01.23.05:58
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03.12.22:03
汚染瓦礫をどう考えるか?
どうして瓦礫を受け入れてはいけないのか?
「放射能を拡散してはいけないから。」
とてもシンプルな答えが自分の中にはあります。
でも、身近な人の昨日のメールを読んで瓦礫処理に対する意見に唖然としました。
「未曾有の災害の後の、世界中からの物的精神的応援に、胸が熱くなります。
そんな中、残土イコール放射能みたいに、残土処理を反対する、被災地以外の住民のエゴに腹が立ちます。
自分が被害者でないと、自分の事しか考えられない愚かな連中が、なんと多いんだろう。
明日首都直下地震が起きて、自分たちが同じ目に遭った時に、何も求めないで我慢できるのか…
海外の熱い気持ちと、国内の冷たい仕打ちの差に、唖然とします。」
マスコミが煽るのが原因の一つだと思う。
もしかしてこういう考えを持つ人がやっぱり多いのかな?
もっと自分の中で認識を深めておく必要を感じて、
「どうして瓦礫を受け入れてはいけないのか?」
で検索すると以下のHPに出会いました。
とても分かり易くまとめて下さっているので転載させて頂きたいと思います。
http://blog.goo.ne.jp/glowingfacegirl/e/730a080caadc48a72f930519b6c26b3b
なぜ被災地の瓦礫を受け入れてはいけないのか
放射能瓦礫問題がニュースに上がる今日この頃ですが、マスゴミの言説に洗脳されないように、皆さん気をつけてください。
マスゴミ・政府関連の言い分はこうです。
「被災地は瓦礫を片付けないと復興しない」(→うそ。理由はこのあとの引用記事を参照)
「他の県も受け入れてみんなで痛み分けを」(→被爆に痛み分けも何もない。助け合いでもなんでもない。放射能汚染がほとんどされていない土地まで放射能のくっついた瓦礫を持っていって住民を被曝させる必要はまったくない)
「瓦礫の受け入れ反対派は利己主義者」(→問題をすりかえているし、瓦礫焼却問題の根本を分かっていない)
「低汚染瓦礫なら受け入れるべき」(→低汚染であっても何トンも燃やせば大変な放射能になる。さらに焼却灰は放射能濃度が甚大に増える。)
「瓦礫焼却してもバグフィルターで放射性物質の飛散を防げる」(→全部は防げない。気化温度の低いセシウムは焼却時に気体になって飛散、住民に被曝をさせる)
瓦礫を受け入れたい自治体はカネが入るからやりたいわけです。利権がらみです。それなのに「被災地の復興」と言って日本人の情緒に訴えるのは汚いやり方です。瓦礫を他県でも引き受けるべき、と言っている人たちは、被災地を思うやさしい心からそう言っていることがあるのですが、どんな被曝の問題をうむことになるか、まったく理解していない場合がほとんどです。密かにカネもうけをしている業者、利権がらみの政治家の言いなりになってはいけません。
それでは、なぜ瓦礫を受け入れてはいけないのか。なぜ瓦礫を拡散させたらいけないのか、について、大変分かりやすく説明してある、ジャーナリスト木下黄太氏のブログ記事をご覧ください。問題の本質が書かれています。
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放射能瓦礫を、汚染度の少ない場所で処理することがなぜ問題なのか?
元記事はこちら→放射能防御プロジェクト 木下黄太のブログ
理由①
ガレキの放射性物質はミルフィーユ状になっていて、正確に経放射性物質の量は計測できません。NAIシンチレーションを使う計測会社とも何回も話していますが「本当は無理」 とのこと。遮蔽した状態で、一部のガレキを持ち込んで計測することはできます。しかし、現地で、日立アロカの機械で線量を計っても、そのガレキがどの程 度、放射性物質を含んでいるのかわかりません。一メートルも離れれば、数百Bq以上の汚染があっても、線量的な変化はほとんど出ないものなのです。ごまか しているだけです。外部線量と放射性物質の計測については、何度も書いているとおりです。
理由②
クリアランスレベル以下の汚染でも、もともと少量の放射性物質をやむなく燃やす想定でしかありません。その場合は極く少量の放射性物質が出るだけです。しかし、同程度の汚染であっても、数万トン、数百万トン焼却 すると、環境中に放出される放射性物質の量は桁違いになります。こうした放射性物質大量焼却の法的な枠組みはそもそもありません。仮に、十万トンのガレキ が、セシウム合算で100Bq/kgの汚染と仮定して、100億Bqの放射性物質になります。万が一、フィルタで、九十九パーセントとりきれても、一パー セントの1億Bqはセシウムが環境下にでていきます。
理由③
当然ですが、関東以西のエリアは、圧倒的に土壌汚染が低く、岩手とも比較になりません。低い汚染の場所でより高い汚染のものを燃やすことは、放射性物質を 拡散させないようにするという、ソ連でも遵守した、ごく基本的ルールを無視しています。関西はNDも多く、ありえません。静岡・島田市でも、 20Bq/kg前後の汚染しかありません。岩手でもそこよりは汚染されている場所が多いです。高い汚染場所のものを、低い場所に移すことからだめですし、 焼却は論外です。
理由④
バグフィルタの実証実験を環境省はおこなっておらず、放射性物質が99パーセントとりきれるのは、ほぼ虚偽と判明しています。
理由⑤
現地の経済的に、本来現地で処理できるものを処理させたほうが、現地の経済は潤います。焼却施設を建設するもよし、既存の施設を改修してやるもよし、その ほうがいろんな形で現地にお金を回せます。産業廃棄物の処理はある意味、ビジネス利権の構図にありますから、現地でやらせたほうが、現地に利得が大きくな ります。今回は、そうした現地利権を、他の人々が奪い取る構図にもなり始めています。現地支援という虚偽のお題目で違う人々が潤う構図が「東北を支える」 と考えている人々はあまりにも認識が足りません。
理由⑥
ガレキ受け入れについて嘘の説明を自治体がしています。秋田の自治体は「親が死んだ小学生が泣きながらガレキの横を通学」と住民に説明 していました。受け入れるガレキがあるという岩手の自治体に電話確認すると「親が死んだ小学生は、うちの町にはいない。ガレキの大半は撤去済みで、日常の 通学路周辺には存在しない」ということでした。宮城、岩手の現地の居住可能エリアに、ガレキは現在ありません。ほとんど別の場所に動かしていて、実は処理 を急ぐ現実的な必要は、ほぼありません。民主党のある代議士は「マスコミにせかされるからやっているだけ。本当は急ぐ必要もないし、やり方に問題があるこ とも認識している」と話しています。
理由⑦
東北・関東の汚染は、ひどいことは土壌調査であきらかです。僕のブログ記事の情報を参照してください。土壌汚染がひどくないエリアを守ることは、安全な食 物の供給の維持とリンクします。東京よりも、宮城、さらに岩手のお子さんの尿検査の数値が高いです。現地の食材の問題が大きいと思います。極力安全な食材 を、岩手や宮城に供給するためにも、汚染が低いエリアを守ることは不可欠です。真の東北支援は人を守ることであって、感傷的になって、ガレキの処理を広域 化させるということは、東北の人々を結果的に追いつめることになります。
理由⑧
仙台方式のように、その場所で処理を進めるやり方が、もっとものぞましいです。それができない場合、汚染されたエリアの中で、ガレキをまとめておく方法が あります。高濃度に汚染されている地域で、人が居住していない場所に固めておく方法も考察すべきです。最後は、高濃度に汚染されている別のエリアで処理す る方法が、消極的選択肢としてはあります。これが限界と思います。つまり、東京での焼却をどう考えるのかということです。東京が、汚染が厳しい現実を考え ると、消極的選択肢としてはあります。もちろん、作業員や周辺住民リスクはあがります。しかし、現況の焼却でも大きな問題があるため、新たに発生するリス クは大きくはないのです。言い換えれば、既にリスクは大きいのです。
理由⑨
「人を受け入れる。ガレキは受け入れない。」 むしろ避難支援活動を西日本や北海道で活発化し、支えるべきという認識をしています。
福島、南東北、関東首都圏の大半のエリアは居住は無理です。
特に、妊婦、こども、未成年男女、妊娠可能な女性は、これらの被曝エリアから、放射能汚染の程度が圧倒的に低いエリア(例えば愛知県から西の西日本など)ま で、退避すべきと思います。極力早く退避してください。事故からまもなく一年。あなたの体は慢性被曝で蝕まれます。間に合いません。一年はリミットです。
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