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陽・紫空雲舎/ラシクウシャ

ラシクウシャとは、あなたらしく、わたしらしくそんな自然体の人たちの集う場所という意味です。 周りの情報や環境に流されることなく、大人も子供も自分のもともと持っている感覚を信じ、それぞれが安心して自分らしく生きられる、そんな場所を作りたいと思っています。
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  • 05/01/22:12

09.01.21:31

「小水力、さぁ関西で!」

関西広域小水力利用推進協議会設立総会と講演会の集い
「小水力、さぁ関西で!」

[日時] 9月1日(土)午後1時~4時半
[場所] 龍谷大学アバンティ響都ホール9階ホール
[主催] 関西広域小水力利用推進協議会準備会
[詳細] http://ma21f.sblo.jp/article/57023196.html

より自然なエネルギーへの転換が求められている中、地域の身近で、環境負荷の比較的小さいエネルギーである小水力発電の再生・推進を目指して、関西6府県と福井県、三重県を対象に、関西広域小水力利用推進協議会が設立しました。

以下の動画は会の模様です。

会の冒頭に大阪府知事、京都府知事、滋賀県知事から届いた祝辞
を紹介されました。





Video streaming by Ustream



Video streaming by Ustream



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私たち夫婦はスタッフで参加しました。
アバンティホール定員360名ほぼ満席で盛況でした。
団塊の世代の方たちが多かったです。
小水力の一人者、茨木大学の小林久先生http://scienceportal.jp/highlight/2007/071102.html、京都市会の鈴木まさほ議員も来られてました。
声をかけた友人たちも来てくれて嬉しかったです。

今日からスタートした
関西広域小水力利用推進協議会を宜しくお願いします!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
関西広域小水力利用推進協議会を紹介した新聞記事

【 2012年08月13日 23時50分 】
京都新聞 1面記事

小水力発電を推進 市民ら、京で協議会設立総会へ

谷川や水路の流れを利用した小水力発電を関西で広げようと、市民らが「関西広域小水力利用推進協議会」を9月1日に立ち上げる。福島第1原発事故を教訓に、安全なエネルギーを地産地消するのが狙いだ。同協議会の準備会は、京都市内で開く設立総会と講演会への参加を広く呼び掛けている。

 協議会には、関西で環境やエネルギー問題に取り組む市民やNPOメンバーらが200~300人参加する予定。河川の利用には自治体や国など河川管理者の許認可が必要なことから、各府県知事や自治体の担当者が顧問や委員として加わる見込みだ。

 設立後の活動として、小水力発電を行おうとする人たちへの助言や支援▽さまざまな組織や個人が情報交換をする場の提供▽小水力利用の支援制度創設への取り組み-などを計画している。

 原発事故をきっかけに再生可能エネルギーへの注目が高まり、準備会によると、京滋でも小水力発電を模索する動きが始まっている。関西は京都府北部や滋賀県の伊吹山周辺など各地に適地があり、利用が広がる素地は十分にあるという。

 呼び掛け人の一人、元淀川水系流域委員会委員長の宮本博司さん(59)=下京区=は「売電が目的ではないので、電気をどう地域で活用していくかが課題だ。住民に参画してもらい、地域の活性化に生かす方策を探りたい」と話す。

 協議会設立総会・講演会は午後1時から、南区東九条西山王町の龍谷大アバンティ響都ホールで開く。先進地の富山県や高知県から小水力利用の報告がある。参加費千円。申し込み不要。問い合わせは準備会の携帯電話090(4037)2158。


桂川に設置された小水力発電施設。電気は渡月橋の照明に利用されている(京都市右京区)


http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/ecb8e2b520f00b9145c4a902c108922a
関西広域小水力利用推進協議会の理事である守田敏也さんのHPより

「明日9月1日に、僕は山水人の場でお話させていただくために滋賀県朽木村に
向かうのですが、同日、京都市内で小水力発電のの普及をめざすユニークな
企画も行われます。こちらもぜひみなさんをお誘いしたいものなので紹介して
おきます。

企画の名は、「小水力、さぁ関西で!」~関西広域小水力利用推進協議会設立
総会と講演会の集い~です。「関西広域」とあるのは、関西2府4県に、三重県
と福井県も加わっているため。ここでの小水力の活用をめざした協議会を設立
するというわけです。僕も理事の末席に加わらせていただいています。

小水力とは、ダムなどの大規模水力に対置した言葉ですが、実はどこからが
小水力なのか明確な定義はありません。環境省は「1000キロワット以下が小水
力と呼ばれている」と紹介しています。その定義でもいいのですが、同じ水の
落差や水流を利用して発電していながら、ダムなどの水を貯める大規模設備を
伴なわない点が特徴と言ってもよいと思います。

そのため比較的どこでも仕掛けられる。水の落差があればいいわけで、山から
水が平地に出てきたところ、そこに段差があるところなどが適地と言えます。
しばしばそこは限界集落になっているところで、設置は地域の活性化にもつな
がる。高度経済成長から取り残されたところ、反対に言えば取り残されてこそ、
昔ながらの地域のよさがまだ残っているところとも言え、そうしたところの
再生・復活につながる要素を持っています。そんなところから原発をはじめと
した大規模発電のあり方を転換する地元エネルギー活用の活路が開けてくるの
は、それだけで愉快な面があります。

それだけでなく、小水力の魅力は、実は面倒くさいこと!何が面倒くさいのか
というと、川に発電機を仕掛けようとすると、水利権の問題、河川管理の問題
などいろいろな当事者がいて、それらの人が集まらないとことが始まらないの
です。手続きが極めて煩雑なのですが、しかしそれが久々に地域の人たちが
集って、自分たちの地域をどうしていくのか、みんなで話し合っていく場を作
ることになります。そのとき地域の見直し、同時に廃れてしまったコミュニ
ティの見直しの可能性も生まれる。だから面倒くさいけれど面白いのです。

さらに小水力発電はいったん仕掛けたらあとは機械任せに近いソーラーなどと
違い、毎日、点検しに行かないといけない。落ち葉がつまったり、動物がはさ
まったりして動かなくなることがあるからです。だからいつも誰かが監視して
いなければならない面倒くささがあるのですが、それが小さいながらも地域の
雇用を生むことになる。そうして面倒なわが郷土の小水力をみんなで育てる
ことになる。手がかかるからこそ、愛着も生まれていくというわけです。

そもそもかつては地域ごとに自然と向かい合い、面倒くさい作業を一緒に担う
中で作られている地域の温かさがありました。そこには古く、封建的なつな
がりも絡まっていて、その全てを美化したら過ちかもしれない。しかし現代は、
利便性を求めて、コミュニティの必要性を薄めるばかりで、人々はあまりに
孤立した生を営むようになってしまっています。都会の孤独などはその象徴
です。もっとみんなで地域をつくっていくモメントがあっていいのではないか。
そんな可能性を小水力は与えてくれます。エネルギーだけの問題ではなく、
エネルギーを担い、活用するコミュニティの再創造がそこにある。

・・・とここまでの話は、すべて小水力の仕掛け人で友人の古谷桂信さんの
受け売りですが、ともあれそんな形で小水力への挑戦が各地で始まっており、
関西でも協議会がスタートするというわけです。興味のある方はぜひご参加
ください。未来の、人間的で豊かなエネルギーのあり方を一緒に想像力たく
ましく考えていきましょう!」



http://blogs.yahoo.co.jp/cool7island/36765184.html
参加して下さった方のHP
http://giantdragonfly.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/2-5740.html
賛同して下さっている方のHP



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06.30.21:28

電気を我らに!


私たちが住むこの地域でエネルギーの自給自足を考えた時に、小水力発電にその可能性を観ました。
此処には京都の蹴上に続き、活躍した昔の発電所の跡が残っています。
その発電所を復活すべく、今動いています。

この講演会にも参加します!
みなさんも是非ご参加を!

04.17.18:36

エネルギー自給、輸出村

http://d.hatena.ne.jp/masashi50/20110505/1304582585
幸せに生きる環境学(フライブルクにて)より 転載

エネルギー自給、輸出村

 今日は前回のシェーナウに引き続き再生可能エネルギーに関するドイツ市民の活動の紹介をしたいと思います。
フライブルクの北約25kmに位置する人口約4200人の村フライアムト(Gemeinde Freiamt)は、1997以来、再生可能エネルギー源を使ったエネルギー供給への道を歩き始め、現在村のエネルギーを自給自足しているばかりか余剰発電した電力を村外に輸出しています。2008年にはドイツソーラー賞を受賞しています。

 フライアムトでは毎年約1400万kWhの電力を再生可能エネルギー源によって発電しています。
約200万kWhがこの村の需要以上に供給されていることになります。

約200個の太陽光発電施設は約2,600kWpの発電能力があり、太陽光発電施設はさらに増え続けています。

4つの風力発電機はそれぞれ出力1,800kWがあります。
この風力発電機の建設は1997年に設立された「フライアムトで風力発電機を促進する会 (Verein zur Förderung der Windenergie in Freiamt)」によって推進されていきます。
この会は風向、風速を測る塔建て調査しました。
この調査の結果は風力発電機設置にとても好ましいものだったので、1999年秋に2基の風力発電機の建設を申請しました。
2000年にこのプロジェクト実現のためにFreiamt Windmühlen GmbH & Co. Beteiligungs KGという合資会社を設立し、約150人の共同出資者が参加しこの風力発電機2基が建設されました。
その後2基の風力発電機が建てられ現在稼働中のものは4基になります。

フライアムトには水力発電機もあります。
4つの小規模水力発電施設は2つの製材所と1つの水車で製粉するパン屋さんで使われており(製粉時はうすの動力に、製粉で使用しない時に発電タービンに接続)、過剰発電分は売電されます。

さらに2つのビオガス暖房、発電施設があります。
2002年に340kWの発電出力を持った(熱出力540kWで)一基目が、2007年に190kWの発電出力のビオガスコージェネレーション施設が建てられました。
この一期目は以前酪農家であったInge ReinboldさんがBSEと豚肉価格の下落によって農業経営が厳しくなり、電気技師であたった息子の勧めによって設置しました。
Inge Reinboldさんは言います。「以前とそんなに変わっていないんですよ。
以前牛たちに与えていた農場のトウモロコシ、穀物、牧草を今ではバクテリアに与えているんです。」この2つのビオガス施設は、発電すると同時に発電時に出る熱も温水として家庭に送られ、使用されます。
700mの配温水管が敷かれ、それを通して約80℃の温水が家庭では70℃で得られるようになっています。
このビオガス発電の原料はトウモロコシや牧草、家畜のふん尿なのですが、これらを近くの農家からもらい、その代わりに、ガス発生後にできる堆肥を農家に渡します。
農家は家畜のふん尿の処理が出来さらに堆肥をもらえ、発電施設では原料を譲り受けることが出来るのです。たくさんの木質チップを使った暖房設備がありますが、この原料である木材はフライアムトの森から得られる間伐材などを利用しています。
酪農家の所有する森などから得られる“廃材”を木質チップにし自分の家の暖房に使い、余ったチップは売られます。
面白い熱の利用方法もあります。フライアムトは酪農業が盛んです。酪農家は牛乳を出荷する時に約32℃から4℃まで冷やしますが、この“排熱”を捨ててしまわず利用しようというものです。
熱交換器という装置を使い(60℃の)温水を得ることが出来るのです。

 フライアムトのようなエネルギー自給、輸出村の成功は再生可能エネルギーが環境にやさしいだけでなく、市民に実益をもたらすことを示しています。
市民は他のエネルギー源に頼ることなく自分の家の屋根に降り注ぐ太陽エネルギーや山にふく風を利用して自分たちの生活に必要なエネルギー(電力や熱)を作ることが出来るのです。
価格の変動が激しい石油などからの影響が少ないだけでなく、このような燃料を遠いところから買う必要が無くなります。
さらにこれらの再生可能エネルギー電力は高く売ることが出来るので(ドイツでは既に全量固定価格買い取り制度があり発電した電力を売り、それより安値の電力を買っています。日本では2012年から実施の方向)設備投資など諸経費を返済すれば利益も上がるわけです。
このような魅力が大きかったことが市民の運動を後押しし、環境意識と相まって成功したのだと思います。
日本でもこの全量買い取り制度が決まれば、現在の脱原発の流れと相まって大きな市民運動の流れになるのではないでしょうか?
前回紹介したシェーナウの電力供給会社EWSの市民活動と共に日本の未来の明るいエネルギー政策のヒントとなればと思っています。

04.17.18:06

シェーナウの想い

ドイツ、黒い森(シュヴァルツヴァルド)の街、シェーナウ。どこにでもあるような、静かで穏やかで、皆が顔なじみの美しい街。

1986年、ウクライナのチェルノブイリで起った悲劇を発端に、穏やかなシェーナウの人々の暮らしは一変します。チェルノブイリと同様、近くに原発を臨むこの街で、子ども­の未来に不安を持つ親たちが集まり、住民運動を始めたのです。

「原子力のない未来を求める親の会」。かれらの最初の活動は、小さなテントをたてて情報センターにし、放射線物質を防ぐための生活情報を発信することでした。何を食べてよ­くて、何がだめなのか。被ばくによって何が起るのか。その危険は、私たちのすぐ近くの原発からも、もたらされるのでは?

彼らはまた、チェルノブイリ村の人々——とくにその子どもたちをほおっておくことができませんでした。被ばくした子どもの癌検診のためにと資金を送り、さらに村の子どもた­ちをシェーナウの森に招待しました。彼らはチェルノブイリの子どもたちに伝えたかったのです、「シェーナウは、あなたたちを忘れない。ずっとあなたたちの側にいる」と。

それは、原子力と闘うことを意味していました。

原子力のない未来を願う親たちの、小さな住民運動は、やがて電力革命を巻き起こし、ついにドイツの電力史を塗り替えます。これはそのシェーナウの人々の思いを綴ったドキュ­メンタリーです。

シェーナウの電力網を握る「ラインフェルデン電力」。シェーナウにはこの発電所に頼る以外に、電力を得る手段が一つもありませんでした。

「原子力のない未来を目指す親たちの会」のメンバーはこのモノポリ会社に、「脱原発」、「自然エネルギー発電への転換」そして「電力を消費すればするほど安くなる料金プラ­ンを見直すように」と訴えるのですが、冷たく門前払いされてしまいます。この巨大会社の関心は、とにかく安く発電し、それをできるだけ多く売りさばくことにしかなかったの­です。

「原子力と闘う——それは、国の巨大モノポリと闘うことなのだ・・・」

どうしようもない無力感が、彼らを襲います。しかしその先に湧いた怒りが、子どもを持つ親たちを動かしました。彼らは「原子力による電力をなるべくつかわない」という方法­でラインフェルデンに抵抗の意思を示そうと、町を挙げての節電キャンペーンを実施。たった一年で、街全体で10%の節電効果をたたき出します。

この効果に力を得た彼らは、「シェーナウを自然エネルギーで生きる街にしよう」とさらなる夢を描きます。

1991年。ラインフェルデン電力との独占契約の継続更新を4年後にひかえていたこの年、シェーナウの町議会は、ラインフェルデン電力から100,000マルクのお金と引­き換えに一つの提案を受けます。「4年後をまたずにいま、今後20年間の電力供給について早期の独占契約を結ばないか。」100,000マルク?——小さな街の議会は湧き­ました。

それはしかし住民グループにとって「脅迫」以外の何者でもありませんでした。こんなお金で、シェーナウはまた原子力に依存する道を選ぶのか?彼らは必死に100,000マ­ルクをかき集め、それを全て議会に寄付し、早期契約に反対をとなえました。

しかしたとえ早期契約の話が4年後に流れても、ラインフェルデン電力が独占企業である限り、4年後、街は結局また契約更新をするしかないのです。原子力エネルギーに頼り続­ける生き方はもうあり得ない、しかしラインフェルデン電力の他に一体誰がシェーナウに電力を供給できるというのだろう?

彼らの出した答えは、「それなら、自分たちで電力網(グリッド)を買い取ってしまおう」というものでした。

------
原子力のない未来を願う親たちの、小さな住民運動は、やがて電力革命を巻き起こし、ついにドイツの電力史を塗り替えます。これはそのシェーナウの人々の思いを綴ったドキュ­­メンタリー。


http://d.hatena.ne.jp/masashi50/20110502/1304346498








友達から以下の案内を頂きました。
観に行こうと思います!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

映画「シェーナウの想い」
~自然エネルギー社会を子どもたちに~
 上映会&講演会

日時:2012年5月13日(日)
開演9:30~
上映会 10:00~11:00
講演会 11:10~11:50
講師   朴 勝俊(関西学院大学准教授)
会場   ひと・まち交流会 京都
      3階 第4会議室

参加費 組合員 300円
      組合員外 500円

申し込み締め切り 5月10日

申し込み先
コープ自然派組合員サービスセンター 0120-408-300
    携帯  088-603-0080
受付 月~金 9:00~18:00

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

04.16.17:29

永続地帯 - Sustainable Zone

食とエネルギーの自給自足を実現している所が既にたくさんあること
知りました。
素晴らしいですね!
今後いろいろ調べてみたいです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
http://sustainable-zone.org/

「永続地帯2011年版報告書」(確報版)の公表について

2011年12月28日


千葉大学倉阪研究室 + NPO法人環境エネルギー政策研究所

 千葉大学倉阪研究室とNPO法人環境エネルギー政策研究所は、日本国内の市区町村別の再生可能エネルギーの供給実態などを把握する「永続地帯」研究を進めています。
 今般「永続地帯」研究の最新結果(2010年3月現在)を「永続地帯2011年版報告書」としてとりまとめました。この確報版では、バイオマス熱利用と林業部門のエネルギー需要を集計対象に加えました。その結果、域内の民生・農林水産用エネルギー需要を上回る量の再生可能エネルギーを生み出している市区町村(「100%エネルギー永続地帯」)は、2010年3月段階で52市町村あることがわかりました。
 また、2009年11月に太陽光発電にかかる余剰電力の固定価格買取制度を導入したことにより、2009年度に太陽光発電が36%増加した一方、再生可能エネルギー供給量全体(バイオマス熱利用除く)の増加率は4.2%にとどまっていることがわかりました。増加傾向にない再生可能エネルギー種(小水力、地熱、太陽熱)が、日本の再生可能エネルギー供給の63%を占めることがわかりました。
 また、100%エネルギー永続地帯市区町村に関して食糧自給率の試算を行った結果、100%エネルギー永続地帯である市町村の中で、28の市町村が、食糧自給率でも100%を超えていることがわかりました。これらの市町村は、住み続けるために必要なエネルギーと食糧を地域で生み出すことができる市町村であり、「永続地帯」市町村といえます。

永続地帯市町村一覧 †
•北海道(5)磯谷郡蘭越町、虻田郡ニセコ町、苫前郡苫前町、天塩郡幌延町、有珠郡壮瞥町
•青森県(3)西津軽郡深浦町、上北郡六ケ所村、下北郡東通村
•岩手県(3)八幡平市、岩手郡雫石町、岩手郡葛巻町
•宮城県(1)刈田郡七ケ宿町
•秋田県(1)鹿角市
•福島県(3)南会津郡下郷町、河沼郡柳津町、石川郡古殿町
•群馬県(2)吾妻郡嬬恋村、利根郡片品村
•富山県(1)下新川郡朝日町
•長野県(2)南佐久郡小海町、下水内郡栄村
•熊本県(4)阿蘇郡小国町、上益城郡山都町、球磨郡水上村、球磨郡相良村
•大分県(1)玖珠郡九重町
•鹿児島県(2)出水郡長島町、肝属郡南大隅町

04.16.07:45

小水力発電のシンポジウム


小水力発電のシンポジウムでは、お手伝いで受付けをさせてもらいました。

大原里づくり協会の和田野さん、関東方面から京都に避難して来られたMOGUさん一家、脱原発の事で活発に動かれているジャーナリスト守田敏也さんはじめ、200人ぐらいの参加でした。

茨城大学教授、全国小水力利用推進協議会の理事の小林久先生は水力発電の歴史発電方法や地域のかかわり、採算性のお話をして頂きました。
http://www.mizu.gr.jp/images/main/kikanshi/no39/mizu39.pdf
冊子「小水力の底力」に小林先生の記事が載ってます。

その後は各地域で取り組まれている方々の発表の時間がありました。

いなべ市で行われる工業高校生による、「小水力発電アイデアコンテスト」の主催者のお話。
http://mph-contest.org/2012/04/post-6.html

立命館の学生さんによる
「時は今だプロジェクト」の取り組み
http://tokiima.blogspot.jp/

富山小水力利用推進協議会
http://t-water.org/

岡山小水力利用協議会 堤孝雄さん
http://okayama-water.jimdo.com/

徳島小水力利用推進協議会 森英雄さん
http://t-water.info/wordpress/

高知小水力利用推進協議会 菊池豊さん
http://sites.google.com/site/kochishp/

熊本小水力  兼瀬哲治さん(村長)
http://www.kuma-ontai.jp/page0114.html
兼瀬さんの地域の宝を見つけ、活かすという取り組みに感銘しました。素敵な村長さん!
先人の遺産を生かす「棚田発電」土地改良区が農業用水を、村役場が砂防堰堤を活用
http://te-kanese.jugem.jp/?cid=1

鹿児島小水力利用推進協議会  髙﨑満さん
http://j-water.blogspot.jp/2011/11/blog-post_2193.html

美山里山舎 ピコ水力発電
http://satoyama-sha.com/pg369.html
美山水力サイバースポット体験
http://satoyama-sha.com/cn38/pg626.html

伸ちゃんが手を上げて質問した、
「産・学・官が一体となって、小水力発電を進めている事例がありますか?」の問いに小林先生が答えてくれた事例2件

小林先生の関わった都留市の小水力発電の取り組み
http://www.city.tsuru.yamanashi.jp/forms/info/info.aspx?info_id=2681

桐生市の群馬大学、市、鉄道、観光手を組んだ
小水力の取り組み
http://www.city.kiryu.gunma.jp/web/home.nsf/0/5abb3d12b9893cc24925778b001f28bb?OpenDocument

京都 嵐山でのミニ水力発電実現に動いたお二人に出会いました。今後、親交を深めて行こうと思います。
http://www4.ocn.ne.jp/~cef/arasiyama.pdf

太陽(おひさま)の恵み三方よし商品券 の仕組みを考えた中川さん橋本さんとの出会い。(私たちの後ろに座っておられた)
http://blogs.yahoo.co.jp/hose_solar/25920466.html
http://www.asahi.com/areanews/shiga/OSK201106040144.html

大変有意義なシンポジウムでした!!

04.13.02:45

「関西でも小水力発電を!」公開シンポジウム



当日お手伝いに行きます。
ご興味のある方は是非いらして下さいね!

07.04.12:23

「発明家・藤村靖之さん “非電化製品”が暮らしを変える?」

http://cgi4.nhk.or.jp/eco-channel/jp/movie/play.cgi?movie=j_asia_20110513_1107
NHK エコチャンネルより

「発明家・藤村靖之さん “非電化製品”が暮らしを変える?」

発明家・藤村靖之さんは、「エネルギーとお金を使わずとも、豊かで幸せな生活は可能」という信念のもと、電気を使わない“非電化製品”を作りつづけています。

氷も電気も使わない冷蔵庫、太陽熱を使ったドライフーズ製造機など、これまで発明した非電化製品は30点以上。
8年前からはモンゴルで、電気を使えない遊牧民の暮らしを豊かにする“モンゴル非電化プロジェクト”に取り組んでいます。

藤村さんに、現代社会で非電化製品にかける思いを聞きます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
http://www.bayfm.co.jp/flint/20060924.html

発明家・藤村靖之さんの「愉しい非電化」

電気を使わない「非電化製品」の普及に取り組む、発明家の「藤村靖之」さんを神奈川県葉山の工房に訪ねてお話をうかがいました。電気を使わない冷蔵庫やエアコンなどの発明品のお話ほか、エネルギー問題や電気の問題など興味深いお話が満載です。 

 


 

電気を使わない冷蔵庫の仕組みとは?

●私たちは今、葉山にある非電化工房・アトリエにお邪魔をしてお話をうかがっています。この工房・アトリエの方には電気を使わない製品がいたるところにありまして、一番気になるのが電気を使わない冷蔵庫。この冷蔵庫の仕組みを簡単に教えていただけますか?

「この仕組みを簡単に説明するのはとても簡単ではないんですが(笑)、天気予報でアナウンサーの方が『今日は空が澄んでいるから、放射冷却が起こって、夜、冷え込むでしょう』って言っているのを聞いたことありませんか?」

●あります!


 


「あれは夜、空が澄んでいますと、地面の熱が赤外線の形で空に放射、あるいは輻射(ふくしゃ)とも言いますが、放射されちゃうんですね。だから、地面がどんどん冷えていくわけです。こ
れを放射冷却って呼んでいるんですけど、この非電化冷蔵庫もこれと同じ原理を使っているんです。
黒っぽい金属の板から空に向かって熱を夜の間に放射するんですね。そうすると、あの金属の板はどんどん冷たくなります。
そうすると、あの金属の板は下の部分が水に接しているんですが、下には水がたっぷり入れてありましてね。
そうすると、水が冷たくなりますね。水っていうのは自然対流っていいまして、温かいものは上に、冷たいものは下にっていう原理があるんです。
小学校の理科で習ったでしょ? 忘れちゃったかな(笑)」

●なんとなく覚えています(笑)。

「お風呂でも放っておくと上が温かくて下が冷たくなっちゃうじゃないですか。ああいうのを自然対流っていうんですけど、その自然対流の原理で下のほうがどんどん冷たくなってくるんです。で、そういうふうにして夜の間に冷たい水をたっぷり下に蓄えておくんですね。そうすると、水に囲われているところに色々なものを入れておくわけですから、昼間でも冷たい状態を維持できるという原理なんです」

●この非電化冷蔵庫の場合は、外に置くんですよね。

「そうなんです。空が見えるところに置かなくちゃいけないんですよ。だから、もし家を新しく建てるのでしたら、台所にくっつけて外に向けて放射できるようにしておけばいいから、そうすれば、台所側から開けるようにすることもできるんですね」

●取出しをするのは中側からということですね。それと全く逆の原理で、電気を使わないオーブンもあるそうですね。

「はい。それはさっきの原理とは逆で、太陽の熱を1ヵ所に集めて中にどんどん取り込んでしまって、閉じ込めてしまうわけです。入ってくる一方で出さなければ、どんどん溜まっていきますよね。そうすると、中を200℃以上にすることだってできるんです。そんなに難しくないんですよ。太陽の力でピザやパイ、パンまで焼けるんですね」

●私たちのすぐ横にもアルミで縁取られた額縁のようなものがあって、青いフィルターが張られているんですが、これが実は除湿機だそうですね。

「そうなんです」

●これは原理的にはどういう働きで除湿をしてくれるんですか?

「青く見えるところが紙で、ろ紙を使っているんですけど、この紙は湿気を吸いやすいように細工をしてあるんですね。そうすると、これを置いておくだけで、部屋の中の湿気をどんどん吸っていきます。で、約1.5リットル吸うと、これ以上吸えなくなっちゃうんですけど、そうすると、ろ紙がピンクになっちゃうんですね。するとこれ以上は湿気を吸いません」

●後ろにはピンクになった状態の除湿機もありますが、置いてあると綺麗なパテーションのようですね。

「そうでしょ? 『これ以上吸わないんだったら捨てちゃえ』ってことになったら困ってしまうから、これを太陽の光にさらしていただくんです。で、そうすると、太陽の強さによって違うんですが、2時間か3時間すると湿気を吐き出して、元のブルーの状態に戻ります。すると、また除湿再開できます。こういうふうにして地球に何も捨てないで、電気も使わないで、何年でも、多分20年でも30年でも使えるという除湿機なんです」

●置いておいてピンクになったら、日の当たるところで乾かして、また使えばいいので簡単でいいですよね。

「そうおっしゃってくださる方が案外少なくて(笑)、『ピンクになったらいちいち乾さなくちゃいけないなんて、そんな面倒くさいものやっていられるか!』って方が多いんですよ。確かに気が短い人はイライラして、こんなものはきっと耐え難いでしょうけど、でも、そういう人達ばかりじゃないみたいでして、エコロジー派でスローライフ派の方は『いいじゃないか』って言って、ピンクになったら『たくさん吸ったのね。ご苦労さん』って言って、日の光に乾して、そういうことを楽しんでくださる方もいらっしゃいます。そういう人にはとても評判がいいんです」

●そういうことを楽しむ人たちの要望もあって作ったのが、電気を使わない冷房だそうですね。

「はい。名付けて『夜だけ非電化スロー・エアコン』っていう(笑)」

●分かりやすい名前ですね(笑)。

「電気を使わなくて、夜しか使えません。そして、ゆっくりしか冷えません。『簡単の極みだからお金もかからないし、長持ちするし、だけど、ゆっくりしか冷えない』って言ったら、みなさんが『これでいい!』っていうので作りました」

●ちなみにどの程度の冷え具合なんですか?

「寝苦しくてたまらない夜に、何とか寝やすくなるくらいの冷え具合です。だから、今の多くの人が大好きな電気のエアコンの5分の1くらいの能力っていったらいいのかな」

●何よりも驚くのが、電気を使わないで、こんなことができちゃっているということだと思うんですね。このあともその辺についてどんどんうかがっていきたいと思います。

●藤村さんのご本『エコライフ&スローライフのための愉しい非電化』の中に、待機電力という章があって、私も非常に気になっているんですが、誰もが持っている携帯電話の充電器のアダプターをコンセントに挿している間に使っている待機電力が、かなりのエネルギーになっているっていうのを初めて知ってビックリしました。よく、テレビなどの電化製品も元の電源をオフにせずに、リモコンのオン/オフだけでやっていると、待機電力が使われちゃうから消しなさいよっていうのは前にこの番組でも取り上げたことがあったんですが、充電アダプターも同じだったんですね。

「そうです。充電アダプターも携帯電話を載せていなくても、コンセントにつないでいる限りは電気を食い続けるんですね。微々たる電気なんですよ。だけど、1日24時間、1年365日の掛け算になると、1年間では驚くような電力になっちゃうんですね。それが、今度は1億2000万人全員がということになって掛け算をしていくと、この待機電力だけで原子力発電所1.何基分というような驚くような数字になっちゃうんですね」

●私はこの待機電力の章のサブ・タイトル「原発4基分で待機電力をまかなっている日本」っていうのを読んだだけで、「なにーっ!?」って思ってしまったんですけど(笑)、「原発反対!」なんて言えないですよね。

「意外に知らないことってたくさんありましてね、例えば、電気ポットと電気冷蔵庫ってどちらが電気を食うと思いますか?」

●単純に考えたら電気冷蔵庫ですよね。

「電気冷蔵庫のほうが巨大ですから、誰もが電気冷蔵庫のほうが電気を食うと思っているんですね。ところが答えは電気ポットの方が電気を食うんです。一番大きな400リットルの冷蔵庫よりも、2リットルくらいの中型の電気ポットの方が電気を食うんです。なぜかといいますと、いつでもボタンを押すだけで熱いお湯が出てくるっていう便利さがありますね。だけど、押すだけで熱いお湯が出てくるためには、いつも90℃とか95℃といった設定した温度をいつも維持しなくちゃいけない。そうすると、いつもヒーターで加熱をしょっちゅうやっているわけですね。これを1日24時間、1年365日やりますから、1年間の電力消費量はっていう計算をしてますと、電気ポットの方が食うんですね。電気ポットだけで原子力発電所2基分の電力を消費していることは紛れもない事実なんですよ」

●みんな電気ポット使うのやめようよー(笑)。他に何がありますか?


 

「面白い話がありますよ。この非電化工房のアトリエには色々なお客さんがお見えになるんですね。で、今まで何回かこういうテストをしました。最新鋭の電気掃除機がわざとここにおいてあるんです。女性の方ばかり、30人以上テストしました。その人達にわざとゴミを撒き散らして、電気掃除機で掃除してもらうんです。で、そのあとに名人が作ったほうきがあるんですが、そのほうきで掃除してもらいます。そこで私が『どちらがうまく掃けましたか?』って質問すると、全員が『ほうきの方がうまく掃けました』って答えます。それはなぜかっていうと、ここはフローリングと畳だからなんですね。電気掃除機っていうのはカーペットのために作られたわけですから、カーペットだけは話が別なんですけど、みんなが部屋中カーペットなわけではおそらくないでしょうから、畳とフローリングだったらもちろん、ほうきの方がうまく掃けるでしょうから、全員が『ほうきの方がうまく掃けました』っていう答えでした。そこで、私は2つ目の質問をします。『どちらが愉しく掃けましたか?』って聞くと、全員が興奮して『ほうきの方が愉しかった』って答えるんですよ。それじゃあ、3つ目の質問なんだけど、『じゃあ、なぜ普段の掃除は電気掃除機でやるんですか?』って聞くと、みなさんオタオタしちゃって(笑)。最終的には異口同音でなんておっしゃったかっていうと、『明日からほうきにします』って言っていました。
 これって、笑い話みたいな話でしょ。だけど、これを笑い話のままにとどめておいていいのかなって気がするんですよ。だって、電気掃除機だけで、また原発換算で恐縮ですけど、原発1.6基分の電気を消費していることは紛れもない事実なんですね。そして、今この国では地球温暖化だとか、原子力発電所が危険とか、核燃料の再処理工場はとか、生活は一体どうなるんだろうかって一方では大問題になっているわけですね。私は確かにこの国でも、もっと電気じゃなくても愉しくできることがたくさんあるんじゃないかっていうことを、みなさんに知っていただいた方がいいと思ったんですね。そして、電気は良くないっていう言い方はしたくないんですね。みんなで100年もかかってこういう電気文明の世界を作ってきたわけですし、みんながこれで生活が豊かになったわけだから、電気を否定する気は毛頭ないんですけど、『電化製品と非電化製品と愉しい方を選んだらいかがですか?』っていうのが私からの提案なんです」


 

非電化製品を途上国に普及させたい

●そもそも、非電化製品に取り組み始めたキッカケは何だったんですか?

「この非電化製品の発明は、今からちょうど6年前、2000年の秋くらいから始めました。私自身は発明家で30年以上もやっていますから、それまで他の発明をやっていたんですけど、2000年の秋くらいに、とある発展途上国に行ったんですね。私はしょっちゅう外国に行くんですけど、その発展途上国ではみんなが電化製品を夢見て一生懸命に働いていらっしゃるんですね。そして、経済成長を成し遂げていらっしゃる。そのこと自体は悪いことでは決してないんですけど、ただ、そういう国の人達が今、日本にあるような電化製品をいっせいに使い始めたら、一体何が起こるんだろうかっていうことを計算してみたんですね。
 例えば、インドに行って、インドの人に『今、何が一番欲しいですか?』って質問をすると、『電気洗濯機が欲しい』っていう答えが一番多かったんです。中国にいって同じ質問をすると、『電気冷蔵庫が欲しい』という答えが一番多かった。ブラジルで同じ質問をすると、みんなが『エアコンだ!』って答えるわけですよ。そうすると、こういう国の人たちが日本のような電気洗濯機、日本のような電気冷蔵庫、日本のようなエアコン、こういうものを使っていったらっていうことを計算してみると、どう計算しても地球がアウトなんですね。
 自分は発明家なんだから『よし、分かった!』って言って、何億台普及しても地球がアウトにならないようなものを発明して、『どうせ普及させるならこういうものを普及させたらいかがですか? これなら地球はアウトにならない上に、皆さんの生活はとても快適になって、発明の権利もみなさんにタダで差し上げるから、もしかすると、外国に輸出するようなことがあった場合に、みなさんにお金が入ってきます。そういうおまけもつくかもしれないからいいんじゃないかな』っていうことを言ってみたくなったんですね。そして、テレビとコンピューターだけは非電化のものができなかったんですが、一通りの電化製品を作って、途上国といわれているような国の人に見せに行ったんですね。そしたら、最初は受け入れられなかったんです。手ひどくはねつけられちゃいましたね。そんなのがこの非電化製品に取り組んだキッカケですね」

最初は発展途上国の人たちに全く受け入れられなかった非電化製品ですが、ちょっと視点を変えて、日本でもエコロジー推進派の人たちに紹介したところ、藤村さんの予想に反して、意外とウケたんだそうです。それも時代が、徐々にではあるものの、確実に環境保護の方向に向いてきたからだと思うのですが、そういった時代のニーズに応えて藤村さんは国内外で、いくつもの非電化プロジェクトを進めてらっしゃいます。
 その代表的なものが、2003年に始まった「モンゴル非電化プロジェクト」。実は藤村さん、実際にモンゴルの遊牧民の人たちと会い、「夏に羊の肉が腐ってしまうので冷蔵庫が欲しい」という切実な要望に応えて、“遊牧民仕様”の非電化冷蔵庫を作ることになったんだそうです。
 ちなみに、この“遊牧民仕様”というのが、実は肝心で、遊牧民の人たちでも購入できる価格、そして移動に耐えることを条件に非電化冷蔵庫を開発し、2004年に、ゲル(遊牧民のテント状の家)のすぐ脇に、木の箱と、鉄板と、ペットボトルで作った非電化冷蔵庫を設置。テストの結果、見事4°以下に保つことに成功しました。
 価格の方も、現地の企業が“ひつじ1頭分”で作れる計算になっているそうで、今のところ、5台の冷蔵庫が、製造・販売されたということなんですが、ちなみに、この発明の権利は、現地企業に無償で提供されています。
 また、モンゴルでは、ほかにも暖房装置の開発や、寒くて痩せた土地でも野菜を作れるパッシヴ・ソーラー・ハウスの実験も行なっています。
 更に、藤村さんは、モンゴル以外にも、ナイジェリアに非電化のオレンジ・ジュース工場を作るプロジェクトや、セネガルに非電化をテーマとして、自立持続型の産業を起こすためのプロジェクト。また、国内では九州のある修道院に、ススキと土を使って、非電化野菜貯蔵庫を作るプロジェクトを進め、修道院のシスターたちと延べ400人を超えるボランティアが参加して、去年6月に完成させています。
 “困っている人を助けるのが発明家だ”という藤村さんの挑戦はこれからもずっと続きそうです。

得るものと失うものを秤にかけて選ぼう

●電化製品と非電化製品を選択できるって思うだけでも、ちょっと考えますよね。今までは、電化製品しかないって思い込んでいる中で、全て電気に頼っていいのかしらって思っている方もたくさんいらっしゃると思うんですね。そういう意味で言ったら、非電化住宅があってもいいんじゃないかって思います。

「そうですよね。非電化住宅はオール電化住宅と違って、ボタン1つ押せばなんでもできるっていうわけにはいきませんから、ちょっと不便ですね。人によってはボタン1つで何でもできるっていうのが、とてもいいっていう人がいるでしょうね。例えば、お年を召して体が動かなくなってしまったっていう人にとっては、ボタン1つでなんでもっていうのはとても素晴らしいと思うんですね。だけど、ボタン1つでなんでもっていうのが愉しいかっていうと、もしかしたら人によっては手足を使ったり、技を磨くとますます上手にできるというほうに喜びを覚える人だっているかもしれませんよね。
 私たちが若い時代までは、お金を持っている人も持っていない人も、年をとっている人も若い人も、快適便利を得ると必ず何かを失うっていう哲学を全員が持っていたんですね。必ず何かを失うんだから、失うものの大きさと得るもの、快適や便利をはかりにかけて、慎重に選んで得ていくっていう哲学を日本でも持っていたんですね。でも今は快適や便利を得ることは何かを失うことだっていうことをみなさんが忘れてしまって、得ることだけに夢中になってしまったっていう時代を、私たちみんなで築いてしまったっていうことは間違いないでしょうね。必ず何かを失うんじゃないでしょうかね」

●今日はいろいろなお話を聞かせていただいた上に非電化製品も拝見させていただいて、私の中で愉しい非電化グッズというのをもっともっと取り入れたいと思っています。これからも素敵な非電化グッズを発明してくださいね。今日はどうもありがとうございました。
 

 

原発4基分でまかなっている待機電力


 

04.28.22:22

磁力発電機

エネルギーの自給自足について調べてみたら、磁力発電というものに出会いました。実用化までもう少し!

http://newscience.air-nifty.com/blog/2004/07/post_1.html
新科学と健康と雑学

16KWの出力が得られる磁力発電機
 北吉与兵衛氏は、湊氏の磁力回転装置とは異なる原理で動作する磁力発電機を開発している。19年かかって2000年に完成した。
 磁力発電機の心臓部「磁力回転増速装置」は、永久磁石が取り付けられた固定円盤と、永久磁石が取り付けられた回転円盤からなる。永久磁石は、円周の接線に対して直角に取り付けられている。下の円盤に12組、上の円盤に13組の永久磁石が取り付けられており、回転に不必要な磁界を消磁するように工夫されている。



最初は駆動用モーターに電源を入れて磁力回転増速装置の回転円盤を回転させる。駆動用モータは、円盤を始動させるためだけに使われ、始動から2~3分後に磁力回転増速装置の回転数が1400回転/分を超えると、クラッチが自動的に外れて駆動用モーターが停止し、1300回転/分まで落ちるとクラッチと接続し、駆動用モーターが再駆動する仕組みになっている。磁力回転増速装置には、発電機と補助用モーターがベルトで接続されている。発電された電力の一部を補助用モーターの回転に使い、磁力回転増速装置の回転が一定になるように補助している。補助用モーターの消費電力は、発電量の約10分の1である。



得られる電力は交流で、200V、80A、16KWの出力が得られている。

(「ここまで来た!宇宙エネルギー最前線」深野一幸著、成星出版)
ここまで来た!宇宙エネルギー最前線
著者:
出版社:成星出版
本体価格:1,500円


 湊氏の磁力回転装置に比べると、はるかに大きな電力が得られており、有望である。北吉氏は、装置の販売は行わず、発電機を100台くらい作って日本各地で発電し、電力を電力会社へ販売する事業をやりたいと考えているそうだ。





NES国際総合研究所HP
http://www.nesmp.com/

この会社もいい所まで頑張って開発中のようです。


04.28.19:52

電磁波で塩水が燃料に!!

http://newscience.air-nifty.com/blog/2009/04/post-a1f3.html
伸科学と健康と雑学HPより



米国のジョン・キャンザス(John Kanzius)は、塩水を燃料にする方法を偶然発見した。キャンザスはガンを治療するためにRFジェネレータ(電磁波発生器)を発明した。RFジェネレータは、人体に電磁波を当てることによりがん細胞のみを死滅させる装置である。
 彼は、塩水から塩を除去する実験を行っていた。水道水に塩を加えて電磁波を当てたところ、塩水が代替え燃料になることを発見した。電磁波の影響により、塩水の中の酸素と水素の結合が弱まり、水素と酸素ガスが発生したと思われる

04.28.15:50

藻で日本が産油国になる!?

今日、藻で石油を作る開発が進んでいる話を聞き、早速調べてみました。
石油の自給自足も可能だそうで素晴らしいです。


藻類に「石油」を作らせる研究で、筑波大のチームが従来より10倍以上も油の生産能力が高いタイプを沖縄の海で発見した。チームは工業利用に向けて特許を申請している。将来は燃料油としての利用が期待され、資源小国の日本にとって朗報となりそうだ。茨城県で開かれた国際会議で14日に発表した。

 筑波大の渡邉信教授、彼谷邦光特任教授らの研究チーム。海水や泥の中などにすむ「オーランチオキトリウム」という単細胞の藻類に注目し、東京湾やベトナムの海などで計150株を採った。これらの性質を調べたところ、沖縄の海で採れた株が極めて高い油の生産能力を持つことが分かった。

 球形で直径は5~15マイクロメートル(マイクロは100万分の1)。水中の有機物をもとに、化石燃料の重油に相当する炭化水素を作り、細胞内にため込む性質がある。同じ温度条件で培養すると、これまで有望だとされていた藻類のボトリオコッカスに比べて、10~12倍の量の炭化水素を作ることが分かった。

 研究チームの試算では、深さ1メートルのプールで培養すれば面積1ヘクタールあたり年間約1万トン作り出せる。「国内の耕作放棄地などを利用して生産施設を約2万ヘクタールにすれば、日本の石油輸入量に匹敵する生産量になる」としている。

 炭化水素をつくる藻類は複数の種類が知られているが生産効率の低さが課題だった。

 渡邉教授は「大規模なプラントで大量培養すれば、自動車の燃料用に1リットル50円以下で供給できるようになるだろう」と話している。

 また、この藻類は水中の有機物を吸収して増殖するため、生活排水などを浄化しながら油を生産するプラントをつくる一石二鳥の構想もある。(山本智之)







筑波大学の渡邉信教授の研究グループが発表したところによると、バイオ燃料に適した藻を発見した。

沖縄県で採集された「オーランチオキトリウム」という藻の仲間を使うことで、従来の藻に比べ、油の生産効率が10倍以上向上するという。従来は1リットル当たり800円程度のコストがかかっていた、これを50円程度にすることが可能だという。研究グループは10年先を目途に実用化を目指すという。

もちろん、藻のバイオ燃料としての利用は自動車の燃料としても注目されている。トヨタ自動車との関連が深いデンソーは藻類の培養施設を有し、そこで量産技術の確立に乗り出している。2010年6月中旬の事だ。

アメリカのエネルギー総合起業エクソンモービルは藻類のバイオ燃料の生産に約530億円を投じる計画で藻類のバイオ燃料開発の競争は激化している中の重大な発表で、この業界の先行きを大きく変える重要な発見である可能性が高い。

以下、今回の研究グループのリーダー、渡邉信教授のインタビュー番組を掲載する。