙ゴミから作られた初めてのバイオエタノールの抽出日を迎えた。
うまくいけば、1トンのゴミから約60リットルのバイオエタノールが作れるという。

山田は、京都の世界遺産で、バイオエタノールの意外な活用法を思いつく。
それは、春夜を彩る二条城をライトアップする「灯篭」。果たして、紙ゴミから生まれた
バイオエタノールを使って、古都に灯はともるのか?番組は密着したが、見事成功、
“都市油田発掘プロジェクト”は本格的な実用化に向け、大きな一歩を踏み出した。

04.18.23:13

山本太郎×田中優★トークセッション

04.18.20:28

関電京都支店前ハンストリレー座り込み


byebyegenpatsuのメーリングリストで情報を頂きました。
皆さんの行動に頭が下がります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

使い捨て時代を考える会

吉永です

今日は30~40人の方に来ていただき感謝いたします。
マスコミもたくさんきました。
今日の6:10からのNHKニュースにも流れます。
是非ご覧ください

明日から、泊原発が止まる5月5日を目安に
関電営業時間内(9:00~17:00)まで座り込みをおこないます。
(今週土・日は行わない・GW中は行う予定)

少しの時間でもかまいません
ぜひ、みなさん一緒に座り込みをやりましょう♪




使い捨て時代を考える会は2012/4/18に関西電力京都支店に「電力節電」のための市民集会を共催するよう要請した。その回答があるまでリレー式ハンストを同店前で続­ける




東京・霞ヶ関の経済産業省前にテントを設置し「脱原発」を訴えている市民らが17日、関西電力の大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼動に抗議し、集団ハンガースト­ライキを開始した。
 
この日、ハンスト入りしたのは約10人。数日から1週間程度で交代しながら、現在唯一かどうしている北海道電力泊原発3号機が定期検査に入る5月5日までの19日間、続け­られる。この日は、衆議院議員の服部良一(社民党)もハンスト入りした。
 
呼びかけ人の一人、淵上太郎さんは、「どうしても5月5日を原発ゼロでむかえたい」と発言。また、福島から駆けつけたの黒田節子さんは「福島は今でも被曝している。再稼動­は絶対阻止したい」と訴えた。
 
福井県庁ロビーにて、3月25日から1週間ハンガーストライキをしていた明通寺(福井県小浜市)の住職・中島哲演さんも駆けつけ、「福島の子どもたち、日本全国の子どもた­ち、世界の子どもたち、後からやってくる者たちのために、再稼動を許すことなく、原発ゼロの日をむかえることは、大人たちがプレゼントできる最高の贈り物になる」と訴えた­。
 
すべての原発が止まるのは、日本原子力発電東海原発が1969年8月に定期点検を終えて営業を再開して以来、42年ぶりとなる。
 
経産省前テントひろば
http://tentohiroba.tumblr.com

04.17.18:36

エネルギー自給、輸出村

http://d.hatena.ne.jp/masashi50/20110505/1304582585
幸せに生きる環境学(フライブルクにて)より 転載

エネルギー自給、輸出村

 今日は前回のシェーナウに引き続き再生可能エネルギーに関するドイツ市民の活動の紹介をしたいと思います。
フライブルクの北約25kmに位置する人口約4200人の村フライアムト(Gemeinde Freiamt)は、1997以来、再生可能エネルギー源を使ったエネルギー供給への道を歩き始め、現在村のエネルギーを自給自足しているばかりか余剰発電した電力を村外に輸出しています。2008年にはドイツソーラー賞を受賞しています。

 フライアムトでは毎年約1400万kWhの電力を再生可能エネルギー源によって発電しています。
約200万kWhがこの村の需要以上に供給されていることになります。

約200個の太陽光発電施設は約2,600kWpの発電能力があり、太陽光発電施設はさらに増え続けています。

4つの風力発電機はそれぞれ出力1,800kWがあります。
この風力発電機の建設は1997年に設立された「フライアムトで風力発電機を促進する会 (Verein zur Förderung der Windenergie in Freiamt)」によって推進されていきます。
この会は風向、風速を測る塔建て調査しました。
この調査の結果は風力発電機設置にとても好ましいものだったので、1999年秋に2基の風力発電機の建設を申請しました。
2000年にこのプロジェクト実現のためにFreiamt Windmühlen GmbH & Co. Beteiligungs KGという合資会社を設立し、約150人の共同出資者が参加しこの風力発電機2基が建設されました。
その後2基の風力発電機が建てられ現在稼働中のものは4基になります。

フライアムトには水力発電機もあります。
4つの小規模水力発電施設は2つの製材所と1つの水車で製粉するパン屋さんで使われており(製粉時はうすの動力に、製粉で使用しない時に発電タービンに接続)、過剰発電分は売電されます。

さらに2つのビオガス暖房、発電施設があります。
2002年に340kWの発電出力を持った(熱出力540kWで)一基目が、2007年に190kWの発電出力のビオガスコージェネレーション施設が建てられました。
この一期目は以前酪農家であったInge ReinboldさんがBSEと豚肉価格の下落によって農業経営が厳しくなり、電気技師であたった息子の勧めによって設置しました。
Inge Reinboldさんは言います。「以前とそんなに変わっていないんですよ。
以前牛たちに与えていた農場のトウモロコシ、穀物、牧草を今ではバクテリアに与えているんです。」この2つのビオガス施設は、発電すると同時に発電時に出る熱も温水として家庭に送られ、使用されます。
700mの配温水管が敷かれ、それを通して約80℃の温水が家庭では70℃で得られるようになっています。
このビオガス発電の原料はトウモロコシや牧草、家畜のふん尿なのですが、これらを近くの農家からもらい、その代わりに、ガス発生後にできる堆肥を農家に渡します。
農家は家畜のふん尿の処理が出来さらに堆肥をもらえ、発電施設では原料を譲り受けることが出来るのです。たくさんの木質チップを使った暖房設備がありますが、この原料である木材はフライアムトの森から得られる間伐材などを利用しています。
酪農家の所有する森などから得られる“廃材”を木質チップにし自分の家の暖房に使い、余ったチップは売られます。
面白い熱の利用方法もあります。フライアムトは酪農業が盛んです。酪農家は牛乳を出荷する時に約32℃から4℃まで冷やしますが、この“排熱”を捨ててしまわず利用しようというものです。
熱交換器という装置を使い(60℃の)温水を得ることが出来るのです。

 フライアムトのようなエネルギー自給、輸出村の成功は再生可能エネルギーが環境にやさしいだけでなく、市民に実益をもたらすことを示しています。
市民は他のエネルギー源に頼ることなく自分の家の屋根に降り注ぐ太陽エネルギーや山にふく風を利用して自分たちの生活に必要なエネルギー(電力や熱)を作ることが出来るのです。
価格の変動が激しい石油などからの影響が少ないだけでなく、このような燃料を遠いところから買う必要が無くなります。
さらにこれらの再生可能エネルギー電力は高く売ることが出来るので(ドイツでは既に全量固定価格買い取り制度があり発電した電力を売り、それより安値の電力を買っています。日本では2012年から実施の方向)設備投資など諸経費を返済すれば利益も上がるわけです。
このような魅力が大きかったことが市民の運動を後押しし、環境意識と相まって成功したのだと思います。
日本でもこの全量買い取り制度が決まれば、現在の脱原発の流れと相まって大きな市民運動の流れになるのではないでしょうか?
前回紹介したシェーナウの電力供給会社EWSの市民活動と共に日本の未来の明るいエネルギー政策のヒントとなればと思っています。

04.17.18:06

シェーナウの想い

ドイツ、黒い森(シュヴァルツヴァルド)の街、シェーナウ。どこにでもあるような、静かで穏やかで、皆が顔なじみの美しい街。

1986年、ウクライナのチェルノブイリで起った悲劇を発端に、穏やかなシェーナウの人々の暮らしは一変します。チェルノブイリと同様、近くに原発を臨むこの街で、子ども­の未来に不安を持つ親たちが集まり、住民運動を始めたのです。

「原子力のない未来を求める親の会」。かれらの最初の活動は、小さなテントをたてて情報センターにし、放射線物質を防ぐための生活情報を発信することでした。何を食べてよ­くて、何がだめなのか。被ばくによって何が起るのか。その危険は、私たちのすぐ近くの原発からも、もたらされるのでは?

彼らはまた、チェルノブイリ村の人々——とくにその子どもたちをほおっておくことができませんでした。被ばくした子どもの癌検診のためにと資金を送り、さらに村の子どもた­ちをシェーナウの森に招待しました。彼らはチェルノブイリの子どもたちに伝えたかったのです、「シェーナウは、あなたたちを忘れない。ずっとあなたたちの側にいる」と。

それは、原子力と闘うことを意味していました。

原子力のない未来を願う親たちの、小さな住民運動は、やがて電力革命を巻き起こし、ついにドイツの電力史を塗り替えます。これはそのシェーナウの人々の思いを綴ったドキュ­メンタリーです。

シェーナウの電力網を握る「ラインフェルデン電力」。シェーナウにはこの発電所に頼る以外に、電力を得る手段が一つもありませんでした。

「原子力のない未来を目指す親たちの会」のメンバーはこのモノポリ会社に、「脱原発」、「自然エネルギー発電への転換」そして「電力を消費すればするほど安くなる料金プラ­ンを見直すように」と訴えるのですが、冷たく門前払いされてしまいます。この巨大会社の関心は、とにかく安く発電し、それをできるだけ多く売りさばくことにしかなかったの­です。

「原子力と闘う——それは、国の巨大モノポリと闘うことなのだ・・・」

どうしようもない無力感が、彼らを襲います。しかしその先に湧いた怒りが、子どもを持つ親たちを動かしました。彼らは「原子力による電力をなるべくつかわない」という方法­でラインフェルデンに抵抗の意思を示そうと、町を挙げての節電キャンペーンを実施。たった一年で、街全体で10%の節電効果をたたき出します。

この効果に力を得た彼らは、「シェーナウを自然エネルギーで生きる街にしよう」とさらなる夢を描きます。

1991年。ラインフェルデン電力との独占契約の継続更新を4年後にひかえていたこの年、シェーナウの町議会は、ラインフェルデン電力から100,000マルクのお金と引­き換えに一つの提案を受けます。「4年後をまたずにいま、今後20年間の電力供給について早期の独占契約を結ばないか。」100,000マルク?——小さな街の議会は湧き­ました。

それはしかし住民グループにとって「脅迫」以外の何者でもありませんでした。こんなお金で、シェーナウはまた原子力に依存する道を選ぶのか?彼らは必死に100,000マ­ルクをかき集め、それを全て議会に寄付し、早期契約に反対をとなえました。

しかしたとえ早期契約の話が4年後に流れても、ラインフェルデン電力が独占企業である限り、4年後、街は結局また契約更新をするしかないのです。原子力エネルギーに頼り続­ける生き方はもうあり得ない、しかしラインフェルデン電力の他に一体誰がシェーナウに電力を供給できるというのだろう?

彼らの出した答えは、「それなら、自分たちで電力網(グリッド)を買い取ってしまおう」というものでした。

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原子力のない未来を願う親たちの、小さな住民運動は、やがて電力革命を巻き起こし、ついにドイツの電力史を塗り替えます。これはそのシェーナウの人々の思いを綴ったドキュ­­メンタリー。


http://d.hatena.ne.jp/masashi50/20110502/1304346498








友達から以下の案内を頂きました。
観に行こうと思います!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

映画「シェーナウの想い」
~自然エネルギー社会を子どもたちに~
 上映会&講演会

日時:2012年5月13日(日)
開演9:30~
上映会 10:00~11:00
講演会 11:10~11:50
講師   朴 勝俊(関西学院大学准教授)
会場   ひと・まち交流会 京都
      3階 第4会議室

参加費 組合員 300円
      組合員外 500円

申し込み締め切り 5月10日

申し込み先
コープ自然派組合員サービスセンター 0120-408-300
    携帯  088-603-0080
受付 月~金 9:00~18:00

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

04.16.17:29

永続地帯 - Sustainable Zone

食とエネルギーの自給自足を実現している所が既にたくさんあること
知りました。
素晴らしいですね!
今後いろいろ調べてみたいです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
http://sustainable-zone.org/

「永続地帯2011年版報告書」(確報版)の公表について

2011年12月28日


千葉大学倉阪研究室 + NPO法人環境エネルギー政策研究所

 千葉大学倉阪研究室とNPO法人環境エネルギー政策研究所は、日本国内の市区町村別の再生可能エネルギーの供給実態などを把握する「永続地帯」研究を進めています。
 今般「永続地帯」研究の最新結果(2010年3月現在)を「永続地帯2011年版報告書」としてとりまとめました。この確報版では、バイオマス熱利用と林業部門のエネルギー需要を集計対象に加えました。その結果、域内の民生・農林水産用エネルギー需要を上回る量の再生可能エネルギーを生み出している市区町村(「100%エネルギー永続地帯」)は、2010年3月段階で52市町村あることがわかりました。
 また、2009年11月に太陽光発電にかかる余剰電力の固定価格買取制度を導入したことにより、2009年度に太陽光発電が36%増加した一方、再生可能エネルギー供給量全体(バイオマス熱利用除く)の増加率は4.2%にとどまっていることがわかりました。増加傾向にない再生可能エネルギー種(小水力、地熱、太陽熱)が、日本の再生可能エネルギー供給の63%を占めることがわかりました。
 また、100%エネルギー永続地帯市区町村に関して食糧自給率の試算を行った結果、100%エネルギー永続地帯である市町村の中で、28の市町村が、食糧自給率でも100%を超えていることがわかりました。これらの市町村は、住み続けるために必要なエネルギーと食糧を地域で生み出すことができる市町村であり、「永続地帯」市町村といえます。

永続地帯市町村一覧 †
•北海道(5)磯谷郡蘭越町、虻田郡ニセコ町、苫前郡苫前町、天塩郡幌延町、有珠郡壮瞥町
•青森県(3)西津軽郡深浦町、上北郡六ケ所村、下北郡東通村
•岩手県(3)八幡平市、岩手郡雫石町、岩手郡葛巻町
•宮城県(1)刈田郡七ケ宿町
•秋田県(1)鹿角市
•福島県(3)南会津郡下郷町、河沼郡柳津町、石川郡古殿町
•群馬県(2)吾妻郡嬬恋村、利根郡片品村
•富山県(1)下新川郡朝日町
•長野県(2)南佐久郡小海町、下水内郡栄村
•熊本県(4)阿蘇郡小国町、上益城郡山都町、球磨郡水上村、球磨郡相良村
•大分県(1)玖珠郡九重町
•鹿児島県(2)出水郡長島町、肝属郡南大隅町

04.16.07:45

小水力発電のシンポジウム


小水力発電のシンポジウムでは、お手伝いで受付けをさせてもらいました。

大原里づくり協会の和田野さん、関東方面から京都に避難して来られたMOGUさん一家、脱原発の事で活発に動かれているジャーナリスト守田敏也さんはじめ、200人ぐらいの参加でした。

茨城大学教授、全国小水力利用推進協議会の理事の小林久先生は水力発電の歴史発電方法や地域のかかわり、採算性のお話をして頂きました。
http://www.mizu.gr.jp/images/main/kikanshi/no39/mizu39.pdf
冊子「小水力の底力」に小林先生の記事が載ってます。

その後は各地域で取り組まれている方々の発表の時間がありました。

いなべ市で行われる工業高校生による、「小水力発電アイデアコンテスト」の主催者のお話。
http://mph-contest.org/2012/04/post-6.html

立命館の学生さんによる
「時は今だプロジェクト」の取り組み
http://tokiima.blogspot.jp/

富山小水力利用推進協議会
http://t-water.org/

岡山小水力利用協議会 堤孝雄さん
http://okayama-water.jimdo.com/

徳島小水力利用推進協議会 森英雄さん
http://t-water.info/wordpress/

高知小水力利用推進協議会 菊池豊さん
http://sites.google.com/site/kochishp/

熊本小水力  兼瀬哲治さん(村長)
http://www.kuma-ontai.jp/page0114.html
兼瀬さんの地域の宝を見つけ、活かすという取り組みに感銘しました。素敵な村長さん!
先人の遺産を生かす「棚田発電」土地改良区が農業用水を、村役場が砂防堰堤を活用
http://te-kanese.jugem.jp/?cid=1

鹿児島小水力利用推進協議会  髙﨑満さん
http://j-water.blogspot.jp/2011/11/blog-post_2193.html

美山里山舎 ピコ水力発電
http://satoyama-sha.com/pg369.html
美山水力サイバースポット体験
http://satoyama-sha.com/cn38/pg626.html

伸ちゃんが手を上げて質問した、
「産・学・官が一体となって、小水力発電を進めている事例がありますか?」の問いに小林先生が答えてくれた事例2件

小林先生の関わった都留市の小水力発電の取り組み
http://www.city.tsuru.yamanashi.jp/forms/info/info.aspx?info_id=2681

桐生市の群馬大学、市、鉄道、観光手を組んだ
小水力の取り組み
http://www.city.kiryu.gunma.jp/web/home.nsf/0/5abb3d12b9893cc24925778b001f28bb?OpenDocument

京都 嵐山でのミニ水力発電実現に動いたお二人に出会いました。今後、親交を深めて行こうと思います。
http://www4.ocn.ne.jp/~cef/arasiyama.pdf

太陽(おひさま)の恵み三方よし商品券 の仕組みを考えた中川さん橋本さんとの出会い。(私たちの後ろに座っておられた)
http://blogs.yahoo.co.jp/hose_solar/25920466.html
http://www.asahi.com/areanews/shiga/OSK201106040144.html

大変有意義なシンポジウムでした!!

04.13.02:45

「関西でも小水力発電を!」公開シンポジウム



当日お手伝いに行きます。
ご興味のある方は是非いらして下さいね!

04.13.01:50

高山市 國島芳明市長の決断


高山市 國島芳明市長


ようこそ市長室へ

  東日本大震災の被災地で、多量に発生したガレキの広域処理が問題となっています。岐阜県知事に国から文書で要請があるとともに、先日は環境省主催の説明会も開催されました。この他、市民の皆さんからもたくさんの意見やお問い合わせをいただいており、早期に高山市の方針を皆さんにお伝えする必要があると考えました。
結論から申せば「ガレキの受け入れはできません。」ということになります。

  「被災地の皆さんがガレキの処理で困っているのであれば、同じ日本人として苦労を分かち合う意味でも全国の市町村が協力してガレキ処理を進めるべき」という意見がたくさんあることは承知しておりますし、個人的には賛同する部分もあります。
しかし、ガレキの処理を進めるためにはいくつかの問題があり、受入れできないと決断するに至りましたので、その理由をお話しいたします。

  一つには放射能を拡散させてはならないということです。処理するガレキに含まれる放射能を完全に測定することが困難なうえに、広域処理を行おうとしているガレキやその焼却灰の放射能の基準は、国際的にみると低レベル廃棄物として厳重に管理しなければならないものなのです。「放射能汚染されている物質を移動させたり、汚染されていない物と混ぜて希釈してはならない」という国際合意にも反することとなり、市民の安全安心を守る市長の立場としては、ガレキの広域処理は行ってはならないと考えています。

  次に、ガレキの広域処理は税金の使い方として効率的ではないと思われるからです。被災地の一日も早い復旧復興を願わない人はいません。そのために税金を使い公共事業として、また補助金として被災地を支援することは当然のことです。ただし、使われる税金はできる限り被災地に留まるお金として使う必要があるのです。
被災地では多くの人が職を失い、補償金や義援金で先の見えない不安な生活を余儀なくされています。被災地で生活を続けていくための大きな条件の一つが、経済的基盤の確立です。地域のまちづくりや経済の活性化のために、ガレキ処理は被災地で行いたいと希望している自治体があるのです。ガレキ処理が被災地の皆さんの収入となり、地域経済の活力となる方法はたくさんあるはずです。ガレキ処理に使われるお金が被災地に留まり、その地域で循環することはとても大切なことだと考えており、ガレキ処理は被災地で行うことが税金の使い道としては最も効率的と考えています。

  様々なご意見があろうと思いますが、ぜひともご理解いただきますようお願いいたします。



                                   平成24年3月28日

http://www.city.takayama.lg.jp/mayors_office/index.html


04.12.23:52

野田総理と枝野さんへ送った手紙

先程、野田総理にお手紙を書きました。
今日国会中継を見ていて野田総理に共感した部分があったからです。
総理として頑張って頂きたいという気持ちを込めて書きました。
首相官邸のご意見募集欄から投稿させていただきました。
https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

いつもご尽力をありがとうございます。

今日は国会中継を拝見いたしました。
野田総理の意向が自民総裁の方に伝わらず、
話が進まずにいて本当に大変そうでした。
日本を良くする為にどうすればいいのか、
考えややり方は違っても他の党の方々も同じテーブルについて
とことん意見を出して頂き、
私たち国民も納得していける方法をとって頂きたいです。
大変だと思いますがどうぞ宜しくお願いします。

今まで社会を支えてきて来て下さった私の周りの年配の方たちも
政治家の皆さんと同じように経済、経済と仰います。
でも私は経済が人を幸せにする…?本当かなって思います。
私たちの世代の考えは違います。
お金の奴隷として使われるような経済は私はいりません。

日本に豊富にある資源でエネルギーを自給する技術を開発したり、
エネルギーを効率よく使う品物を生んだり、
山を守り木を育て国産の木で家を建て、
生産者の顔の見える安心安全な食材を作る生産者を応援し、
自給率があがるような仕組みを設けるなど
海外に出ていくお金を出来るだけ減らして、
日本の国でお金を循環させれば、
お金だけでなく喜びの循環が起こり、
十分豊かでみんなが幸せに暮らせる社会になるのではと思ってます。
それだけの豊かさのポテンシャルは日本にはあると感じます!

TPPについて、私は疑問があります
TPPに入ると国は一次産業を守ることなく、
海外から安い品物がどっと入ってくるようになるので、
ここ数十年の日本の文化になってしまった安い使い捨てのものばかりを買うことが
さらに加速し、またお金が外にどっと流れてしまう。
海外の安い品物は安い給料で働かされている人達の犠牲により成りたつ物ですよね。
日本は安いものが買えていいようだけど、日本の品物は高くて売れにくくなり、産業や技術が廃れていって気が付いたら何も残っていないというような貧しい国になってしまうと思います。
だから私はTPPに入ることは断固反対意見です。
モンサント社の種と農薬も同じ社会構造を引き起こすので絶対反対です。

放射能瓦礫の広域処理は世界的な視点では異常な行動だそうです。
日本の国土を清浄に保つことを一番に考えておられないのがおかしいです。
どうしてもそのような政策を押し進められるなら、他の理由を考えます。
利権がらみ、TPPの導入の道筋。
TPP加入が結びつくとするなら、こんなに酷い話はないなって思います。
私たち国民はもう騙されませんし、自分の目で観、自分の耳で聞き、自分の頭で考え、
自分の心の声を信じ、発言し、行動します。
そうした目覚めた人たちはどんどん増えています。

原発の再稼働も止めて下さい。原発は誰かが犠牲の上でしか成り立たない過去の技術です。
原発の代わりに自然エネルギーの開発や仕事をその地域で起こしてあげて下さい。
ガレキ処理もお金を別の場所にばらまかず、現地の皆さんの仕事となるようにして下さい。
経済という数字の上では無く、本当の幸せを私たちに与えて下さい。
野田総理が持たれている本来の日本人の精神性を発揮して下さること期待しております。
諦めずに日本の明るい未来の実現に向けて!
どうぞ宜しくお願い致します。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

この後、枝野さんにもお手紙を書きました。
伝えたいことは同じなので文は変えていません。
枝野さんへのご意見・ご感想フォームから投稿しました。
http://www.edano.gr.jp/inquiry/inquiry.html


いつもご尽力をありがとうございます。

日本を良くする為にどうすればいいのか、
これまでの慣習や勢力に負けずに
枝野さんご自身の嘘の無い魂からの
声をお聞きしたい気持ちでいつも
枝野さんが出られる報道を観させて頂いています。
これからも枝野さんのご家族や近しい友人の皆さん、
私たち国民の真の幸せを実現する
政策をお願いいたします。
日本が大きく変わった震災以降、
枝野さんは私たちが想像を越えた大変な日々を過ごされていると思います。
でも、枝野さんのだからこそ授かったお役目なのですね。
どうぞ宜しくお願いします。

今まで社会を支えてきて来て下さった私の周りの年配の方たちも
政治家の皆さんと同じように経済、経済と仰います。
でも私は経済が人を幸せにする…?本当かなって思います。
私たちの世代の考えは違います。
お金の奴隷として使われるような経済は私はいりません。

日本に豊富にある資源でエネルギーを自給する技術を開発したり、
エネルギーを効率よく使う品物を生んだり、
山を守り木を育て国産の木で家を建て、
生産者の顔の見える安心安全な食材を作る生産者を応援し、
自給率があがるような仕組みを設けるなど
海外に出ていくお金を出来るだけ減らして、
日本の国でお金を循環させれば、
お金だけでなく喜びの循環が起こり、
十分豊かでみんなが幸せに暮らせる社会になるのではと思ってます。
それだけの豊かさのポテンシャルは日本にはあると感じます!

TPPについて、私は疑問があります
TPPに入ると国は一次産業を守ることなく、
海外から安い品物がどっと入ってくるようになるので、
ここ数十年の日本の文化になってしまった安い使い捨てのものばかりを
買うことがさらに加速し、またお金が外にどっと流れてしまう。
海外の安い品物は安い給料で働かされている人達の犠牲により成りたつ物ですよね。
日本は安いものが買えていいようだけど、日本の品物は高くて売れにくくなり、産業や技術が廃れていって気が付いたら何も残っていないというような貧しい国になってしまうと思います。
だから私はTPPに入ることは断固反対意見です。
モンサント社の種と農薬も同じ社会構造を引き起こすので絶対反対です。

放射能瓦礫の広域処理は世界的な視点では異常な行動だそうです。
日本の国土を清浄に保つことを一番に考えておられないのがおかしいです。
どうしてもそのような政策を押し進められるなら、他の理由を考えます。
利権がらみ、TPPの導入の道筋。
TPP加入が結びつくとするなら、こんなに酷い話はないなって思います。
私たち国民はもう騙されませんし、自分の目で観、自分の耳で聞き、自分の頭で考え、
自分の心の声を信じ、発言し、行動します。
そうした目覚めた人たちはどんどん増えています。

原発の再稼働も止めて下さい。
原発は誰かの犠牲の上でしか成り立たない過去の技術です。
原発の代わりに自然エネルギーの開発や仕事をその地域で起こしてあげて下さい。
ガレキ処理もお金を別の場所にばらまかず、現地の皆さんの仕事となるようにして下さい。
経済という数字の上では無く、本当の幸せを私たちに与えて下さい。
枝野さんが持たれている本来の日本人の精神性を発揮して下さること期待しております。
諦めずに私も祈り、出来る事をします。
日本の明るい未来の実現に向けて!
どうぞ宜しくお願い致します。

(野田総理にも、枝野さんへと同じエールの気持ちでお手紙させていただきました。
心から応援しております!)


04.12.11:43

震災がれき広域処理の真実 石川栄一さん


瓦礫とTPPの関係についてメーリングリストでお知らせ頂いて、なるほどと思いましたので記載させて頂きますね。

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震災がれき広域処理の真実

ガレキ拡三散の真の目的とその黒幕について
2012年3月27日
元北海道大学 文科省学技官 石川栄一

私は、生まれも育ちも生粋の道産子です。
この度の札幌市長の「ガレキ受け入れ拒否」について、強く支持すると共に、安心しているところです。
東日本大震災の被災地のガレキは、各方面で問題になっているように「助け合い」や「絆」といった綺麗事ではなく、利権やTPP問題などと深く結びついていると思います。

利権だけを取り上げますと、原発交付金(電源三法交付金)と共通するところもあります。原発誘致の道や県そして周辺市町村には、億単位の巨額の原発交付金が交付されますが、それ以外の市町村には交付されません。
野田内閣の要請に応じて、市町村がガレキを受け入れれば、通常のガレキ受け入れよりも、莫大な補助金を受け取れるかもしれません。

参考までに、東京都のガレキ処理は、東京電力が95%株式を持つ「東京臨海リサイクルパワー」が請け負っています。これを「マッチポンプ」と呼んでいます。
また、静岡県島田市の場合ですが、元々桜井勝郎島田市長は「桜井資源株式会社」の社長で、今も親族が社長を務める同族会社です。
桜井勝郎市長は、被災地のためではなく、親族の私腹を肥やすためにガレキを受入れていると指摘されても仕方がないと思います。

しかし、今回のガレキの拡散には、他に【重要な目的】があると、私は考えています。それはTPP参加の問題です。
その理由は、もし北海道の市町村がガレキを受け入れ、ガレキを焼却処理したことで排出される「放射性焼却灰」により農地が汚染されますと、北海道の農業や酪農そして漁業など、一次産業が甚大な影響と大きなダメージを受けることになるでしょう。

野田政権の目的は、「実害」でも「風評被害」でも、北海道を初め、全国の一次産業がダメージを受ければ、TPP参加に対する反対勢力の力を弱めることが出来ます。
そのように極端に考えなければ、北海道から沖縄の果てまで、放射性物質が付着したガレキを拡散する必要がないからです。

この度、上田札幌市長が、「ガレキ受け入れ拒否の理由」の中でも申しているように、放射性物質が付着したガレキを移動させたらいけないと思っています。
また、放射性ガレキの移動は、国際的にも行わないことが常識になっています。
本当に安全なガレキであれば、被災地の防潮堤に利用したり、三陸沖に埋め立てるなど、現地で幾らでも処理することができます。さらに被災地の雇用の促進にも繋がるでしょう。

私は、野田内閣が進める「ガレキ拡散」の黒幕として、TPPへの参加を強く唱えている経団連と政財界の有力者らであると思っています。
元・経産官僚の高橋はるみ知事のガレキ受け入れで、北海道の農地に、多かれ少なかれ死の灰(放射性焼却灰)が降り注ぎます。
結果的に、北海道の一次産業がダメージを受ける事になるでしょう。
しかし、黒幕にとっては、「実害」でも「風評被害」でも、第一次産業の反対勢力にダメージを与えて力を削ぎ、「TPP参加への目的を達成」できれば、第一次産業など、どうなっても良い事なのです。

このように、権力者が反対勢力を潰すことは、過去に、いくらでも、例がありました。
例えば、国のエネルギー政策を石炭から石油に切り替えた結果、石炭産業が潰され、また原発推進のために、反対勢力である各種団体や学生組織、労働組合などの団体が潰され、あるいは縮小されてきました。
私は北海道に限らず、日本全国で、ガレキ受け入れに拒否して頂き、第一次産業を守らなければ、食糧自給率が0パーセントになると危惧しています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今日は国会中継を見ていて野田総理や自民総裁というトップの政治家たちは自分たちの生き残りの為の戦いで必死に見えました。
日本がどうすればもっと良くなるか!気持ちをひとつにして欲しい。
方法論の議論はいっぱいすればいいと思うけど、そこに行くまでの低次元低レベルの感情的な言い争いのような会議にがっかりして、憤りを感じました。
政治の世界に日本人の精神性を見る事は出来ないのかな?

経済、経済と今まで社会を支えてきて来て下さった年配の方たちは仰います。
経済が人を幸せにする。
本当?
お金の奴隷たれという経済は私はいりません。
エネルギーを自給し、国産の木で家を建て、食の自給率を上げるなど外に出ていくお金を減らして、日本の国でお金を循環させれば、十分豊かでみんなが幸せに暮らせる社会になるのではと思ってます。それだけの豊かさのポテンシャルは日本にはあると感じます。
TPPに入ると国は一次産業を守ることなく、海外から安い品物がどっと入ってくるようになるので、日本人は安いものばかりを買い、またお金が外にどっと流れてしまう。
安いものが買えていいようだけど、日本の産業や技術が廃れていって気が付いたら何も残っていないというような貧しい国になってしまうと思います。
だから私はTPPに入ることは断固反対意見です。
瓦礫とTPP加入が結びつくとするなら、こんなに酷い話はないなって思います。
全国民に皆さん、まんまと騙されずに、自分の目で観、自分の耳で聞き、自分の頭で考え、自分の心の声を信じ、発言し、行動しようよ!
そう叫びたいです。

http://luna-organic.org/tpp/tpp-3-1.html
TPPが解り易く載っているHPです。

04.07.21:51

瓦礫の受け入れだけは、NO と言って下さい。

バイバイ原発のメーリングリストでお知らせ頂きました。
http://numayu.blogspot.jp/2012/04/blog-post_5895.html
ぬまゆさんのブログから******************

ぬまゆさんは3.11後も福島の南相馬に残り、飼い主の居なくなったペットたちの
お世話をされていましたが、去年の秋頃から体調が急激に悪くなられました。
でも、現状を知らせるために一生懸命ブログを書いてくださっています。

以下ブログから転載**************

2012年4月3日火曜日

福島県の 「 母親 」 たちからの 声 です。

福島県の 「 お母さんたち 」 からの メッセージです。

「 他県の みなさま、どうか、【 瓦礫の受け入れ 】 だけは、NO と言ってください。

真実は、後から知らされても、もう 遅いのです。
わたくしたちの 哀しみを、無駄にしないでください 」

福島県の お母さん方の 80% は、このように思っています。

日本中を、汚染したくない のです。
いざという時に、 自分たちの 「 子ども 」 を 避難させられなく なります。

どうか、 瓦礫の受け入れだけは、NO と言ってください。

被災2県 ( 岩手県 ・ 宮城県 ) の人々も、 同じようなことを言っています。

NHK だったかで、 統計 を とりました。
80%  以上 の 住民は、

「 自分たちの県で 出た 瓦礫 は、自分たちで 処理すべきだ 」 と、回答しています。

福島県は、「 中間処理施設」 を つくって、埋めなければならない のですが、いまだに、着工すらしていません。

岩手県 ・ 宮城県 に、 他県に つくる予定の 「 立派な 焼却場 」 を 建ててくだされば、済むことです。
そこから、 雇用も生まれるのです。

「 被災 3県の 声 」 を 、 どうか、しっかりと聴いてください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2012年4月5日木曜日


被災地の 「 瓦礫 」 広域処理 など、決してさせないでください。

わたくしは、二週間ほど前に、ニュースを見ました。

ニュース は、「 CS 日テレニュース 24 」 だったか、NHK だったか ・・・覚えていませんが、この目で、はっきりと 確認しました。

被災3県の 80%以上の方々は、「 瓦礫の 広域処理 」 など、望んでおりません。

『 自分の県で 出た 「 瓦礫 」 は、自分の県で 処理したい 』 と、考えている方々がほとんどです。

理由は ・・・ さまざまですが、

わたくしが、最も 印象に残った " 理由 "  は
『 津波にのまれてしまった 「 家族 の 遺品 」 があれば、自分たちの地で 眠らせたい ・・・ 』という 言葉でした。

そして、宮城県 の 「 瓦礫 」 にも、【 放射性物質 】 は、含まれています。

それを、西日本で 焼却するなど、国家的 な 自殺行為 です

岩手県 と 宮城県に、

性能のいい焼却炉を たくさん造れば、新たな 「 雇用 」 も、たくさん生まれます。


みなさま、

どうか、西日本 ・ 沖縄 ・ 北海道 だけは、放射能汚染 から 守ってください。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
被災3県の 80%以上の方々の声が反映されないなんておかしい。
私も瓦礫が広がらない様に出来ることをしようと思います。

04.04.04:20

ドイツ ZDF フクシマのうそ


ドイツZDF フクシマのうそ 投稿者 sievert311

我々は放射能から身を守り、警察から外人と見破られないよう
防護服を着こんだ。
汚染され、破壊した原発が立っているのは立ち入り禁止区域だ。
そこに連れて行ってくれることになっている男性と落ち合った。
なにが本当にそこで起きているか、彼に見せてもらうためだ。
ナカ・ユキテル氏は原子力分野のエンジニア会社の社長で
もう何十年間も原発サイトに出向いて働いてきた。
フクシマでも、だ。
私たちは見破られず、無事チェックポイントを通過した。
作業員たちが作業を終え、原発から戻ってきたところだった。
3月11日に起こったことは、これから日本が遭遇するかもしれぬことの
前兆に過ぎないのかもしれないことが次第にわかってきた。
そしてその危険を理解するには、過去を理解することが必要だ。
(タイトル) フクシマの嘘
(監督) ヨハネス・ハノ
私たちは立ち入り禁止区域の中、事故の起きた原発から約7キロ離れたところにいる。
ナカ氏はここで生活をし
福島第一とフクシマノ第二の間を股にかけて仕事をしてきた。
ナカ氏と彼の部下は、何年も前から原発の安全性における重大な欠陥について注意を喚起してきた。
しかし、誰も耳を貸そうとしなかった。

(ナカ氏)
私の話を聞いてくれた人はほんのわずかな有識者だけで
その人たちの言うことなど誰も本気にしません。
日本ではその影響力の強いグループを呼ぶ名前があります。
原子力ムラ、というのです。
彼らの哲学は、経済性優先です。
この原子力ムラは東電、政府、そして
大学の学者たちでできています。
彼らが重要な決定をすべて下すのです。

私たちは東京で菅直人と独占インタビューした。
彼は事故当時首相で、第二次世界大戦以来
初の危機に遭遇した日本をリードしなければならなかった。
彼は唖然とするような内容を次々に語った、たとえば
首相の彼にさえ事実を知らせなかったネットワークが存在することを。
マスメディアでは彼に対する嘘がばらまかれ
彼は辞任に追い込まれた。
彼が原子力ムラに対抗しようとしたからである。

(菅前首相)
最大の問題点は、3月11日が起こるずっと前にしておかなければ
いけないものがあったのに、何もしなかったことです。
原発事故を起こした引き金は津波だったかもしれないが
当然しておくべき対策をしなかったことが問題なのです。
この過失は責任者にあります。
つまり、必要であったことをしなかった、という責任です。

では原発事故の原因は地震と津波ではなかったのか?
原子力ムラの足跡を辿っていくと、
嘘、仲間意識と犯罪的エネルギーの網の目に遭遇する。
調査は2つの大陸にまたがった。
まずカリフォルニアに飛んだ。
目的地はサン・フランシスコである。
私たちはある男性と話を聞く約束をしていた。
彼は長年原子炉のメンテナンスの仕事で
フクシマにも何度も来ており
かなり深刻なミスや事故を東電が隠蔽するのに遭遇した。
フクシマの第1号原子炉は70年代初めに
アメリカのジェネラルエレクトリック社が建設し
それ以来アメリカのエンジニアが点検を行ってきた。
そしてフクシマでは何度も問題があった。

(ハーノ記者)
東電は、点検後、なにをあなたに求めたのですか?

(スガオカ氏)
亀裂を発見した後、彼らが私に言いたかったことは簡単です。
つまり、黙れ、ですよ。
何も話すな、黙ってろ、というわけです。

問題があるなど許されない
日本の原発に問題など想定されていない
アメリカのエンジニア、ケイ・スガオカ氏も
それを変えようとすることは許されなかった。

(スガオカ氏)
1989年のことです、蒸気乾燥機でビデオ点検をしていて
そこで今まで見たこともないほど大きい亀裂を発見しました。

スガオカ氏と同僚が発見したのは、それだけではない。

(スガオカ氏)
原子炉を点検している同僚の目がみるみる大きくなったと思うと
彼がこう言いました
蒸気乾燥機の向きが反対に取り付けられているぞ、と。
もともとこの原発の中心部材には重大な欠陥があったのだ。
スガオカ氏は点検の主任だったので
正しく点検を行い処理をする責任があったのだが
彼の報告は、東電の気に入らなかった。
私たちは点検で亀裂を発見しましたが、東電は
私たちにビデオでその部分を消すよう注文しました。
報告書も書くな、と言うのです。
私はサインしかさせてもらえませんでした。
私が報告書を書けば、180度反対に付けられている蒸気乾燥機のことも
報告するに決まっていると知っていたからです。

(ハーノ記者)
では、嘘の文書を書くよう求めたわけですか?

(スガオカ氏)
そうです、彼らは我々に文書の改ざんを要求しました。

スガオカ氏は仕事を失うのを怖れて、10年間黙秘した。
GE社に解雇されて初めて彼は沈黙を破り
日本の担当官庁に告発した。
ところが不思議なことに、告発後何年間もなにも起こらなかった。
日本の原発監督官庁はそれをもみ消そうとしたのだ。
2001年になってやっと、スガオカ氏は「同士」を見つけた。
それも日本のフクシマで、である。
18年間福島県知事を務めた佐藤栄佐久氏は
当時の日本の与党、保守的な自民党所属だ。
佐藤氏は古典的政治家で
皇太子夫妻の旅に随行したこともある。
始めは彼も、原発は住民になんの危険ももたらさないと確信していた。
それから、その信頼をどんどん失っていった。

(佐藤前知事)
福島県の原発で働く情報提供者から約20通ファックスが届き
その中にはスガオカ氏の告発も入っていました。
経産省は、その内部告発の内容を確かめずに
これら密告者の名を東電に明かしました。
それからわかったことは、私も初めは信じられませんでした。
東電は、報告書を改ざんしていたというのです。
それで私は新聞に記事を書きました。
そんなことをしていると、この先必ず大事故が起きる、と。

それでやっと官僚たちもなにもしないわけにはいかなくなり
17基の原発が一時停止に追い込まれた。
調査委員会は、東電が何十年も前から重大な事故を隠蔽し
安全点検報告でデータを改ざんしてきたことを明らかにした。
それどころか、フクシマでは30年も臨界事故を隠してきたという。
社長・幹部は辞任に追い込まれ、社員は懲戒を受けたが
皆新しいポストをもらい、誰も起訴されなかった。
一番の責任者であった勝俣恒久氏は代表取締役に任命された。
彼らは佐藤氏に報告書の改ざんに対し謝罪したが
佐藤氏は安心できず、原発がどんどん建設されることを懸念した。
そこで佐藤氏は日本の原発政策という
「暗黙のルール」に違反してしまった。
2004年に復讐が始まった。

(佐藤前知事)
12月に不正な土地取引の疑いがあるという記事が新聞に載りました。
この記事を書いたのは本来は原発政策担当の記者でした。
この疑惑は、完全にでっち上げでした。
弟が逮捕され
首相官邸担当の検察官が一時的に福島に送られて検事を務めていた。
彼の名はノリモトという名で
遅かれ早かれ、お前の兄の知事を抹殺してやる、と弟に言ったそうです。
事態は更に進み、県庁で働く200人の職員に
圧力がかかり始めました。
少し私の悪口を言うだけでいいから、と。
中には2、3人、圧力に耐え切れずに
自殺をする者さえ出ました。
私の下で働いていたある部長は、いまだ意識不明のままです。

それで、同僚や友人を守るため、佐藤氏は辞任した。
裁判で彼の無罪は確定されるが
しかし沈黙を破ろうとした「邪魔者」はこうして消された。
これが、日本の社会を牛耳る大きなグループの復讐だった。
そしてこれこそ、日本で原子力ムラと呼ばれるグループである。

(菅前首相)
ここ10~20年の間、ことに原子力の危険を訴える人間に対する
あらゆる形での圧力が非常に増えています。
大学の研究者が原発には危険が伴うなどとでも言おうものなら
出世のチャンスは絶対に回ってきません。
政治家はあらゆる援助を電力会社などから受けています。
しかし、彼らが原発の危険性などを問題にすれば、
そうした援助はすぐに受けられなくなります。
反対に、原発を推進すれば、多額の献金が入り込みます。
それは文化に関しても同じで
スポーツやマスコミも含みます。
このように網の目が細かく張りめぐらされて
原発に対する批判がまったくなされない環境が作り上げられてしまいました。
ですから原子力ムラというのは決して小さい領域ではなくて
国全体にはびこる問題なのです。
誰もが、この原子力ムラに閉じ込められているのです。

東電から献金を受け取っている
100人以上の議員に菅首相は立ち向かった。
その中には前の首相もいる。やはり彼と同じ政党所属だ。
ネットワークは思う以上に大きい。
多くの官僚は定年退職すると、電事業関連の会社に再就職する。
1962年以来東電の副社長のポストは
原発の監査を行うエネルギー庁のトップ官僚の指定席だ。
これを日本では天下り、と呼んでいる。
しかし反対の例もある。
東電副社長だった加納時男氏は当時与党だった自民党に入党し
12年間、日本のエネルギー政策を担当し
それからまた東電に戻った。
このネットワークについて衆議院議員の河野太郎氏と話した。
河野氏の家族は代々政治家で
彼の父も外相を務めた。
彼は、第二次世界大戦後日本を約60年間に渡り
支配した自民党に所属している。
原発をあれだけ政策として推進してきたのは自民党である。

(河野議員)
誰も、日本で原発事故など起こるはずがない、と言い続けてきました。
だから、万が一のことがあったらどうすべきか、という準備も
一切してこなかったのです。
それだけでなく、原発を立地する地方の行政にも
危険に対する情報をなにひとつ与えてこなかった。
いつでも、お前たちはなにも心配しなくていい
万が一のことなど起こるはずがないのだから、と。
彼らはずっとこの幻想をばらまき事実を歪曲してきた
そして今やっと、すべて嘘だったことを認めざるを得なくなったのです。

この雰囲気が2011年3月11日に壊れた。
日本がこれまでに遭遇したことのない大事故が起きてからだ。
14時46分に日本をこれまで最大規模の地震が襲った。
マグニチュード9だった。
しかし、地震は太平洋沖で始まったその後の
ホラーの引き金に過ぎなかった。
時速数百キロという激しい波が津波となって
日本の東部沿岸を襲った。
津波は場所によっては30メートルの高さがあり
町や村をのみこみ消滅させてしまった。
約2万人の人がこの津波で命を失った。
そして福島第一にも津波が押し寄せた。
ここの防波堤は6メートルしかなかった。
津波の警告を本気にせず
処置を取らなかった東電や原発を監査する当局は
警告を無視しただけでなく、立地場所すら変更していたのだ。

(菅前首相)
もともとは、原発は35mの高さに建てられる予定でした。
しかし標高10mの位置で掘削整地し
そこに原発を建設したのです、低いところの方が
冷却に必要な海水をくみ上げやすいという理由で。
東電がはっきり、この方が経済的に効率が高いと書いています。

巨大な津波が、地震で損傷を受けた福島第一を完全ノックアウトした。
まず電源が切れ、それから
非常用発電機が津波で流されてしまった。
あまりに低い場所に置いてあったからである。
電気がなければ原子炉冷却はできない。

(菅前首相)
法律ではどの原発もオフサイトサンターを用意することが義務付けられています。
福島第一ではその電源センターが原発から5キロ離れたところにあります。
これは津波の後、1分と機能しなかった。
それは職員が地震があったために、そこにすぐたどりつけなかったからです。
それで電源は失われたままでした。
こうして送電に必要な器具はすべて作動しませんでした。
つまりオフサイトサンターは、本当の非常時になんの機能も果たさなかったということです。
法律では原発事故と地震が同時に起こるということすら想定していなかったのです。

菅直人はこの時、原発で起こりつつある
非常事態について、ほとんど情報を得ていなかった。
首相である彼は、テレビの報道で初めて、
福島第一で爆発があったことを知ることになる。

(菅前首相)
東電からは、その事故の報道があって1時間以上経っても
なにが原因でどういう爆発があったのかという説明が一切なかった。
あの状況では確かに詳しく究明することは難しかったのかもしれないが
それでも東電は状況を判断し、それを説明しなければいけなかったはずです。
しかし、それを彼らは充分に努力しませんでした。

2011年3月15日、災害から4日経ってもまだ
東電と保安院は事故の危険を過小評価し続けていた。
しかし東電は菅首相に内密で会い、
職員を福島第一から撤退させてもいいか打診した。
今撤退させなければ、全員死ぬことになる、というのだ。

(菅前首相)
それで私はまず東電の社長に来てもらい
撤退はぜったい認められない、と伝えた。
誰もいなくなればメルトダウンが起き
そうすれば莫大な量の放射能が大気に出ることになってしまう。
そうなってしまえば広大な土地が住めない状態になってしまいます。

菅は初めから東電を信用できず
自分の目で確かめるためヘリコプターで視察した。
しかし首相である彼にも当時伝えられていなかったことは
フクシマの3つの原子炉ですでにメルトダウンが起きていたということだ。
それも災害の起きた3月11日の夜にすでに。

(菅前首相)
東電の報告にも、東電を監査していた保安院の報告にも
燃料棒が損傷しているとか
メルトダウンに至ったなどということは一言も書かれていなかった。
3月15日には、そのような状況にはまだ至っていないという報告が私に上がっていました。

事故からほぼ1年が経った東京。
世界中であらゆる専門家が予想していたメルトダウンの事実を
東電が認めるまでなぜ2ヶ月も要したのか、私たちは聞こうと思った。
自然災害が起きてからすぐにこの原発の大事故は起きていたのである。

(ハーノ記者)
「原子炉1号機、2号機そして3号機でメルトダウンになったことを、東電はいつ知ったのですか」

(東電・松本氏)
「私どもは目で見るわけにはいきませんが
上がってきましたデータをもとに自体を推定し
燃料棒が溶けおそらく圧力容器の底に溜まっているだろう
という認識に達したのは5月の初めでした。」

膨大なデータに身を隠そうとする態度は今日も変わらない。
東電は、毎日行う記者会見でこれらのデータを見せながら、事態はコントロール下にあると言い続けている。
しかしこれらのデータの中には、本当に責任者たちは
なにをしているのかわかっているか、疑いたくなるような情報がある。
たとえばスポークスマンはついでのことのように
放射能で汚染された冷却水が「消えてしまった」と説明した。 
理由は、原発施設ではびこる雑草でホースが穴だらけになっているという。

(ハーノ記者)
「放射能で汚染された水を運ぶホースが
雑草で穴が開くような材料でできているというのですか?」

(東電・松本氏)
「草地に配管するのは私たちも初めてのことですが
穴があくなどのことについては知見が不十分だったと思っています。」

しかし原発の廃墟をさらに危険にしているのは
雑草だけではない。
私たちは富岡町に向かった。
ゴーストタウンだ。
原発廃墟の福島第一から7キロのところにある。
私たちはナカ氏に便乗した。
彼のような住民は、個人的なものをとりに行くためだけに
短時間だけ帰ることが許されている。
彼は、地震に見舞われた状態のまま放り出された会社を見せてくれた。
今では放射能のため、ここに暮らすことはできない。

(ナカ氏)
この木造の建物はとても快適でした。
とても静かで、夏は涼しく、冬は暖かかった。
私たちは皆ここで幸せに暮らしていました。

80人の原発専門のエンジニアが彼のもとで働いており
原発事故後も、事故をできるだけ早く収束しようと努力している。
ナカ氏と彼の社員は、原発廃墟で今本当になにが起きているのか知っている。

(ナカ氏)
私たちの最大の不安は、近い将来、
廃墟の原発で働いてくれる専門家がいなくなってしまうことです。
あそこで働く者は誰でも、大量の放射能を浴びています。
どこから充分な数の専門家を集めればいいか、わかりません。

しかし、まだ被爆していない原発の専門家を集めなければ
事故を収束するのは不可能だ。
例えこれから40年間、充分な専門家を集められたとしても
日本も世界も変えてしまうことになるかもしれない一つの問題が残る

(ハーノ記者)
今原発は安全なのですか?

(ナカ氏)
そう東電と政府は言っていますが
働いている職員はそんなことは思っていません。とても危険な状態です。
私が一番心配しているのは4号機です。
この建物は地震でかなり損傷しているだけでなく
この4階にある使用済み燃料プールには
約1300の使用済み燃料が冷却されています。
その上の階には新しい燃料棒が保管されていて
非常に重い機械類が置いてあります。
なにもかもとても重いのです。もう一度大地震が来れば
建物は崩壊してしまうはずです。
そういうことになれば、また新たな臨界が起こるでしょう。

このような臨界が青空の下で起これば
日本にとって致命的なものとなるだろう。
放射能はすぐに致死量に達し、原発サイトで働くことは不可能となる。
そうすれば高い確率で
第1、2、3、 5、 6号機もすべてが抑制できなくなり
まさにこの世の終わりとなってしまうだろう。
東京で著名な地震学者の島村英紀氏に会った。
2月に東大地震研が地震予知を発表したが
それによれば75%の確率で4年以内に
首都を直下型地震が襲うと予測されている。

03.31.00:31

震災がれきの広域処理の問題点

震災がれき(災害廃棄物)の広域処理の問題点            2012.3.30
           日本環境学会前会長・元大阪市立大学大学院教授
びわ湖の水と環境を守る会顧問  畑 明郎

1.放射能を帯びた震災がれき焼却灰の問題

 放射能を帯びた震災がれき(環境省によると、瓦礫のみでなく、災害廃棄物全体を意味し、
①柱材・角材、
②可燃物、
③不燃物
の三つに分けられ、①を広域処理に供する)の焼却灰は、原則的に東京電力と国の責任で処理すべきである。放射性物質は、「封じ込めと拡散させない」ことが原則であり、IAEAの国際基準では、放射性セシウム濃度が1㎏当たり100ベクレルを超える場合は、低レベル放射性廃棄物として、特別な管理下に置かれ、低レベル放射性廃棄物処分場に封じ込められてきた。

 しかし、東日本大震災後、国は当初福島県内限定の基準とした1㎏当たり8000ベクレルを十分な説明と根拠もないのに、広域処理の基準に転用し、東京都などでは、一般廃棄物処分場に埋め立てている。群馬県伊勢崎市の一般廃棄物処分場では、1㎏当たり1800ベクレルの焼却灰を埋め立てたのに、大雨で放射性セシウムが水に溶けて排水基準を超えた。

 しかるに、国は1㎏当たり240~480ベクレルの震災がれきを焼却に供し、関西広域連合では、1㎏当たり2000ベクレル以下の焼却灰を条件に受け入れようとしていますが、これは危険と言える。滋賀県でも、近江八幡市はごみ焼却場の移転で焼却炉が3年間使用できないにもかかわらず、震災がれきの焼却灰を3年間で1万トン受け入れ、琵琶湖岸にある市立一般廃棄物処分場に埋め立て処分を検討しているが、1㎏当たり2000ベクレルを上限とすると、1万トン当たり最大200億ベクレルの放射性セシウムが埋め立てられることになり、排水等による琵琶湖への漏えいが危ぐされるので、再考すべきである。

2.放射能を帯びていない震災がれき焼却の問題

 1㎏当たり100ベクレル以下の放射能を帯びていない震災がれきにも、重金属、有害化学物質、アスベストなどが含まれている危険性がある。つまり、東日本大震災の津波、地震、火災などにより工場や事業場も破壊され、鉱山鉱滓堆積場の決壊や金属製錬所の損傷による重金属の流出、石油化学工場や製紙工場などの損傷による有害化学物質の流出、建物の破壊によるアスベストの飛散・流出などが起こったために、震災がれきに重金属、有害化学物資、アスベストなどが含まれている可能性がある。

 現に、岩手県一関市で岩手県大槌町の震災がれきの焼却灰から基準の5倍以上の六価クロムが検出された。宮城県気仙沼市では、大谷鉱山の鉱滓堆積場が地震で液状化し、ヒ素を含む大量の鉱滓が流出し、津波で住宅地や田畑に広がった。岩手県大船渡港や宮城県岩沼市と名取市では、ヒ素を含む海底泥が三陸海岸に打ち上げられていた。宮城県仙台市や石巻市では、表層土壌から基準を超えるヒ素、フッ素、ホウ素などが検出された。

 重金属、有害化学物質、アスベストなどが含まれた震災がれきを一般廃棄物焼却炉で焼却した場合、処理できないので、焼却灰に残留したり、排ガスとして大気中に放散される危険性がある。したがって、震災がれきの厳重な事前検査が必要であるが、今回の広域処理ではまったく考慮されていない。しかるに、震災がれき焼却を受け入れない自治体は、「あたかも国賊」のようにバッシングを受けるので、受け入れる自治体が増えている。滋賀県でも、福井原発の30km避難圏に入り、焼却灰の埋め立て処分場を持たない高島市が焼却受け入れ検討を表明しているが、再考すべきである。

3.震災被災地は、震災がれきの広域処理を望んでいない!

 岩手県岩泉町長は、「震災がれきを無理して早く片付けなくてはならないのだろうか。山にしておいて10年、20年かけて片付けた方が地元に金が落ち、雇用も発生する。もともと使っていない土地がいっぱいあり、早く処理されなくても困らないのに、税金を青天井に使って全国に運び出す必要がどこにあるのか」と発言している。

 福島県南相馬市長は、「リサイクルのためのがれきが足りないので、宮城・岩手県の放射能の低いがれきを使いたいと環境省に申請したところ、被災地にまわすがれきはないと断られた。海岸に防潮堤をつくり、その後ろにがれきの山に植林した防災林をつくる計画を立てているが、18kmにわたる広大な長さなので、がれきが足りなくて進められない。」と発言した。震災被災地は、震災がれきの広域処理を望んでいないのである。

 ちなみに、2004年から開始された青森・岩手県境産廃不法投棄事件の産廃処理は、産廃特措法による国の補助金を受けて、10年計画で青森県側の産廃は青森県内で、岩手県側の産廃は岩手県内で分別処理しているが、震災がれきは時間がかかっても、それぞれの県内で分別処理すべきものと考える.分別処理とは、木くず、金属類、ガラス・陶器類、プラスチック類、瓦礫類、土壌、コンクリートなどに分別した後、それぞれリサイクル、焼却、埋め立てなどを行うことをいう。
                                     以 上

03.25.21:42

「メルケル首相"脱原発"の裏側」 報道特集2012/03/24



【かつて原発推進派だったメルケル氏、その考えを脱原発に決意させた背景】

ドイツ国内はずでに原子力40年戦争という激しい攻防があった
"反原発の母"マリアンネ・フリッツェンさん(87)とその運動
もう雇用は原発産業にはない 再生エネに35万人雇用
すでに環境と経済を結びつけた "安全神話"をあおるのは、犯罪行為

「みえない雲」(邦題):DIE WOLKE の紹介
チェルノブイリ後、原発事故を扱った150万部読まれた児童小説の映画化
学校教育でこの本や映画を教材に使って、地球環境の授業をしている
先進国家日本で福島原発事故が起きた事実、ドイツ人には破壊的衝撃
"これで終わった" メルケル氏、 3/26にはドイツ史上最大の反原発デモ
メルケル首相、正式にドイツは脱原発国家へと宣言 2022年を目標
市民運動、緑の党、教育、メディアなどがダイナミックに機能した
忍耐強く、専門知識を得て、孤立しないようネットワークを結ぶこと

さて当事国の日本は、なぜドイツのように決断できないのか? ...で番組は結んでいる

03.25.02:05

ワクチン神話から目を冷ませ!:ワクチン接種は百害あって一利なし!

サラシャンティ清水さんからの情報

ワクチン神話から目を冷ませ!:ワクチン接種は百害あって一利なし!
http://quasimoto.exblog.jp/14359297/

私は子どもを授かってから、図書館で本を借りたりしていろいろ予防接種ワクチンのことを調べました。

皆が疑問を持たないようなところも直感でおかしいと思ったら、私は納得いくまで検証して、どうするか決めて行こうと思っています。

○安全性や効果が証明されていないこと
○ホルムアルデヒド、アルミ二ウム、水銀など毒となる物質が含まれていること
○人のがん細胞(波動療法からしたら?の材料ですよね)や猿、犬などの細胞から培養されていること
○深刻な副作用があって被害者が沢山いること
○医者は自分は子どもには受けさせないという話

以上のような事を知って、母子手帳にチケットのうなものがついていたり、保険所で指導される一切の予防接種を「納得いかないものは子どもに受けさせない」と決めました。
じっくり話したら伸ちゃんも同意してくれました。

今でこそインターネットで情報がひらえるし、仲間もすぐに見つかるけれど、12年程前は伸ちゃん以外に周り(母親仲間、祖父、祖母、保険所、助産師さん)に理解者はいなかったです。

子どもが学校に入って学校医からは非難ごうごう。
何度も呼び出されました。
お宅はいいかもしないけど、お宅の子どもさんが病原体になったらどうするとすごまれました。
それでうつるなら、予防接種を打っている意味は?
予防接種の効果のグラフでは、衛生や栄養状態が良くなった年代とも重なってる。病気そのものが減ったのでは?
こちらもいろいろ調べて応戦しました。
そしていくらいろいろ言われても私の考えが変わる事はないと言いました。
結核にかかっていなか調べる為にレントゲンをうけろと保健所が言ってきましたが、健康で問題のないのに、わざわざ被曝のリスクのあるレントゲンを受けたくないと断りました。
以降、学校には同じ考えの母親仲間の子どもたちがどんどん入学してきたせいか、今は学校医はもう何も言わなくなりました。やった!
母親仲間は、子どもが打ってしまった予防接種についてはホメオパシーなどで毒だししたりしています。
家のこどもたちは今年もインフルエンザにもかからず(そういえば一度もかかった事ないかも…)にいてくれて、央飛人は2年生の間、一度も休まず皆勤賞でした。
こうした状況からも、今は、あの時決断して本当に良かったと思えています。

でも身近な私の妹たちは子どもたちに今年もインフルエンザの予防接種を受けさせていると母に聞きました。
しかも予防接種を打っているのにインフルエンザにかかっているそう。

今まで何度か予防接種は必要ないと言ってきた気がするのに…
真実は求めるものにしか与えられないのかな…
妹たちだけではなく、今の現実や常識を信じている周りの皆に本当のことを伝えても何も伝わらないもどかしさと、きゅっーとした胸の痛みを感じます…
でも何か伝わるいい方法が無いか、私に出来る事をさがして行きたいと思います…
エゴや自我からではなく自分の中心にある愛の気持ちからそうしていきたいです…

03.25.01:55

政府、汚染の深刻さを未だ理解せず 松本市長

http://www.fng-net.co.jp/itv/index.html

政府、汚染の深刻さを未だ理解せず

松本市長 菅谷 昭 氏 (聞き手 編集局長 島田一)

――福島の原発事故から1年。この間の政府の対応を振り返って…。

菅谷 今年1月、日本政府は原発事故の放射能汚染問題や健康被害の情報を得るために、チェルノブイリ原発事故を経験したウクライナ共和国と協定締結方針を定め、続いて2月には隣国のベラルーシ共和国とも協定を結んだ。私としては、「やっと、か」という思いだ。私は福島で原発事故が起きた当初から、放射能汚染の問題についてはチェルノブイリに学び、チェルノブイリから情報を収集することが大事だと訴え続けていた。また、原子力安全委員会は今年2月に、ようやく原発から50Km圏内の全戸にヨウ素剤を配布すると提言したが、私は事故直後からヨウ素剤服用の重要性を説明し、さらに服用に関しては、基本的には被曝する前に摂取しなければ効果が低いということも言ってきた。遅きに失したが、チェルノブイリ原発事故を知る現地の研究者たちと交流を始めたことで、政府内には治療方法や汚染の詳細データ、原発事故による健康や環境への影響についての情報が出回り始めたのだろう。私としては、なぜ、それをもっと早くやらなかったのか、正直大変に驚いている。結局、政府はいざという時の対応が全く出来ていなかったということだ。

――まだまだ伏せられている情報がたくさんある…。

菅谷 汚染マップなどが一般公開されなければ、国民は情報を得ることが出来ず、正確な判断が出来ない。中でも私が心配しているのはストロンチウムについての情報だが、仮に政府がその情報を持っていて、敢えて表に出さないのであれば、それは隠蔽だ。また、甲状腺がんを引き起こす原因となる放射性ヨウ素の汚染マップも出されていない。今、手に入るセシウム汚染状況を見るだけでも、放射性ヨウ素に汚染されている人が予想以上に存在するのではないかと心配している。そもそも日本では、放射能汚染基準として世界中が採用しているチェルノブイリ基準を採用していない。これも驚くことだ。さらに、「シーベルト」という単位と「ベクレル」という単位を平行して使っているということも、色々な判断を行う際に混乱を招いている一つの原因だと思う。出来れば「ベクレル/平方メートル」で統一すべきだ。1年前から私がずっと叫んでいたこのような声が届いたのか届かないのか分からないまま、1年が経ってしまった。この間にも放射能汚染地域に住んでいる方々は被曝し続けていると思うと、いたたまれない思いだ。

――国に現場の声を拾う姿勢があまりにも乏しい…。

菅谷 政府が対策委員会を開いても、結局、メンバーの中に放射能災害の現場が分かっている人がいなければ話は前に進まない。実際に参考人として招致される学者の先生方は、ほとんどが本当の事故現場を知っている訳ではなく、机上の空論だ。そして、目下、出てくる情報は予想を遥かに超えて汚染が酷い。8月末に文部科学省が一般公開したセシウムの汚染マップ(※図1)は、それだけを見ても普通の人ではわからないが、今回私が特別に作成したチェルノブイリ事故10年目の放射能汚染図(※図2)と比較すればいかに酷いかが分かるだろう。今回の事故で放出された放射性物質はチェノブイル事故の時の10分の1~2程度と言われていたが、この図を見ると、むしろ福島の方が汚染度合いは高い。事故当初に米国が80Km圏内を避難区域としたのも当たっていたと言える。結局、政府はこういった事実を知らず、若しくは知ってはいても何も分からないまま、すべての判断をしていた訳だ。私は、この図で青色に塗られた地域に関しては、せめて子どもたちだけでも避難させたほうが良いと思う。実際に、こういった真実が徐々に住民に伝わり始めたことで、最近では自主的に福島から移住する人たちが増えてきている。チェルノブイリの低染量被曝地で起こっていることを知れば、それは当然の選択だろう。

――一方で、川内村では帰村宣言が出されたが…。

菅谷 村長さんの気持ちも分からないではない。福島県では昨年、約30人の方々(村長も参加)がベラルーシとウクライナを視察されたようだが、そこで誰もいなくなった汚染地域の町や村を目の当たりにして、絶対に自分の村をそのような状態にしたくないとお考えになったのだろう。そして、野田総理も住民の帰還を復興の重要課題に掲げ、除染を早く終えて、軽度の汚染地域には住民を戻すように指示している。しかし、それは汚染の深刻さが全く分かっていない行動だ。ベラルーシでは原発から90km地点の軽度汚染地域と指定されているモーズリ(私も住んでいた地域)でも、子どもたちの免疫機能が落ち、風邪が治りにくくなったり、非常に疲れやすくなったり、貧血になるといった、いわゆるチェルノブイリエイズの症状が出ている。併せて、早産、未熟児等の周産期異常も増加している。そこで福島でモーズリに相当する汚染地域をこの図で比較してみると、福島市や郡山市も含まれていることがわかる。すこし大袈裟と言われるかもしれないが、この辺りに住み続けた子どもが、将来チェルノブイリエイズと同じような症状を発症する可能性も否定できないということだ。

――国策として汚染地域から移住させることを考えるべきだ…。

菅谷 国策として移住させるシステムを作らなければ、自主避難出来る家庭と、出来ない家庭が出てくる。私が知っている情報として、福島では避難していない家のご両親がお子さんから、「なぜうちは避難しないの」と聞かれて、「うちは事情があって」と答えるしかなく、非常に切ない気持ちになっていると聞いている。そうであれば、国策としてせめて子どもたちだけでも避難させるべきだ。汚染された地域に住むことが、妊産婦を含め、子どもの健康にとって良くないことは、実際にチェルノブイリの汚染地域で25年間を過ごした子どもたちの現状から見ても明らかだ。ただ、移住させる際には、コミュニティがくずれないように、地区ごとや学校ごとにまとまって移住させるような配慮が必要だろう。

――移動費用として一家族あたりに4000万円を払ったとしても、災害復興費用の23兆円には到底届かない。除染よりも強制移住にお金を使った方が遥かに効果的では…。

菅谷 国は、除染に過度に期待しすぎていると思う。安全レベルまですべてを除染するためには、恐らく数十~数百兆円がかかるのではないか。特に福島県は土地の7割が山林であり、その山を完全に除染するためには木を根こそぎ切り落とし、岩肌がすべて見えるほど徹底して行う必要がある。そんなことは無理だろう。さらに平地でも、政府は表土を5~10cm取り去れば除染効果があるとしているが、それでは到底追いつかず、例え20cm削ったとしても、チェルノブイリの高汚染地域では25年経っても住めないことが分かっている。更に農業を復活させようと思っても、農地の表土を20cm削れば肥沃度は落ちてしまい、農作物は育たない。つまり、除染は必要ではあるが、除染とはお金がかかる割りに効果は十分得られないということだ。中途半端に除染しても元のようには戻らず、結局、自然に放射性物質が無くなるのを数十年以上かけて待つしかない。それなのに数年で帰還させるような指示を国のトップが出すということは、やはり、政府は汚染状況がいかに深刻なのかがわかっていないのだ。住みなれた土地に戻りたいという気持ちも分かる。そのために除染する必要があることもわかる。しかし、その前にせめて、これから人生を歩み出す子ども達だけでも、4~5年程度安全な地域に移してあげるべきだ。

――食料汚染の問題も心配だ…。

菅谷 放射性物質は目には見えないため、高度汚染区域や軽度汚染区域に入っても何も感じない。しかし、そこに住み続けることによって受ける被害は、チェルノブイリが証明している。ベラルーシ共和国は貿易制限等があり、多くの食料を地産地消で賄っているが、そこに住む成人の体内セシウム蓄積量は、他の地域に住む成人よりも高いという結果も出ている。先日、安全宣言が出された福島の米から基準値を超えたセシウムが検出されたという問題があったように、食料についても100%安全とは言えない。そうであれば、農業従事者の方には大変お気の毒だが、一時期、福島の土地を離れ、その農業技術を別の場所で活かすということをお考えになっても良いのではないか。松本市にもお貸し出来る農地はある。日本中に余っている農地を、福島で農業を営んでいたプロの方々に放射能不安を抱くことなく活用していただけるように、日本全体で協力していくような仕組みも必要だと思う。

――このような重大な事故を引き起こしていながら、原発推進派の人間は誰も責任を取っていない。これも大きな問題だ…。

菅谷 今回の件で、原発を推進していたトップの方や関係者などが謝罪して辞職するようなことも無く、まるでこの事故を他人事のように話をしている姿をテレビなどで見ると、原発に対する国の考えや体質は何も変わっていないように感じてしまう。私もこの一年間、出来る限りの声を上げて来たつもりだが、一向に前に進まない。しかし、言い続けないことには動かない。或いは市民運動や国民運動を起こさない限り、今の日本が正しい方向に進むことは難しいのかもしれない。とにかく、今後は低線量被曝が及ぼす健康被害問題をしっかりと見ていかなくてはならない。そして、子どもたちには、せめて半年に1回程度の無料健診を受けさせてあげたい。例え異常が見つかっても、早期であれば十分対応可能と考える。今の決断が、まさに5年後、10年後の日本に大きな違いを生むことになるだろう。これこそ、少子化政策にもつながる極めて重要な意味を持つものと思う。(了)



03.22.21:19

アストロ・アジェンダ ワークショップ 

http://www.npo.co.jp/santi/events/event_index.html#20120331
サラ・シャンティでアストロロジャー(西洋占星学)真弓香さんのワークショップがあります。

日 付  3月31日(土) 12:30~14:30

会 場  サラ・シャンティ

参加費  3000円 
(2012年版 アストロ・アジェンダ壁掛けカレンダー付)

アストロ・アジェンダは、西洋占星学の理論をもとに誰もが簡単に「幸運な日を選択し、最悪な日を避ける」ことができように考案されたカレンダーです。




プロフィール

真弓香(まゆみ かおり)
米国カリフォルニア州在住。
建築照明デザイナーを経て、占星学の道に入る。 アストロカートグラフィ(個人の可能性を最大限に発揮できる場所を示唆した世界地図)日本唯一の公認解説者。
著書:「アガスティアの葉の秘密」(たま出版)、「マジカルインカへの旅」(第三書館)「パワーゾーン」(ヴォイス)、「外資系キャリアが密かに使うビジネスアストロロジー・成功の法則」(経済界)、「アストロ・ダイエット」(講談社)、その他。
ホームページhttp://www.astroagenda.com


1998年にセドナに行った帰り、サンフランシスコで真弓香さんのリーディングを受けて、香さんの素敵な人柄に魅かれ、とても仲良くなりました。
今まで3度程、京都で香さんのワークショップを企画させてもらったことのあります。


サラシャンティの清水さんの体験談が真弓香さんのHPに載っていました。
http://www.astroagenda.com/counseling/experience/index.html

癒しの道場 サラ・シャンティ  <清水正博さん>
「サラ・シャンティ」は97年春に神戸六甲に誕生した、ヨガや気攻、ニューエイジのセミナーなどの催しが行われる道場です。 道場に通じる階段からは、すぐ裏手にある神社のすばらしい大木がフサフサ繁っているのが見え、この道場にいるだけでも、ヒーリング・エネルギーを感じます。

私の関西でのセミナーは、ここ数年毎回サラ・シャンティでおこなっている、というご縁から、道場の主宰者である清水正博・和子夫妻との交流が始まりました。とくに、清水正博さんはトライアスロンの大会にアマチュア選手として出場する機会が多いことから、出場するレースの候補地選びにアストロ・カート・グラフィが役にたち、「次はここ!優勝めざしてまっしぐら」などと話しが盛り上がります。(中略)

99年の春、彼から次ぎのような電子メールが私のもとに届きました。
「やっとアイアンマン(鉄人)になれました!! アイアンマンについて初めて知ったのは16年前の3月で、地元のトライアスロンクラブの結成説明会に参加したときでした。
その頃は体力も自信もなかったのですが、しかし、いつか挑戦したいと思い、今まで地道に練習を重ねてきました。
そのかいあって、ニュージーランドの大会でやっと、長年の念願が達成できました。
これは、やはり香りさんのアドバイスがあったからこそ、勇気をもって実現できたのです。
今回のアイアンマンの称号はたいへん名誉ある勲章だと思っています。
そして、大変神聖な体験となり、精神的にも肉体的にも自分との大いなる出会いがあったと思います。
ただ今サラ・シャンティでは4月からの新しい催しのための準備で本当に忙しくしており、この時期は旅行に出かけることは大変困難なことがわかりました。
時期を早めて、3月始めに、ニュージーランドへ行っておいてよかったです。」

アストロ・カート・グラフィ解説書によると、ニュージーランドには、「素晴らしいものへの思い入れが、あなた自身を、あなたの理想像に近付けていくことを命じます」(ACG)の金星ラインと「どんな代償を払ってでもトップの座を得ることを求めるため、英雄崇拝と権力への欲望が交互に訪れます」
(ACG)の冥王星ラインが通っています。

私の仕事は、物事を成就させるために、「いつごろ、どこにいけばいいか」ということをクライエントに知らせることで、いうなれば「電車の行き先と発車時刻」を伝えるようなものです。
しかし、行き先や発車時間を知らされたとしても、実際に、電車に乗る、乗らないは、本人次第。多くの人は、この乗車に関して(行動を起こすこと)、高価な切符も買わなければならないし、時間もかかる、その上、着いた先でのことも心配と、いろいろな不安に襲れ躊躇します。
乗ろうか、止めようかぐずぐず迷っているうちに、電車は発車していまいます。もし、乗車に間に合わなかった場合は、たったひとり、ポツンと駅のホームに取り残され、また、次の電車がくるまでの間、長い時間を待つことになります。
星の配置によっては、乗り遅れた電車は、一生にたった一回だけのスペシャル・トレインの場合もあり、それと同じ電車は、いつまで待っても二度とやってくることはありません。
清水正博さんは、3月初めに出発するニュージーランド行きの電車に「勇気をもって」乗り込み、その結果、念願のアイアンマンの称号を手中の収めることができました。本人の行動力が、結局は、運命を変えていくための最も重要な要素だということを教えてくれる逸話です。

<本人のコメント>

正直なところ、お会いするまで占星術なんて信じられないと思っていました。
98年7月に初めて香さんが神戸に来たときは、私の回りでいろんなシンクロや不思議な出来事が重なっていた頃で、また、私の周りに香さんのフアンが沢山いる状況が生まれ、お会いしてセッションを受けるのが当然のようになっていました。
そしてまさかと思うような予言を聞かされてびっくりしたのですが、3ヵ月後に未来予見を録音したテープを聞きなおしたときに、2つの予言が見事的中していて、さらに翌年4月の恒例のトライアスロン大会も、予言どうり、仕事のスケジュールで行けないような事態になりかけていました。
「4月は忙しくてどこにも行けなくなるから、3月初頭にニュージランドにいくと良いです」とのアドバイスを思い出して慌ててトライアスロン・カレンダーを見たところ、ちょうどその時期にアイアンマン・ニュージランドがあるので、「こりゃぴったり!」とすぐに計画を変更しました。
お陰でまるで夢のような素晴らしい体験をできたわけですが、本当に香さんに会っていなかったら、こんな計画なんて絶対にありえないことでした。
それから後も、私の人生の丁度節目の時期で、家族の問題などで大変な時期に入っていたことが香さんのアドバイスと符合していて、冷静に対処できて助かっています。
まさに宇宙飛行士のように、宇宙的視点で自分の人生や地球上でおこるさまざまな問題を考えられるようになったと思います。

(真弓香著 パワーゾーン/VOICE刊 より一部省略して記載)






久しぶりに香さんに会いに参加しようと思います♪








03.12.22:03

汚染瓦礫をどう考えるか?


どうして瓦礫を受け入れてはいけないのか?

「放射能を拡散してはいけないから。」
とてもシンプルな答えが自分の中にはあります。

でも、身近な人の昨日のメールを読んで瓦礫処理に対する意見に唖然としました。
「未曾有の災害の後の、世界中からの物的精神的応援に、胸が熱くなります。
そんな中、残土イコール放射能みたいに、残土処理を反対する、被災地以外の住民のエゴに腹が立ちます。
自分が被害者でないと、自分の事しか考えられない愚かな連中が、なんと多いんだろう。
明日首都直下地震が起きて、自分たちが同じ目に遭った時に、何も求めないで我慢できるのか…
海外の熱い気持ちと、国内の冷たい仕打ちの差に、唖然とします。」

マスコミが煽るのが原因の一つだと思う。
もしかしてこういう考えを持つ人がやっぱり多いのかな?

もっと自分の中で認識を深めておく必要を感じて、

「どうして瓦礫を受け入れてはいけないのか?」

で検索すると以下のHPに出会いました。
とても分かり易くまとめて下さっているので転載させて頂きたいと思います。

http://blog.goo.ne.jp/glowingfacegirl/e/730a080caadc48a72f930519b6c26b3b

なぜ被災地の瓦礫を受け入れてはいけないのか


放射能瓦礫問題がニュースに上がる今日この頃ですが、マスゴミの言説に洗脳されないように、皆さん気をつけてください。

マスゴミ・政府関連の言い分はこうです。

「被災地は瓦礫を片付けないと復興しない」(→うそ。理由はこのあとの引用記事を参照)

「他の県も受け入れてみんなで痛み分けを」(→被爆に痛み分けも何もない。助け合いでもなんでもない。放射能汚染がほとんどされていない土地まで放射能のくっついた瓦礫を持っていって住民を被曝させる必要はまったくない)

「瓦礫の受け入れ反対派は利己主義者」(→問題をすりかえているし、瓦礫焼却問題の根本を分かっていない)

「低汚染瓦礫なら受け入れるべき」(→低汚染であっても何トンも燃やせば大変な放射能になる。さらに焼却灰は放射能濃度が甚大に増える。)

「瓦礫焼却してもバグフィルターで放射性物質の飛散を防げる」(→全部は防げない。気化温度の低いセシウムは焼却時に気体になって飛散、住民に被曝をさせる)

瓦礫を受け入れたい自治体はカネが入るからやりたいわけです。利権がらみです。それなのに「被災地の復興」と言って日本人の情緒に訴えるのは汚いやり方です。瓦礫を他県でも引き受けるべき、と言っている人たちは、被災地を思うやさしい心からそう言っていることがあるのですが、どんな被曝の問題をうむことになるか、まったく理解していない場合がほとんどです。密かにカネもうけをしている業者、利権がらみの政治家の言いなりになってはいけません。

それでは、なぜ瓦礫を受け入れてはいけないのか。なぜ瓦礫を拡散させたらいけないのか、について、大変分かりやすく説明してある、ジャーナリスト木下黄太氏のブログ記事をご覧ください。問題の本質が書かれています。

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放射能瓦礫を、汚染度の少ない場所で処理することがなぜ問題なのか?

元記事はこちら→放射能防御プロジェクト 木下黄太のブログ

理由①
ガレキの放射性物質はミルフィーユ状になっていて、正確に経放射性物質の量は計測できません。NAIシンチレーションを使う計測会社とも何回も話していますが「本当は無理」 とのこと。遮蔽した状態で、一部のガレキを持ち込んで計測することはできます。しかし、現地で、日立アロカの機械で線量を計っても、そのガレキがどの程 度、放射性物質を含んでいるのかわかりません。一メートルも離れれば、数百Bq以上の汚染があっても、線量的な変化はほとんど出ないものなのです。ごまか しているだけです。外部線量と放射性物質の計測については、何度も書いているとおりです。

理由②
クリアランスレベル以下の汚染でも、もともと少量の放射性物質をやむなく燃やす想定でしかありません。その場合は極く少量の放射性物質が出るだけです。しかし、同程度の汚染であっても、数万トン、数百万トン焼却 すると、環境中に放出される放射性物質の量は桁違いになります。こうした放射性物質大量焼却の法的な枠組みはそもそもありません。仮に、十万トンのガレキ が、セシウム合算で100Bq/kgの汚染と仮定して、100億Bqの放射性物質になります。万が一、フィルタで、九十九パーセントとりきれても、一パー セントの1億Bqはセシウムが環境下にでていきます。

理由③
当然ですが、関東以西のエリアは、圧倒的に土壌汚染が低く、岩手とも比較になりません。低い汚染の場所でより高い汚染のものを燃やすことは、放射性物質を 拡散させないようにするという、ソ連でも遵守した、ごく基本的ルールを無視しています。関西はNDも多く、ありえません。静岡・島田市でも、 20Bq/kg前後の汚染しかありません。岩手でもそこよりは汚染されている場所が多いです。高い汚染場所のものを、低い場所に移すことからだめですし、 焼却は論外です。

理由④
バグフィルタの実証実験を環境省はおこなっておらず、放射性物質が99パーセントとりきれるのは、ほぼ虚偽と判明しています。

理由⑤
現地の経済的に、本来現地で処理できるものを処理させたほうが、現地の経済は潤います。焼却施設を建設するもよし、既存の施設を改修してやるもよし、その ほうがいろんな形で現地にお金を回せます。産業廃棄物の処理はある意味、ビジネス利権の構図にありますから、現地でやらせたほうが、現地に利得が大きくな ります。今回は、そうした現地利権を、他の人々が奪い取る構図にもなり始めています。現地支援という虚偽のお題目で違う人々が潤う構図が「東北を支える」 と考えている人々はあまりにも認識が足りません。

理由⑥
ガレキ受け入れについて嘘の説明を自治体がしています。秋田の自治体は「親が死んだ小学生が泣きながらガレキの横を通学」と住民に説明 していました。受け入れるガレキがあるという岩手の自治体に電話確認すると「親が死んだ小学生は、うちの町にはいない。ガレキの大半は撤去済みで、日常の 通学路周辺には存在しない」ということでした。宮城、岩手の現地の居住可能エリアに、ガレキは現在ありません。ほとんど別の場所に動かしていて、実は処理 を急ぐ現実的な必要は、ほぼありません。民主党のある代議士は「マスコミにせかされるからやっているだけ。本当は急ぐ必要もないし、やり方に問題があるこ とも認識している」と話しています。

理由⑦
東北・関東の汚染は、ひどいことは土壌調査であきらかです。僕のブログ記事の情報を参照してください。土壌汚染がひどくないエリアを守ることは、安全な食 物の供給の維持とリンクします。東京よりも、宮城、さらに岩手のお子さんの尿検査の数値が高いです。現地の食材の問題が大きいと思います。極力安全な食材 を、岩手や宮城に供給するためにも、汚染が低いエリアを守ることは不可欠です。真の東北支援は人を守ることであって、感傷的になって、ガレキの処理を広域 化させるということは、東北の人々を結果的に追いつめることになります。

理由⑧
仙台方式のように、その場所で処理を進めるやり方が、もっとものぞましいです。それができない場合、汚染されたエリアの中で、ガレキをまとめておく方法が あります。高濃度に汚染されている地域で、人が居住していない場所に固めておく方法も考察すべきです。最後は、高濃度に汚染されている別のエリアで処理す る方法が、消極的選択肢としてはあります。これが限界と思います。つまり、東京での焼却をどう考えるのかということです。東京が、汚染が厳しい現実を考え ると、消極的選択肢としてはあります。もちろん、作業員や周辺住民リスクはあがります。しかし、現況の焼却でも大きな問題があるため、新たに発生するリス クは大きくはないのです。言い換えれば、既にリスクは大きいのです。

理由⑨
「人を受け入れる。ガレキは受け入れない。」  むしろ避難支援活動を西日本や北海道で活発化し、支えるべきという認識をしています。

福島、南東北、関東首都圏の大半のエリアは居住は無理です。

特に、妊婦、こども、未成年男女、妊娠可能な女性は、これらの被曝エリアから、放射能汚染の程度が圧倒的に低いエリア(例えば愛知県から西の西日本など)ま で、退避すべきと思います。極力早く退避してください。事故からまもなく一年。あなたの体は慢性被曝で蝕まれます。間に合いません。一年はリミットです。

02.21.23:49

若杉ばあちゃんから、放射能汚染を乗り切る食生活のアドバイス


http://medaka-yoko.seesaa.net/article/190986615.html
メダカのがっこうHPより転載させていただきました。

若杉ばあちゃんから、放射能汚染を乗り切る食生活のアドバイスです。

○塩気について
「塩気を入れなさいよ。一番いい塩気は味噌汁。薬味味噌とか、味噌だけでもいいからね。」
○梅干について
「水の毒、食の毒、血の毒という三毒を消すといわれている梅干も必ず食べてね」
○食べてはいけないもの
「何しろ血液を薄くしないために、水を多く摂らないで。また陰性にしないために、甘いもの、果物、生野菜は絶対に摂らないようにしてね」
○お茶について
「緑茶はやめてね。三年番茶か、梅醤番茶がいいよ。黒焼き玄米茶は最高だけど、この際煮出すのはもったいないから、そのまま食べるか、粉にして食べるといいよ。」

補足説明 : 梅醤番茶の作り方は、梅干しと生姜の絞り汁と醤油を湯飲みに入れて崩してよく混ぜ、そこに三年番茶を注ぎます。

○お米について  
「お米は玄米にしなさい。いつもは玄米にこだわらなくても良いと言ってるけど、こういう時は玄米がいいのよ。焼き玄米おにぎりは最高だよ。」
○調理の仕方について
「煮物は、酒やみりんを使わず、醤油と水だけで、昆布だしで作るといいよ。」
○海草について
「今までに採って乾燥している海草、昆布、ワカメ、ひじきは大丈夫だからたくさん食べてね。放射能汚染の海で育った昆布は食べられないから気をつけて」
○食事の形について
「余計なものを食べんと、一汁一菜がいいのよ。たとえば、玄米ご飯と、季節の野菜か野草が入った味噌汁と、梅干、たくあん、漬物とかね。」
○放射能の毒を消すものについて
「とにかく黒焼きを身体に入れなさい。梅干の黒焼きは最高。黒焼き玄米茶もいいし、昆布も、ビワの葉、松葉、クワの葉、つくし、野草など、何でも干してから黒焼きにしてね。」

補足解説 : 黒焼きのつくり方について

●梅干の黒焼きは、土鍋の中央から右回りにぎっしり3年以上の塩分25%~30%の梅干を一皮並べに並べます。重ねると黒焼きにならないので注意。蓋をして周りと蓋の空気穴に小麦粉を水で練ったもので目張りをして、24時間焼きます。練炭七輪が便利です。出来たら熱いうちに蓋を取ると燃えてしまうので、冷めてから取り出し、すり鉢に入れ潰して種を取り、右回りにすりつぶして粉にします。種は捨てないでしゃぶっています。
摂取の仕方ですが、健康な人は、1日に耳かき1杯で良いのですが、非常時には、小さじ1杯ほどとってもいいです。胃を荒らさないよう葛粉を溶かして一緒に摂ると安全です。

●黒焼き玄米は、理想は籾つき玄米ですが、手に入らなかったら玄米でもいいです。これをヘラでかき回せる程度の量を土鍋に入れて、火にかけます。はじめはお米を乾燥させるつもりで弱火で、茶色になってきたら中火にして、最後は真っ黒になるまで強火で炒りあげます。もうもうと煙が上がり、鍋に焦げつきそうになるのをヘラで剥すのにかなり力が要ります。最後は火からおろしてカラカラになるまで混ぜ続けます。

●他の黒焼きは、土鍋にこだわらなくても、鉄のフライパンでも作れます。(何とか加工のフライパンは使わないで) その代わり空気を入れないように、しっかりと蓋をして弱火で焼きます。


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麹のお料理講習会で飲ませていっただいた、滋賀で自然農をされている菱川さんの玄米の黒焼きのお茶、珈琲のように香ばしくてとても美味しかったです。
(菱川さんのHP http://ameblo.jp/ishigama/)

玄米の黒焼き作るのはとても大変そう。
煙がもうもうと出るみたいなので家では無理ですね。

ロケットストーブを作る予定なので、そのできたストーブでアウトドアでチャレンジしてみたいと思います。

02.21.22:22

小出裕章さん講演会

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