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  • 01/23/05:57

04.28.15:50

藻で日本が産油国になる!?

今日、藻で石油を作る開発が進んでいる話を聞き、早速調べてみました。
石油の自給自足も可能だそうで素晴らしいです。


藻類に「石油」を作らせる研究で、筑波大のチームが従来より10倍以上も油の生産能力が高いタイプを沖縄の海で発見した。チームは工業利用に向けて特許を申請している。将来は燃料油としての利用が期待され、資源小国の日本にとって朗報となりそうだ。茨城県で開かれた国際会議で14日に発表した。

 筑波大の渡邉信教授、彼谷邦光特任教授らの研究チーム。海水や泥の中などにすむ「オーランチオキトリウム」という単細胞の藻類に注目し、東京湾やベトナムの海などで計150株を採った。これらの性質を調べたところ、沖縄の海で採れた株が極めて高い油の生産能力を持つことが分かった。

 球形で直径は5~15マイクロメートル(マイクロは100万分の1)。水中の有機物をもとに、化石燃料の重油に相当する炭化水素を作り、細胞内にため込む性質がある。同じ温度条件で培養すると、これまで有望だとされていた藻類のボトリオコッカスに比べて、10~12倍の量の炭化水素を作ることが分かった。

 研究チームの試算では、深さ1メートルのプールで培養すれば面積1ヘクタールあたり年間約1万トン作り出せる。「国内の耕作放棄地などを利用して生産施設を約2万ヘクタールにすれば、日本の石油輸入量に匹敵する生産量になる」としている。

 炭化水素をつくる藻類は複数の種類が知られているが生産効率の低さが課題だった。

 渡邉教授は「大規模なプラントで大量培養すれば、自動車の燃料用に1リットル50円以下で供給できるようになるだろう」と話している。

 また、この藻類は水中の有機物を吸収して増殖するため、生活排水などを浄化しながら油を生産するプラントをつくる一石二鳥の構想もある。(山本智之)







筑波大学の渡邉信教授の研究グループが発表したところによると、バイオ燃料に適した藻を発見した。

沖縄県で採集された「オーランチオキトリウム」という藻の仲間を使うことで、従来の藻に比べ、油の生産効率が10倍以上向上するという。従来は1リットル当たり800円程度のコストがかかっていた、これを50円程度にすることが可能だという。研究グループは10年先を目途に実用化を目指すという。

もちろん、藻のバイオ燃料としての利用は自動車の燃料としても注目されている。トヨタ自動車との関連が深いデンソーは藻類の培養施設を有し、そこで量産技術の確立に乗り出している。2010年6月中旬の事だ。

アメリカのエネルギー総合起業エクソンモービルは藻類のバイオ燃料の生産に約530億円を投じる計画で藻類のバイオ燃料開発の競争は激化している中の重大な発表で、この業界の先行きを大きく変える重要な発見である可能性が高い。

以下、今回の研究グループのリーダー、渡邉信教授のインタビュー番組を掲載する。




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