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陽・紫空雲舎/ラシクウシャ

ラシクウシャとは、あなたらしく、わたしらしくそんな自然体の人たちの集う場所という意味です。 周りの情報や環境に流されることなく、大人も子供も自分のもともと持っている感覚を信じ、それぞれが安心して自分らしく生きられる、そんな場所を作りたいと思っています。
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05.17.17:41

越智啓子先生の愛のメッセージ

今回の地震と津波の被災者のチャレンジャー皆さん、そして愛の祈りを
続けている光の天使の皆さんお元気ですか?

11日に南三陸町で慰霊祭がありました。
素晴らしい歌声とキャンドルサービスによる愛の祈りが海を見ながら
できたそうです。
多くの御霊が光に登っていきました。
これから光の応援をもらって、ふるさとにさらなるユートピアが
再興されます!

陸前高田の二千年の杉が生き残ったそうです!
私たち日本人も見事に蘇ります。
私たちには蘇った実績がたくさんあるからです。
愛とパワーの応援をこれからもよろしくお願いします。
私たちが気がつかないうちに、こっそりと消えてくれた燃料棒の
ウランちゃんにありがとう!もうあなたを掘り起こしたりしません。
安心して地球のハートにお戻りください。今まで本当にありがとう!チュッ!
世界中の原発中止を祈ります!

今日は、パワフルな満月の日です。
京都の鞍馬寺でウエサク祭があります。金星とつながります!
パワフルな奇跡が起きる日に、力強く祈りましょう!!

次の三つを提案しますので、ピンと来るものから愛の祈りをしましょう!

1)復興プロジェクトがどんどん進んで、元気な日本に蘇りました!
  南三陸町、七ヶ浜、仙台、石巻、陸前高田、福島、東京が蘇りました!
  水道も電気も復旧して快適な生活が戻りました!
  日本が平和のモデルです!愛が闇を光にします!
  私たちは、戦争依存症の国々を許します!兵器、原爆、原発を全部
  解体して、ユートピアのために活用します!必ず地球は平和になります!
  素敵な笑顔がいっぱい!

2)私たちは光です!潜在意識の闇が愛で溶けて透明の身体になりました!
  内なる光があふれてキラキラ!うきうき!

3)大天使や日本の神々と一緒に大きな天使になって、日本の好きなところへ
  飛びます!
  日本は浮上します!春の到来です!妖精・天使ファッションで軽やかに
  浮きます!
  被災地のすべての人に、笑顔が戻ります!安心の生活が戻ります!
  やる気・元気・活気・ユーモア・アイデアが戻ります!
  愛と笑いがいっぱいです!

愛と花と笑いがあふれて、幸せなユートピアの世界になります!
シンプルで心地よい、楽しい街づくりをします!
いろんな星も応援しています!
私たちの愛の光で、日本を地球を守ります!必ず、日本は蘇ります。
地球は平和になります!太陽系もわくわく!銀河系もキラキラです!!
すべてはうまくいっている!私たちには乗り越えるパワーがあります!
私たちは光です!日本蘇りおめでとう!日本中の愛のドラマにブラボー!

それでは、また!
                       笑いの天使・啓子より


鞍馬寺のウエサク祭は今日なのですね。
今日は1時すぎ雹が混じった激しい雨が降りました。
強い浄化の力を感じました。
金星とつながり、パワフルな奇跡が起きる日に、明るい未来を呼び寄せるよう力強く祈ります!!
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05.17.08:35

福島第一原発3号機の爆発についての解説

コメント欄から情報を頂きました。ありがとうございます。
その映像をご紹介します。
様々な情報がありますが、自分の感覚に聞いてみて、フィットするものをこのブログで紹介させてもらっています。

解説者:米国 
フェアウィンズ・アソシエーツ社チーフエンジニア アーニー・ガンダーソン氏は、米国のスリーマイル原発事故の際、事故調査団のメンバーでもあったそうです。
爆発の映像や世界各地に飛んでいる汚染物質の計測などだけで、とても詳しく解説して下っています。
日本の政府はもっと詳細な情報を持っているはずなので、私たちをもっと信じてチキンとした情報を伝えて欲しいものです。





映像がご覧になれない方の為に、映像のコメントを起こしたものを紹介されているHPを見つけましたので、転載させていただきました。
http://ex-skf-jp.blogspot.com/2011/05/blog-post_03.html

こんばんは。フェアウィンズのアーニー・ガンダーソンです。フェアウィンズにはいろいろなテーマについてたくさんの電子メールが寄せられます。今とりわけ多くの質問と懸念、いくつかの良く考えられた発言が寄せられたのが、「福島第一原発の3号機に何が起きたのか」という問題です。3号機の爆発のしかたは1号機ともほかの原子炉とも違います。なぜでしょうか。そこで今日は、確実にわかっている事実に基づきながら、3号機で何が起きた可能性があるかを考えてみたいと思います。

まず最初にいえるのは、3号機の爆発は1号機よりはるかに大規模だということです。工学の専門用語に「デトネーション(爆轟)」と「デフラグレーション(爆燃)」というのがあります。どちらも平たく言えば「爆発」ということですが、「デフラグレーション」で生じる衝撃波は音速を超えません。一方、「デトネーション」のほうは衝撃波が超音速で伝わります。したがって、デフラグレーションよりデトネーションのほうが被害は大きくなります。専門的なニュアンスの問題と思われるかもしれませんが、この2つの違いこそが1号機と3号機の爆発の違いを生んだのです。

1号機が爆発したときの噴煙を見てください。3号機のときと比べるとゆっくりした速度で建屋から広がり出ています。では、3号機で起きた客観的事実をいくつか踏まえた上で、私の考えを述べてみましょう。

まず、3号機の爆発はご覧の通り1号機と比べてはるかに大規模です。また、大量のエネルギーがまっすぐ上に向かって放出されたのがわかります。専門用語でいえばベクトルです。3号機の爆発では、1号機の時にはなかった上向きのベクトルが見られます。これは重要な手がかりですので、のちほどまた詳しく説明します。次に、3号機の場合は明らかに爆発が起きたことがわかります。建屋の南側、つまり右側を見れば、黒煙が上がる前に黄色い閃光が確認できるからです。これも重要な手がかりですのでのちほど説明します。

もうひとつの事実は、核燃料棒の破片が原発から2マイル(3.22キロメートル)以上はなれた地点で見つかっていることです。前にもお話した通り、4号機では燃料棒が乾燥[水に浸かっていない状態?]していましたが、燃料ラックは壊れていませんでした。したがって、数キロ飛んだ燃料棒の破片が4号機の燃料プールからのものとは考えられません。だとすれば3号機から飛んできたことになります。

そしてもうひとつ、アメリカのハワイと西海岸でウランの微粉末が、また原発の敷地内ではプルトニウムの微粉末が検出されています。アメリカ北東部のニューイングランド地方でもアメリシウムが確認されています。これらの元素はすべて「超ウラン元素」と呼ばれ、ウランより重いのが特徴です。超ウラン元素が発見されたとすれば、福島原発で核燃料が損傷して揮発化した可能性があるということです。

3号機の写真を見ると、爆発後に建屋のかなりの部分が失われています。とくに南側が顕著です。ところが、同じ3号機建屋の赤外線写真を見てみると、爆発後も南側に熱源が残っているのがわかります。データを見るかぎり、3号機の格納容器自体、原子炉自体が損傷していないことは確かです。じつに不思議です。原子炉も格納容器も壊れていないのに、建屋は粉々に吹き飛んだ。なぜでしょうか。私の考えはこうです。縦15m×横15m×深さ15mの燃料プールが空になっていたのです。そこに気体が充満し、上方に吹き飛んだ。プールの上には蓋がなく、側面には壁があるために、エネルギーは上に向かうしかなくなって物質を噴き上げた。そう考えればほかのいくつかのことにも説明がつきます。たとえるならば燃料プールは銃の銃口のようなものです。銃口が上を向いていたので、上に向かって発射されたわけです。

映像からわかる点はもうひとつあります。爆発のあとで大量の瓦礫が降ってきているということです。これらは燃料ラックや燃料棒であり、ウランやプルトニウムのかけらです。原発から何キロも離れたところでウランやプルトニウムが発見されたのはそのためです。それから、煙が黒いことにも注目してください。これはウランやプルトニウムが揮発したしるしです。言い換えれば、エアロゾルと呼ばれる非常に細かい微粒子になったということです。だから風に乗って太平洋を越え、ハワイや西海岸に、そして今やこのニューイングランドにまで達することができたのです。

では、上向きのエネルギーを生じさせたものは何でしょうか。ただの水素爆発だとしたら、水素と酸素が反応して水ができます。そうすると、爆発が起きてもその衝撃波は音速を超えません。つまり「デフラグレーション」です。1号機で起きたのはこれです。見た目は派手ですが、激しい爆発ではありません。では、3号機が爆発した原因は何でしょうか。実際に爆発があったことは間違いありません。理由はふたつあります。ひとつは噴煙がかなりの高さまで噴き上がっていること。もうひとつは建屋の側面に閃光が見えたことです。「デフラグレーション」であれば閃光が起きることはありません。閃光を生じさせるのは「デトネーション」です。

では、デトネーションを起こした原因は何なのか。水素と酸素が反応するだけでは不十分です。ほかにも何かあったに違いありません。まだ確たる結論は出ていませんが、水素爆発が起きたためにその衝撃波でプール内の燃料棒が動いて歪んだ。そのせいで即時に核反応が起き、プール内のものを粉々にして上向きの噴煙として噴き上げたと考えれば辻褄が合うのではないでしょうか。それによって生まれたエネルギーが、私たちが3号機で目にした凄まじい光景を作り出したのです。

この仮説を確かめる方法がひとつあります。噴煙に含まれる同位体の種類を調べるのです。アメリカ軍の飛行機が上空を飛んでサンプルを採取していることは分かっています。すでに研究所で調べていることでしょう。キセノンには2種類の同位体があり、それらの比率を調べれば、燃料プールで即発臨界が生じたかどうかがわかります。つまり証拠はあるのですが、まだ私たちには開示されていない。ですが、おそらくアメリカ政府は証拠をつかんでいるものと私は想像しています。

ご清聴ありがとうございました。新たな情報が入り次第またお知らせします。

05.16.21:44

NHK ETV特集 「ネットワ―クで作る放射能汚染地図~福島原発事故から2ヶ月~」

流石!
昨日のNHKのETV特集 「ネットワ―クで作る放射能汚染地図~福島原発事故から2ヶ月~」をアップして下さっている方がおられました。
放射能汚染の現状がわかります。
悲しみと憤りと怒りを感じます。
でもこの感情を未来を良くしていく原動力に変えたいと思います。























05.16.17:19

脱原発ポスター展

http://nonukeart.org/
脱原発ポスター展HPより


脱原発ポスター展

はじめに

毎年、文部科学省と経済産業省が主催して、「原子力ポスターコンクール」を開催しています。このコンクールでは、「将来の社会は原子力で支えられる」ことを前提としています。受賞作を見ると「クリーンな原子力」「ECO」という言葉が踊っています。政府は、原子力を「安全でクリーンなもの」として教えこもうとしているのです。

(※2011年4月、原子力ポスターコンクールのサイトが突然削除されました。文部大臣も政務三役も何も言わず、何の反省もなく、ただ都合が悪いから削除したようです。文部科学省にとっては残念ながら、ポスターをコピーして掲載しているサイトがありますので、お知らせしておきます。)

しかし、東電福島原発の事故でも明らかになったように、原子力発電は万一事故が起きた際は巨大な被害をもたらします。放射性廃棄物と半永久的に同居しなければならず、製造過程において二酸化炭素を放出することも知られています。原子力発電は、決して、私たちの未来を安心して託せるクリーンなエネルギーではありません。

私たちは、事実を知ることによって、その問題をどのように解決していくか、乗り越えていく術を考えることができるはずです。自然エネルギーには解決すべき課題も多いでしょう。しかし「原子力はクリーンだ」と教えられた子ども達の中から、「自分が自然エネルギーの研究者になって課題を解決しよう!」という子が育つでしょうか?

そこで私たちは、「原子力ポスターコンクール」に対抗して「脱原発ポスター展」を開催することにしました。自然エネルギーの多様な可能性を感じさせるものや、消費者が電力の選択ができる仕組みを分りやすく説明するものを募集します。集まったポスターは、クリエイティブ・コモンズのライセンスに基づき、誰もが自由に使えるものとします。デモに参加するときは、プリントして持っていってください。

今こそ、新しい社会を目指して一歩を踏み出すときなのだと私たちは考えています。

脱原発ポスター展発起人 三沢健直、足立直樹、長束芳彦

事務局 市民メディア・レアリゼ エネルギーシフト・チーム


とても分かりやすく表現されている、素晴らしいポスターのいくつかをご紹介させていただきます。
ピースウオークの時プリントアウトして持つといいなと思っています。






















05.16.09:00

福島みずほ対談

http://www.mizuhoto.org/index.html
福島みずほ参議院議員HPより

福島議員のような人がいてくれて本当に良かった!
公共電波でこの対談を流すことは出来ないでしょうか?
日本の皆に見てもらいたいです!!




































05.16.07:05

ウェークアップ!ぷらす「原発は本当に安いのか?」



何故か削除されていました。
代わりに「そもそも総研」という番組で原子力のコストについて伝えているものを見つけました。




この映像も消える可能性があるので、コメントされていた大島堅一先生の記事をアップさせてもらいます。

http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20110511-01-0901.html


大島堅一:「原発は安い」は本当か

これまで政府や電力会社は、「原発は安全でクリーン、他の発電方法よりも安く、原発を使用しなければ電力が不足する」などと説明をしてきた。福島第一原発が事故を起こした今、原発が安全だという点への信頼は崩れ去った。喧伝されてきた「原発は安い」は、本当なのだろうか。
  
 環境経済学の専門家で立命館大学教授の大島堅一氏は、原発の商用利用が始まった1970年以降に原発にかかったコストの実績値を計算した。その結果、「原発が安い」のは電力会社から見れば本当なのだが、われわれ利用者にとっては間違っていると話す。一体どういうことか。
  
 発電にかかるコストとしてよく電力会社が出す数値は、たとえば04年に電気事業者連合会が経産省の審議会に提出した資料では、1キロワット時あたり、水力(揚水発電を除く一般水力)は11.9円、石油10.7円、天然ガス6.2円、石炭5.7円、そして原子力は5.3円としている。これは、稼働率を80%に設定するなど、ある一定の条件を想定して計算した値だ。この数値はあくまでモデル計算の結果であり、本当にかかったコストはこの方法ではわからない。
  
 さらに、われわれ利用者の負担という観点で考える時に重要なのは、「見えないコスト」と「バックエンド費用」だという。「見えないコスト」とは、国からの財政支出だ。技術開発費や立地対策費がエネルギー特別会計の中から支出されるが、電源別に集計されていない交付金もあり、知らない間に原子力にお金が出ている状態が作られていると大島氏は話す。大島氏が集計したところ、1970年~2007年の交付金の約7割が原子力に支出されており、ほとんど「原子力交付金」だということがわかったという。原発は国の優遇策を受け、必要なコストは国、つまり国民の税金で負担してきた。そのために、電力会社にとっては「原子力は安い」のだと大島氏は言う。
  
 大島氏は1970年~2007年の約40年間について、実際に発電にかかったコストを、財政支出の国民負担についても合算して計算した。その結果、1キロワット時あたりのコストは、原子力10.68円、火力9.90円、水力7.26円と、原子力はもっとも高かった。
  
 また「バックエンド費用」とは、原子力特有の使用済み燃料の再処理費などのことで、これは燃料費など発電に必要な費用と共に、電気料金に算入されている。大島氏は、たとえば使用済み燃料の再処理に11兆円以上が掛けられているが、そこで得られるプルトニウムはウランで購入した場合の9000億円分でしかないなど、バックエンド費用には今の原子力政策が抱える不合理が多々あり、それをわれわれが知らされないまま、原子力を選択してきたのではないかと指摘する。
  
 後半は、再生可能エネルギーのコスト面での評価と、科学技術庁のクレームを受けた文部省からの求めで、中学校社会科の教科書の原発に関する記述を書き替えた経験のある元教科書執筆者の大谷猛夫氏の話を交え、原発をめぐる言説がいかに作られてきたのかについて議論した。


「原子力は安い」の欺瞞

武田: 今回は特に、原子力の経済にかかわる部分について、確かな知識を少しでも広げるため、議論をしていきたいと思います。ゲストは、環境経済学の専門家で、立命館大学教授の大島堅一さんです。まず、電力会社側の「原発は他の電力よりも安い」という主張の是非について、どうお考えでしょうか。
  
大島: 04年に電気事業連合会(電事連)が出した、電源別発電コストのデータがあります。これによると、キロワット時当たり、一般水力が11.9円、石油火力が10.7円、LNG火力が6.7円、石炭火力が5.7円のところ、原子力は5.3円で済むということになっています。こういうデータでは「お約束」があり、必ず「原子力が一番安い」という結論に落ち着くんです。
  
 このデータは、すべての電源別に「80%の稼働率」という想定を置いて作っています。そのため、モデル計算としてはこれでいい。しかし本当にかかったコストについては、このデータでは計れません。原子力は1970年代から商業運転されており、「モデル計算」ではなく「実績値」で判断する必要があるのに、今まではほとんど明らかにされてきませんでした。
  
 先ほど申しましたが、このデータは「80%の稼働率」を想定して計算しています。ところが例えば、火力はそんな高い稼働率で動いているわけではありません。
  
武田: 「実績値」を見ると、また違ったデータになるんですね。
  
大島: 実際のコストがどうなるのかについては、細かく見ていかないといけませんが、こういうデータは想定によって大きく変わってきます。
  
武田: 原子力発電の実際のコストについて、話を進めていきましょう。
  
大島: 原発には大きく分けて4種類のコストがあります。まずは「発電に要する費用」。これは燃料費や建設費の意味である減価償却費、保守費用など、発電するため普通に使う費用であり、これはすべての電源に共通して必要な費用です。
  
 二つ目は「バックエンド費用」。これは聞きなれない言葉だと思いますが、ウラン燃料を使った後にさまざまなコストが発生するのが原子力発電の特徴です。どういうものかというと、まずは使用済み燃料処理費。さらに、放射線廃棄物処理・処分費用や、廃炉費用もかかります。原子炉は40年か50年くらいの間隔で廃炉にしていかないといけないわけですが、その際、放射線を帯びている部分を処理するために、火力発電などとは違う費用がかかっています。それらの費用を合わせたものが「バックエンド費用」と呼ばれています。
  
武田: 言葉としては聞きなれないものですが、福島の事故で、みなさんも原発を止めるのがいかに大変か、使用済み燃料の処理がどれほど厄介なものか、わかったはずです。
  
宮台: その辺りにも、いろんな虚妄があるように思えます。04年に六ヶ所村再処理施設を巡る議論をしたときにも、経産省内で試算をしたら、再処理には莫大な費用がかかることがわかった。また、実際に再処理施設がうまく稼働していないから、福島でもあれだけの使用済み燃料がプールの中に保存されているわけです。そのため、飯田さんが開発した乾式中間貯蔵という便利なものがあるのですが、これが日本ではほとんど採用されていません。日本の原子力政策を象徴するような、奇妙な状況です。


文部省が原発をめぐる教科書の記述の変更を要求

武田: 原子力の虚妄は、いかにしてでき上がったか。一例として、スリーマイル島の事故が起こったその翌年、80年に科学技術庁の要請で、原発に関する教科書の記述が書き換えられたことがありました。その書き換えを強制された、中学元教科書執筆者の大谷猛夫さんに、神保さんがインタビューをしていますので、ここで内容をご紹介しましょう。
  
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神保: どんな内容の文章を、どんな経緯で書き換えることになったのか、ご説明ください。
  
大谷: まず、私は中学校の地理の教科書に「原子力発電所には、放射線もれの危険という問題があり、発電所建設予定地ではどこでも住民の強い反対運動がおきている」と書きました。それは検定では何のクレームも受けませんでした。
  
神保: 旧文部省の教科書検定はパスしていたわけですね。
  
大谷: そうです。しかし、教科書会社が印刷に入った段階で、旧文部省から「科学技術庁からクレームがあった」と連絡があったのです。「この表記では原発について子どもたちに誤解を与える表現である。できれば正誤訂正をしてほしい」と話していたそうです。形の上では会社側や執筆者から自主的に訂正してくれ、と。教科書会社側から私にも相談があり、結局は「原子力発電所には、放射線もれの不安という問題があり、発電所建設予定地では住民の反対運動がおきている」と書き換えることになりました。
  
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宮台: 驚きました。旧科技庁には原子力安全委員会があり、ネガティブチェックを重視する形で監視する役割を持つ役所。その科技庁が文部省と通じて、検定を通過した教科書の記述を直せと文句をつけてくるなど、酷い話です。中立的な行政もクソもない。
  
大島: もともとの記述自体に問題があるようには思えません。こういうことにセンシティブになる一方で、極めて鈍感に『わくわく原子力ランド』などという名前の本を作る。現文科省は、一方では教育を司り、もう一方では科技庁の伝統を引きずって原子力推進の立場に立っているので、非常に厄介だと思います。
  
武田: まずは偏りのない情報開示を行った上で、電力を国民に自覚的に選ばせるべきです。そして、再生可能エネルギーにシフトしていくことが理想ですが、急転換をして、これまで原発の立地で生きてきた人たちを切り捨てるようなことにならないよう、注意すべきだと思います。脱原発は厚着を少しずつ脱いでいくような形でしか実現しないと思いますが、それが国民の合意を得て進んでいけば、素晴らしいことですね。
  
宮台: ウランの埋蔵量を考えれば、原子力はどの道、過渡的なエネルギーでしかありません。早く議論が進めばいいのですが。
  
大島: 今回のような事故以上のショックは、日本社会にはしばらくないでしょう。裏を返せば、今ここでエネルギーのあり方や原子力のあり方を変えないと、永久に変わらないと思います。国民的な議論を踏まえて、よりよい未来を描けたらなと考えています。


出演者プロフィール

大島 堅一(おおしま・けんいち)
立命館大学国際関係学部教授。1967年福井県生まれ。92年一橋大学社会学部卒業。94年同大学大学院経済学研究科修士課程修了。97年同博士課程単位取得退学。経済学博士。97年高崎経済大学経済学部助教授などを経て、08年より現職。著書に『再生可能エネルギーの政治経済学』など。
  
宮台 真司(みやだい・しんじ)
首都大学東京教授/社会学者。1959年仙台生まれ。東京大学大学院博士課程修了。東京都立大学助教授、首都大学東京准教授を経て現職。専門は社会システム論。博士論文は『権力の予期理論』。著書に『民主主義が一度もなかった国・日本』、『日本の難点』、『14歳からの社会学』、『制服少女たちの選択』など。
  
神保 哲生(じんぼう・てつお)
ビデオジャーナリスト/ビデオニュース・ドットコム代表。1961年東京生まれ。コロンビア大学ジャーナリズム大学院修士課程修了。AP通信記者を経て93年に独立。99年11月、日本初のニュース専門インターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』を設立。著書に『民主党が約束する99の政策で日本はどう変わるか?』、『ビデオジャーナリズム─カメラを持って世界に飛び出そう』、『ツバル-温暖化に沈む国』、『地雷リポート』など。

05.15.19:18

菅総理への手紙


いつも日本国を思い尽くして下さり、本当にありがとうございます。
浜岡原発を止めて下さったこと本当に嬉しく思っております。
本当にありがとうございます。
福島の子ども達が、さらされている放射能の汚染レベルは詳しい先生によると子供が30人に1人でガンや白血病になるといわれていて、子ども達の事を思うと居ても立っても居られない気持ちになり、胸が痛く涙がでます。
福島の子どもたちを、ご自分のご子息だと思って安全基準を設けて下さることを切に願います。どうか菅総理のお力をお貸し下さい。
菅総理、東電の想定外という責任逃れを許さないで下さい。
経費削減の営利目的の為、地震による安全対策を怠り(今回のことは想定内だったという記事読みました)、沢山の人の幸せや命を奪うことになる放射能汚染を撒き散らす大変な過失を起こした東電に責任を負わせて下さい。
企業として責任を放棄している以上存続する資格はないと思います。
送電線を国有化して、電力会社が利権を独占するのを止めて下さい。
作った電気を自由に売り買い出来れば、電気はもっと安く効率よくまわると考えられませんか?
原子力に投資してきた資金を自然エネルギー開発に回して欲しいです。
日本にはすでに世界に誇れる素晴らしい自然エネルギー活用の技術があります。

高温岩体地熱発電
http://eco.nikkeibp.co.jp/article/special/20100721/104312/
高効率ジャイロ式波力発電システム
http://www.youtube.com/watch?v=P4J1phu60lw
大型洋上ハイブリッド発電
http://www.youtube.com/watch?v=4Fc2UFTzN7w
日本が産油国になる日
http://www.youtube.com/watch?v=amit7ksynR0

こうした開発、実用化が進めば、エネルギー産業が活性化し雇用が生まれ、海外からも引き合いになり、日本は豊かな国になると思います。
現在海外から買っているエネルギーを自給自足すればどれだけのお金が日本に残るでしょう。
原子力を卒業したところから、日本はエコで豊かな国に生まれ変わることが出来ます。
諸外国の多くの心ある人たちも、そうした日本の姿を願っております。

どうぞ日本に望ましい明るい未来が来る選択をしてください。
菅総理の魂からの選択を心から応援しております。
大変厳しい道かも知れませんが、必ず心繋がる同士が沢山現れると思います。
地球の未来を担う、大変価値のある取り組みを心より応援します。
ありがとうございます。



https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html
上記HPから菅総理へ国政の意見や要望を上げることができます。

皆で声を上げましょう!






05.15.18:02

子どもの被ばくに関わる緊急要請

【子どもの教育に関わる立場からの緊急要求書】への賛同メールをしましたら、子ども達の被曝に関わる新しい情報を送って下さいましたので、共有させてください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 文科省は福島県内の学校校庭の放射線量低減策として5月11日、表土と下層の土を入れ替える措置を有効だとして、福島県に通知しました。
 この措置に対して、5月2日に子どもへの被ばく基準20ミリシーベルト問題で文科省・原子力安全委員会と交渉を行った4市民団体と福島の2市民団体・個人が緊急要請と声明を発表しました。
 表土入替え措置は子どもたちを放射能汚染から守るための根本対策からはほど遠いものであり、その根本対策を要求するとともに、20ミリシーべルトの基準の撤回を改めて要請しています。
 この緊急要請と声明を出した団体・個人は5月23日(月)に文科省への申し入れ行動を計画しています。

 緊急要請の内容

 ・文科省は表土入れ替え措置をやめ、表土の除染を行うべき
 ・汚染土は東電と国の責任で管理すべき
 ・子どもへの20ミリシーベルト基準を撤回し、
   安全が確認できるまで学校を閉鎖すべき

 詳しくは「美浜の会」ホームページに掲載されていますので、よろしければご参照ください。http://www.jca.apc.org/mihama/
 (●緊急要請と声明(5月12日)の項目です。)

子どもに「教育への権利」を!大阪教育研究会
        

05.15.10:30

「20ミリシーベルト」の撤回を求める緊急要求書に賛同を!


たみさんから頂いた案内です。

直ぐに賛同メールを送り、署名をしました。

署名の中で、政府に対する一言メッセージを書きました。

「純粋に自分の子どもを守る気持ちで、行政の方針を打ち出して頂きたいです。このままでは子ども達の被曝はどんどん深刻になってしまいます。その事を思うと胸が痛く、涙が止まりません。子ども達に明るい未来を約束して下さい。」

是非、このブログを見て下さっている皆さんも、アクションを宜しくお願いします。
皆で繋がって、政府に安全基準の見直しを直ちにするように訴えましょう。
現地の人たちは動けない状況です。周りの皆で声を挙げ、皆で子どもたちを守りましょう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

子どもに「教育への権利」を!大阪教育研究会の伊賀です。
以下の呼びかけに是非賛同をお願いします。
【子どもの教育に関わる立場からの緊急要求書】

子どもに「年20ミリシーベルト」の被ばくを強要する文部科学省通知(4.19)を撤回せよ に賛同をお願いします

■■■■■■■■■
 教職員、保護者、学生、生徒、教育関係諸団体、教職員組合、元教職員など子どもの教育に関わり、関心を持つすべての皆さん。
 福島県では文部科学省の「年20ミリシーベルト」という現行の一般人への限度(年1ミリシーベルト)の実に20倍もの「基準」によって子どもたちが放射線の危険にさらされています。
 5月2日に行われた
「グリーン・アクション/福島老朽原発を考える会(フクロウの会)/美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)/国際環境NGO FoE Japan」と文部科学省、原子力安全委員会との交渉では「年20ミリシーベルトが安全という専門家は誰もいない」(原子力安全委員会)ことが明らかになり、「毎時3.8マイクロシーベルト以下は平常に活動していい」などと言うことには何の根拠もないことがわかりました。
 しかし、福島県ではこの文科省の基準に基づいて子どもたちが「普段通りの学校生活」を強要され放射線に被ばくさせられています。文科省は学校現場に「放射線を正しく理解するために 教育現場(保護者)の皆様へ」をおろし、「年20ミリシーベルトが安全である」かのように宣伝し、教職員にもそのように教えさせようとしています。
 文科省の「年20ミリシーベルト」についてはすでに市民、保護者から、また諸団体や諸外国から数万もの反対署名が寄せられています。私たちは教育に関わるもの自身がこの問題について公然と抗議の声を上げ、文部科学省に撤回を要求しなければならないと考えます。子どもたちの生命と安全を守ることは教育に携わる者の責務です。

 下記の撤回要求に賛同いただける子どもの教育に関わる諸団体、諸個人は下記アドレスにメールにてお知らせ下さい。(賛同団体は「賛同団体名」を、賛同個人は「お名前と都道府県名、小学校教員または保護者などをお知らせ下さい。個人名はホームページ、メールなどに公表しません。)第1次集約期限は5月21日とします。

 なお、「20ミリシーベルト基準即時撤回、被ばく量の最小化のためのオンライン署名」も始まっています(http://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/signature_02.htm)
そちらにも是非ご協力をお願いします。

2011年5月10日
子どもに「教育への権利」を!大阪教育研究会

■賛同受付■ メールアドレス eduosaka@gmail.com




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【子どもの教育に関わる立場からの緊急要求書】

 子どもに「年20ミリシーベルト」の被ばくを強要する文部科学省通知(4.19)を撤回せよ

文部科学大臣 木 義明 様

 4月19日、文部科学省は、「福島県内の学校の校舎・校庭等の利用判断における暫定的考え方について」を出し、学校における放射線量の目安として年20ミリシーベルトという基準を、福島県教育委員会や関係機関に通知した。この年20ミリシーベルトは、屋外で3.8マイクロシーベルト/時に相当するとし、これ未満の測定値である学校については、「校舎 ・校庭等を平常通り利用して差し支えない」としている。翌4月20日に文部科学省は、「年20ミリシーベルト」を学校、保護者に押しつけるために「放射能を正しく理解するために 教育現場の皆様へ」なる文書を出した。この中で、「毎時3.8マイクロシーベルト未満の区域-普
通に生活して支障はありません」と放射能の危険性を否定している。チェルノブイリ原発事故の被害を過小評価し、まとめとして、「放射能について過剰に心配しない、させないことが大切です」とあたかも放射能が危険ではなく、不安になることの方が問題であるかのようにしめくくっている。
 とんでもないことだ。文部科学省の通知は本来避難すべき、被ばくを避けるべき子どもと保護者を学校と地域に縛り付けるものである。子どもの生命と安全を守るべき教職員は、放射能に被ばくしても安全だと教えさせられる。放射能で汚染された学校がそのままなら、子どもは学校だけでなく公園や地域で遊び、知らない間に被ばくをさせられることになる。子どもの生命と安全を守るべき文部科学省が先頭に立って子どもを放射線の危険にさらすことは断じて許せない。私たちは子どもたちを危険にさらすことに心を痛め、不安を感じ苦しんでいる多くの教職員、保護者とともに通知の撤回を要求する。

 文部科学省の通知は現行の一般人の線量限度、年1ミリシーベルトの20倍もの被ばくを、子どもに強要するとんでもないものである。

 ①毎時0.6マイクロシーベルト以上の場所は「放射線管理区域」に設定される。労働基準法はこの区域での18歳未満の作業を禁止している。文部科学省が子どもに押しつける毎時3.8マイクロシーベルトは、その約6倍に相当する。

 ②「年間20ミリシーベルトは子どもの発ガンリスクを200人に1人増加させる」とPSR(「核戦争防止医師の会」の米国内組織)が声明を発表したのをはじめ、子どもの被ばく基準を20ミリにすることは国際的な批判が集中している。

 ③文部科学省は「大人も子どもも同じ」と、大人よりはるかに高い子どもの放射線に対する感受性を考慮にいれていない。しかし、国際放射線防護委員会(ICRP)自身が子どもは被ばく基準を10倍厳しくすべしとしている(pub.36)。

 ④子どもは土埃の中で遊び、放射能を含む食物を食べるのに基準は内部被曝を考慮しない杜撰なものである。

 ⑤原発労働者が白血病を発症したとき労災認定を受ける線量の目安は年5ミリシーベルトである。子どもにその4倍の放射線をあびせて発症しないといえるはずがない。

 ⑥4月29日に内閣官房参与で放射線安全の担当の小佐古氏が、年20ミリシーベルトの数値に抗議して辞任した。子どもの基準が不当な高さだという批判は与党を含む国会議員からも起きている。
 ⑦自分の子どもを通学させている福島県の保護者や福島県教組に結集する教職員は子どもを危険にさらす基準の撤回を強く要求している。 20ミリシーベルト基準の決定の仕方も無責任極まりないものだ。基準決定の根拠そのものが崩れていることが明らかになっている。5月2日に行われた市民との交渉の場で、原子力安全員会は、文科省が20ミリシーベルト基準「通知」を出すことを「差し支えない」と決定するにあたり、正式の会議を開かず議事録もとっていないことを認めた。しかも、「安全委員会は20ミリシーベルトは基準として認めていない」と発言し、「年20ミリーシーベルトまでは安全だとする委員は1人もいなかった」と述べた。こんな「助言」で基準を決めたことそのものが不当である。

 文科省通知によって、福島県内の学校が次々と再開されている。子どもたちは放射能を浴びながら登下校し、放射能の中で学校生活を強いられている。福島県郡山市や伊達市は、緊急対策として子どもたちの被ばくを低減させるため、放射能汚染された校庭の表土除去を実施した。しかし文部科学大臣は年20ミリシーベルト基準に基づき、このような被ばく低減措置は「不必要だ」と発言し低減のための活動を妨害している。これは子どもたちに20ミリシーベルトの限度いっぱいまで被ばくすることを強要するものだ。文部科学省は自らに義務つけられている被ばく低減のために具体的な措置を直ちにとるべきである。
 文部科学省は教育の現場に「年20ミリシーベルト」基準を持ち込み、被ばく低減策さえ否定することで子どもたちの生命と安全を脅かしている。教育に関わる者として私たちは、文部科学省に対して以下のことを直ちに実施するよう要求する。
要求事項

1.子どもに年20ミリの被ばくを強要する「福島県内の学校の校舎・校庭等の利用判断における暫定的考え方について」(通知)を直ちに撤回すること。

2.放射能を心配させないことが大切だとする「放射能を正しく理解するために教育現場の皆様へ」を撤回すること。教育現場に配付している場合は、回収し廃棄すること。

以上
2011年5月( )日        
    呼びかけ団体 子どもに「教育への権利」を!大阪教育研究会
賛同団体・個人    
 

05.15.09:57

「原発の『想定外』は責任逃れのために作った指針」と専門家


被災者も悼まれない地震専門家の「完全に想定外」発言
2011.03.21 07:00

東北関東大地震ではメディアに多くの地震学者たち登場した。だが、今回の地震を予知することはできなかった。

地震学者の研究成果は、政府機関である地震調査研究推進本部の「海溝型地震の長期評価」に反映される。長期評価とは今後10年ごとの地震発生確率をさす。報告には、三陸沖から房総沖にかけての震源域で、「7%の確率でM8.2の地震」が想定されていた。

だが、地震調査研究推進本部に問うと、「今回の地震は4つの震源域が連動したもので、長期評価として発表しているものとは違います」と、意図していなかった連絡会前会長の大竹政和東北大学名誉教授が嘆息する。

「正直、想像を超えた地震で、非常に驚いている。まさか、こんなに長大な震源で、巨大な地震が発生するとは……完全に想定外でした」

そして、現在の地震学における予知の限界を認める。「発生場所と規模は正確にその時期については、未だ確実なことはいえない」

1000年に1度といわれる大地震だ。それに対して準備できなかったことをもって、専門家たちを非難するのは酷かもしれない。しかし、国の担当者と学者から出た言葉がって「想定外」では被災者たちも悼まれないのではないか。

※週刊ポスト2011年4月1日号


原子力安全委「安全性で社会に責任果たせない」と辞任していた2011.05.09 16:00

3・11東日本大震災の発生後、東京電力や政府や原子力村の学者達は「想定外の天災による事故だった」と語った。本当だろうか。そう疑問を呈するのは、ベストセラー『がんばらない』著者で、諏訪中央病院名誉院長の鎌田實氏だ。

* * *
2009年6月に開かれた経済産業省の専門家の会合で産業技術総合研究所活断層・地震研究センターの岡村行信センター長は、約1100年前の貞観津波を例に挙げ、福島第一原発の見直し案を批判した。その当時から、疑問の声はあがっていた。つまり、想定外ではなく、想定内だったのである。

よく調べてみると、いろいろあった。2006年8月の原子力安全委員会の分科会第48回では、島根原発周辺で活断層の見落としがあったとして、大幅な修正が求められた。原子力安全委員会の分科会の委員、神戸大学の石橋克彦名誉教授は対応の鈍さを見て「日本の原子力安全行政がどういうものか分かった。社会に責任を果たせない」として委員を辞任した。

地震大国・日本の原発研究者の中には手厳しい批判をしていた人たちがいたのである。にもかかわらず、お金をかけたくないというコスト優先主義によって無視されていったのだと思う。

福島原発の1~4号機に使っている原子炉は、米・ゼネラルエレクトリック社が作ったもの。1975年にはすでに原子炉格納容器が小さくて脆いと、自身の職をかけて闘った同社の設計者、デール・ブライデンボーという男がいた。彼は冷却機能が失われると内部からの圧力で損壊してしまうと懸念していた。格納容器の貧弱さも、これまた想定内だったのである。

先の石橋名誉教授は指摘していた。

「大地震が起きれば、長時間外部電源が止まって、早急に修理されない可能性もある。激しい揺れで備蓄燃料が漏れてしまうこともありうる。非常用の発電機が立ち上がらない可能性もなきにしもあらず」と。全部、今回の福島の事故が想定されていたのだ。

※週刊ポスト2011年5月20日号


「原発の『想定外』は責任逃れのために作った指針」と専門家
(NEWSポストセブン)

2009年に刊行された著書『偽善エネルギー』(幻冬舎新書)の中で日本の原発は地震対策をしっかり行うべきだと警告し続けてきた中部大学教授・武田邦彦氏は、自身が委員を務めた原子力安全委員会でのやりとりについて、苦い顔で振り返った。

2006年9月、原子力安全委員会では耐震設計の審査基準を改定することになった。武田教授はこの基準を見て心底驚いたという。

「それまでは安全な原子力を造ろうという方針だったはずですが、このときの指針では、電力会社が地震や津波を想定し、それより大きな地震があったら『想定外』とみなす、つまり仕方がないという内容だったのです」(武田教授)

さらに指針には、「原発に『想定外』のことが起こった場合、【1】施設が壊れて【2】大量の放射性物質が漏れて【3】著しくみんなが被曝する」とはっきり書かれていたという。

「それは、電力会社が想定しない範囲であれば、原発が壊れて国民が被曝してもいいという意味です。この指針は、電力会社と保安院が結託して『想定外』には責任を取らないようにしたものなのです」(武田教授)

委員だった武田教授は、これでは責任逃れではないか、と委員会で食い下がったが、指針は通ってしまった。

「ぼくはそれまでは原子力推進派でした。でもこんなことを許すわけにはいかず、それ以後、原子力批判派に変わりました」(武田教授)

東京電力の清水社長が「津波は想定外」と繰り返したのも、この指針に沿った責任逃れだと武田教授はいう。

※女性セブン2011年5月26日号



パンドラの箱は開き、隠し事がすべて明るみに出る時代になっています。
もう嘘は隠し通せません。
今まで皆をだまし、自分の魂を売り渡しお金に走ってしまった人たちには今すぐ「ごめんなさい」をするしか魂の救われる道はありません。
心を入れ替え私欲を捨て、莫大に設けたお金を被災地に送るか、自然エネルギー開発に回しましょう。
そうした大変難しい切り替えを今世のミッションで決めて来られた事と敬意を表します。
すべてはいい方向に行くためプロセスだと思います。
そうした嘘をついてきた人たちの為に祈ります。
奇跡のような素晴らしい切り替えが起こり、そうした選択をしてきた人たちの魂が救われますように!

05.14.21:20

地熱発電方式 - 高温岩体発電



4月29日、このブログ内でご紹介した「高温岩体地熱発電」の研究者の取り組みの映像です。
2000年の映像なので、11年経った今、この後研究はかなり進んでいると思います。
その研究者のお一人として紹介されている海江田秀志さんは夢を持ち続け、とても地道な努力をされています。
子ども達にも、自分の信念を持ち、夢を持って仕事をする、こんな大人になって欲しいです。

「高温岩体地熱発電」以下の<ECO JAPAN>HPに詳しく載っています。
http://eco.nikkeibp.co.jp/article/special/20100721/104312/


「高温岩体地熱発電」は、地中3km以下に井戸を掘って地上から高温の岩盤に水を注入し、蒸気や熱水を得て発電する方法。
地表近くに熱水資源がなくても発電が可能です。
火山国日本のほぼ全土で開発可能性があるとのことです。
日本に適した素晴らしい発電法です!

原発卒業!!

05.13.18:11

ネットワークでつくる放射能汚染地図~福島原発事故から2ヶ月

フージーさんから頂いた、NHKで報道される番組のお知らせです。


ETV特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図~福島原発事故から2ヶ月」
放送日時:2011年5月15日(日)22:00~23:30(90分) NHK教育テレビ

(あらずじ)
原発事故直後、元放射線医学総合研究所の研究員、木村真三さん(43歳)は勤務先の研究所に辞表を出し福島の放射能汚染の実態調査に入った。
強烈な放射線が飛び交う原発から半径10キロ圏にも突入、土壌や植物、水などのサンプルを採取、京都大学、広島大学などの友人の研究者たちに送って測定、分析を行った。
また、かつてビキニ事件やチェルノブイリ事故後の調査を手がけた放射線測定の草分け 岡野真治さん(84歳)が開発した測定記録装置を車に積んで、汚染地帯を3000キロにわたり走破、放射能汚染地図をつくりあげた。
その課程で見つけた浪江町赤宇木の高濃度汚染地帯では何の情報もないまま取り残された人々に出会う。
また飯舘村では大地の汚染を前に農業も、居住もあきらめざるを得なくなった人々の慟哭を聞き、福島市では汚染された学校の校庭の土をめぐる紛糾に出会う。
国の情報統制の締め付けを脱して、自らの意志で調査に乗り出した科学者たちの動きを追いながらいま汚染大地で何が起こっているのか、を見つめる。

独自データを用いた調査報道です。
ぜひご覧ください。

七沢潔
NHK放送文化研究所
電話:03-5400-6812
knanasawa@hotmail.c0m

http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2011/0515.html
NHKオフィシャルサイトによる番組紹介

05.13.17:01

原発をとめろ!核事故の真相を明かせ! こどもを救え!デモ

http://gensiryokunokai.blog94.fc2.com/
以上のHPからの転載です。
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原発をとめろ!核事故の真相を明かせ!こどもを救え!デモ

2011年5月22日(日)

放射能汚染の危機はまだこれから起こってくる。
こどもたち-未来-を守らなければいけない。

浜岡原発は止まった。全ての原子炉を止めよう。
止めるために声をあげよう。繋がるためにともに歩こう。

【日時.場所】 2011年5月22日(日)
 14:00 三条河川敷 集合
 15:00 デモ出発~(雨天決行)
【コース】 三条大橋下(西側)→ 河原町通
 → 河原町通四条を南へ一筋目で折り返し → 市役所前 解散
(※プラカードなどを持参してください)
【主催】 原始力の会 と ピースウォーク京都
【連絡先】 橋本 080-5356-2140
http://gensiryokunokai.blog94.fc2.com/ 
http://pwkyoto.com/

●「日本の被災ー地震と原発事故」について個人的な想い

ゴールデンウィーク中のテレビのニュースでは、
東北近辺の観光客が震災のせいで激減していると報じていた。
「震災のせいで」とは言うが、放射能汚染が怖いからとは言わない。

テレビでは福島原発の報道がめっきり減ったように思う。
あの地震以前と比べれば、毎日毎日、放射能は原発から漏れ出ている。
いや、もはや、漏れているという言葉が当てはまらない。

いまだ福島原発は危険という言葉では足りないほど危険な状態にある。
10年、20年後に「あれは破滅だったのだ」と嘆かなければならないのだろうか。
政府は、隠しようもないことを隠そうとし、
逃れられようのないことから逃れようとし、でき得ることをしようとしない。


5月2日から6日にかけて
「ゴー!ゴー!ワクワクキャンプ」というキャンプに参加していた。
福島近辺のこどもたちを少しでも放射能の被曝から遠ざけるため、
東北の人との繋がりを作るため、逃げられないわけではないと思ってほしくて、
そんな趣旨で行われたキャンプだった。

外に出られない。外で遊べない。外に出るときには、マスク、カッパ、手袋。
こどもたちは京都に来て、たくさんたくさん遊んだ。
たくさん一緒に笑ったし、みんなでご飯を食べた。
素直でかわいいこどもたちだった。

けれど、こどもたちはまた自分たちの家に帰ってしまった。
年間20ミリシーベルトまで「安全」とされる土地へ。


東北では「放射能は怖くない」というようなキャンペーンがなされている。
インターネットらを使い自分から情報を得ようとする人と、
テレビしか見ない人とでは放射能に対する感覚がまるで違ってくる。
多くの人が何の対処もしないまま、平気で出歩いたり、生活している。
駅前でも高い放射線が測定されているのに。

放射能に対して、人による温度差が激しい。
こどもたちも学校では大きな声で言えない。
農村では「これはうちのばあちゃんが作ったホウレンソウだ」と言われて
いただいたりする、山菜をおすそ分けしてもらったりする。
後でこどもが、「家で食べたか」と聞かれる。
仕方なしに「大人たちで食べたと答えておいて」とこどもたちに言う。
周りに安全な水を飲むことを勧めると、
まるであやしい宗教への勧誘を行っているように受け取られる。
地域がバラバラになっていることを感じるとこどもたちのお母さんは言った。


先祖代々受け継いだ土地を離れたくないと老人が言う。
経済的に不安だと大人たちが言う。
こどもたちだって、友達や大事にしている生活がある。
けれども、放射線の値は大きいのだ。
いまだに原発は危機を全く脱してはいないのだ。

政府は「復興」ばかりを口にする。
なぜだろう。まだ危険な土地で、夏には南からの風が吹く土地で、
なぜ、今、復興なのだろう。
地震や津波の被害を受けた人たちが、早く復興したいという気持ちはわかる。
でも、まだ全く安全になったわけではないのだ。

法律で決められた基準値は年間1ミリシーベルト。
それでも確率的には、10万人に5人はガンになる恐れがある値。
それが20ミリシーベルトに引き上げられた土地なのだ。


僕はこどもたちに会った。こどもたちのお母さんに会った。
これは現実に今、起こっていること。
目の前にいたこどもたちの身に起こっていること。
わずか数百キロ離れただけの土地で起こっていること。

政府は動かない。
なぜヨウ素やセシウムばかりが報道されるのか。
原子力安全委員会によって作成され、
2008年に改定された「環境モニタリング指針」に、
原発敷地外の超ウラン元素は測る必要がないと書いてある。
ヨウ素やセシウムと同じく、
放射性物質であるうちのウランに中性子を当てたときに出てくる
プルトニウムやアメリシウム、キュリウムなどは測る必要がないと。

飛散していないのではなく、測っていない可能性があるということ。
比較的重たい物質である超ウラン元素は、遠くに飛ばないから大丈夫と言っている。
一方、ハワイでは通常時の数倍~数十倍の値でプルトニウムが検出されたという。

政府は、3月11日からの10日間ほどで、チェルノブイリ事故での10分の1の
放射能が福島原発から出ていたことを一月も経ってから公表した。
では、今、その後、何がどれくらい出たのかをいつ言うのだろうか。


逃げてほしい。
たくさんの想いがそこにあることも、たくさんの無理があるのも承知の上で。
10年、20年経ったとき、ガンになるこどもたちを少しでも見たくない。
1ミリたりとも放射能を浴びたいと思う人がいるだろうか。

逃がしたい。
少しでも多くの人が逃げられる土台を作りたい。
政府が動かないなら、たくさんの人が集まってその場を作れないだろうか。
せめてこどもたちだけでも、まとまって避難できる先を作ってはいけないだろうか。


放射能は怖いと思う人、原発は危ないと思う人は、少しでも声をあげてほしい。
気持ちを同じくしている人と繋がっていってほしい。
そして、今、一番、被曝の危険に晒されている人たちと繋がってほしい。

今、その危険をそのままにすることは、
やがて日本中の人が同じく危険に晒されることを意味すると思う。
原発はまだ18基も動いている。

原発は電力の問題ではない。
必要な電力は原発がなくても、すぐにでも間に合うようにできるだろう。
原発は、あの原爆と同じものがもとになっている。
必ず誰かが被曝する。
僕は被曝したくない。僕は被曝させたくない。

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声を上げ、意思を表明すること
同じ考えを持つ人たちが繋がることが大切だと思う中、
このピースウォークのことを知りました。
友達と誘いあって、子ども達と参加しようと思います!

05.13.16:53

これからどうなるの?どうすればいい?ー守田敏也さんを迎えて

http://sugarmonger.wordpress.com/

講演会のお知らせです。


「これからどうなるの?どうすればいい?ー守田敏也さんを迎えて」
~明日に向けて  福島原発事故…ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかにいきればよいのか。共にかんがえましょう。~

今も放射能を出し続ける福島第一原発。
メディアからは今、どういう状態なのかよく分からない。
だんだん危機感も薄れてくる。京都はけっこう離れてるし。
それでも原発では今も決死の作業を続けてくださってる人がいる。放射能をいっぱいあびながら。
守田さんに、今原発で起こってる現状やこれから起こりうる可能性などについてお話していただいた後、質疑応答、みんなでこれからどうすればいいのか、一緒に考えたいと思います。
お子様がいらっしゃる方にもぜひ来ていただきたいので、平日の昼間と夜の2回、行います。
参加無料。

2011.5.17(火) ①pm1:30~3:00  ②pm6:30~8:00
出町柳アカテレテコベソベサーバ 京都市左京区田中下柳町3-17

*守田敏也(もりたとしや)
同志社大学社会的共通資本研究センター客員フェローなどを経て、現在フリーライターとして取材活動を続けながら、社会的共通資本に関する研究を進めている。

問い合わせはこちらまで
sovesahva@sovesahva.org

http://www.sovesahva.org


17日のお昼の部に私も参加させてもらおうと思います。
より良い方向に向くため何が出来るかを考えて動きたいと思います。
同じ考えを持つ人たちと繋がり、一人一人の力を重ねて、大きな力にしていきたいです。

05.11.22:07

東海村JCOバケツ臨界ウラン放射線・放射能被爆事故

1999年に茨城県東海村のJCOにて起こった、当時バケツを使った作業が話題となった、ウラン溶液の臨界による作業員さんの放射線被爆事故についてのドキュメント番組の­一部です。人体が大量の放射能を浴びるとどういうことになるのかを知って、現在日本国内に53基も存在する原子力発電所(原発)や六ヶ所村再処理工場やプルサーマル計画が­いかに無謀で恐ろしいことなのかを知ってください。そして、原発などの原子力関連施設の停止及び廃絶に向けて、国民的運動へと発展させましょう!












05.11.21:28

チェルノブイリ救援・中部の河田昌東氏インタビュー

05.11.16:26

福島の子供たち 20ミリシーベルト問題

05.10.19:29

中村徳子さんのインド声楽オープンクラス 「 ラーガ ボパリ 」

今日はご近所にお住まいのインド声楽をされている、とっこさんこと中村徳子さんのボイストレーニングに、友達の由美さんと参加させてもらいました。

震災の時、スペインで音楽活動されていたのですが、最近、日本に戻って来られました。
とっこさんはスペインに居ながら被災地におられる方と連絡を取り合ったりして、状況を聞きとても心を痛めておられました。
何か自分にできることは無いかと思いめぐらして下さり、今回のオープンクラスが実現しました。

かのビートルズが使っていたタンブーラと同じインドの工房で作られたタンブーラをとっこさんは使われています。
とっこさんがそのタンブーラを手にして、やさしく弾くと4弦が響き合い、とても深い音色です。

その音色をバックにとっ子さんの声について、私たちも声を出します。
今日は「ラーガ ボパリ」という「サレガパダ」の5音階でのレッスンでした。

ボパリとは大地を守るという意味があるそうです。
一緒に声を出しているうちに、自分が大地と天を繋ぐ1本のパイプのような、楽器になったような感覚になってきました。
とても気持ちが良く、心と体がリラックスしましました。

由美さんはタンブーラにとても興味を持って、いろいろとっ子さんから聞いていました。
由美さんが家で弾いている姿が浮かびます。

トレーニングを終えた帰り道、雨が降り美しく生き生きと輝く山の緑を見ながら、由美さんとしみじみ豊かな時間に感謝しました。

とっこさん本当にありがとうございました!

ご縁のある皆さんとも、こうした時間が共有できればとても嬉しいです。
こうした平和な時間がどこまでも広がっていくことを願って!


とっこさんのうたごえが聞けます。
聞いてみて下さいね。
とてもリラックスできます。
http://www.myspace.com/aaa-aaa-aaa






05.10.17:17

福島の原発事故と避難のこと / ナターシャ・グジー







http://www.office-zirka.com/
ナターシャ・グジーさんHP

05.10.16:11

チェルノブイリの避難ルールを基準にしたら、福島第一原発から80キロは希望すれば移住が認められる?!

http://fpaj.jp/news/archives/2922
自由報道協会HPより




本日(5月6日)の合同会見では、いくつかのことが明らかになったが、最も大きなのは、文科省が発表した航空機のモニタリングデータだ。この数値が正確だとすると、福島第一発電所の80キロ圏内は、移住を希望したら認められるゾーンに入っていると思われる。ソ連でさえ、そこまでの配慮を住民に対して行ったのに、日本は、政府自ら安全だというデマをまき散らし、被害を拡大している。危険な状態であることを説明したうえで、住民がそこにとどまることを選択するのなら、構わないが、安全だと嘘をついて、避難をさせないように誘導するのは、まともな政府がすることではないと思う。

冒頭の図を見てください。赤いのは300万ベクレル/㎡~1470万ベクレル/㎡、黄色が100万ベクレル~300万ベクレル/㎡、緑が60万ベクレル/㎡~100万ベクレル/㎡、水色が30万ベクレル/㎡~60万ベクレル/㎡、青が30万ベクレル以下ということを示している。


http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/__icsFiles/afieldfile/2011/05/06/1304694_0506.pdf

他方、チェルノブイリの場合の避難区分は次のようなものだった。



すなわち、

(1)148万ベクレル/㎡以上:強制避難ゾーン=上の図の赤色+黄色の大部分

(2)55万5000ベクレル/㎡~148万ベクレル/㎡:強制(義務的)移住ゾーン=上の図の黄色の一部+緑+水色の一部

(3)18万5000ベクレル/㎡~55万5000ベクレル/㎡:希望すれば移住が認
められるゾーン=水色の大部分+青の一部

(4)3万7000ベクレル/㎡~18万5000ベクレル/㎡:放射能管理が必要なゾーン=青の一部

ということになる。

これは驚くべき結果だ。当時のソ連でさえ、強制移住させたゾーンの全てが避難できているだろうか?希望すれば移住を認めるゾーンについて、政府は何らかの避難援助をしているだろうか?

…日本の政府、日本の社会がいかに人命を軽視しているかがよくわかる。

本来、政府は福島の人たち全てに、このモニタリングの結果とチェルノブイリでソ連がとった施策を伝える義務があるはずだし、市民もそのような情報の公開を求めるべきだ。

そして、もう一つ、重要なことは、ついに、原子力安全委員会が20mSv/年の被ばくによって健康被害が生じることを認めたことだ。アメリカ科学アカデミーが健康被害は線量に比例するという考え方をとっていることを認め、それを合理的だとしたうえ、ICRPも同様の見解だと認めたのだ。

したがって、1mSv/年の場合、成人の1000人に1人が癌死する確率であるとみなすべきであることとなり、子供はその数倍の危険があることになる。

福島の方は、この現実を理解した上で、子供の安全について、配慮しなければならない。もちろん、この成人で1000人に1人(子供だとそれよりも数倍危険性が高くなるという見解も出されている)という数字を踏まえても、それよりも地元に残って地域社会を維持することが重要だと考えるならば、それはその人の自由だ。

しかし、それを許容できないという人は、ただちに、政府に対し、避難のための援助をするよう要求するべきだし、県外の我々もその要求を後押しする必要があると思う。ここで、福島の人が避難のための援助を受けられないとしたら、次に同様の目に遭うのはだれかを考えれば、後押しする必要があるのは当然だ。

最後に、文科省が海底の土の放射性物質を計測した際、前回は、検出限界値以下だとの説明をしたが、その検出限界は高すぎるのではないかという指摘をしたところ、間違いだったとして、セシウムなどが検出されたことを発表した。これを単なるミスと見るべきか、それとも…。

こういう発表が相次ぐことを日本に住む者として本当に悲しく思う。

●●「1000分の1」について再掲。一部改定●●
20mSvにおける1000人に1人という癌死の割合を多いと考えるか、少ないと考えるか、人によって違うだろう。

たとえば、平成21年の交通事故死者数は4914人だ(http://www.npa.go.jp/toukei/kouki/0102_H21dead.pdf)。これを1億2000万人で割ると、交通事故で亡くなる人の割合は0.004%となる。

20mSv/年の量が1年間継続した場合は、0.1%だから、交通事故の25倍ということになる。

しかも、子供は影響を受けやすい。米国の民間組織「社会的責任のための医師の会(PSR、本部ワシントン)」は、4月29日、次のような声明を発出した(http://ow.ly/4LiZB )=冒頭の画面。

It is unconscionable to increase the allowable dose for children to 20 millisieverts (mSv). Twenty mSv exposes an adult to a one in 500 risk of getting cancer; this dose for children exposes them to a 1 in 200 risk of getting cancer. And if they are exposed to this dose for two years, the risk is 1 in 100. There is no way that this level of exposure can be considered “safe” for children.

「子供への放射線許容量を年間20ミリシーベルトに引き上げたのは不当である。年間20ミリシーベルトは、成人であっても発言リスクを500人に1人増やす。子供の場合、発がんリスクは200人に1人の増加となる。このレベルでの被ばくが2年間続く場合、子供へのリスクは100人に1人となる。このレベルの被ばくが子供にとって安全だとみなすことは到底できない」
●●再掲終了●●

●日本、特に東北・関東の保護者必読の書●

「ICRP Publ. 111 日本語版・JRIA暫定翻訳版」(http://www.jrias.or.jp/index.cfm/6,15092,76,1,html)

「緊急時被ばく状況における人々に対する防護のための委員会勧告の適用(仮題)=109」
(http://www.jrias.or.jp/index.cfm/6,15290,76,1,html)

アメリカ科学アカデミーの文献「BEIR-VII」(Biological Effects of Ionizing Radiation-VII、電離放射線の生物学的影響に関する第7報告)

http://archives.shiminkagaku.org/archives/radi-beir%20public%20new.pdf



05.10.16:01

肥田舜太郎医師と福島で自給自足の生活をしていた大塚愛さんのお話

http://d.hatena.ne.jp/pinsuke/20110508/1304844321
牧村しのぶさんHPより転載


福島の被曝者を看た広島出身の被爆医師肥田舜太郎氏の講演をお聞き下さい。
福島の被曝者がすでに広島と同じ症状を現している、とのことです
まず下痢が現れていますが、他の病気による下痢と違い、治療法がないのが特徴です。
この秋から来春にかけて、次々と広島と同じ症状が出てくるだろうと推測されます。
肥田氏は被爆し、直後から広島で診療に当たり、直接爆撃を受けた患者と、受けずに、後から広島に来て入市被曝した人々を見てきています。
後から広島に来て、直接被曝した人より先に倒れて死んでいき、生き延びてもその後様々な身体症状に苦しみ、60年後に癌や白血病で死んでいくたくさんの患者を見ています。
それと同様の症状が福島の被災者にすでに見られるのです。
子ども、妊婦の退避は急を要します。
症状の現れた人々は無理解に傷付けられ、原因が特定できないため補償も受けられず救済がありません。
すみやかに少しでも快適な環境に移し、適切な処遇をお願いしたいと思います。
前半が肥田氏ですが、後半の、福島から避難して来た女性の講演もお聞き下さい。



05.09.18:13

RCサクセション サマータイムブルース



RCサクセション サマータイム・ブルース
オリジナル歌詞: E. Cochran & J. Capehart
替え歌詩: 忌野清志郎


暑い夏がそこまで来てる
みんなが海へくり出していく
人気のない所で泳いだら
原子力発電所が建っていた
さっぱりわかんねえ、何のため?
狭い日本のサマータイム・ブルース


熱い炎が先っちょまで出てる
東海地震もそこまで来てる
だけどもまだまだ増えていく
原子力発電所が建っていく
さっぱりわかんねえ、誰のため?
狭い日本のサマータイム・ブルース


あくせく稼いで税金取られ
たまのバカンス田舎へ行けば
37個も建っている
原子力発電所がまだ増える
知らねえ内に漏れていた
あきれたもんだなサマータイム・ブルース


寒い冬がそこまで来てる
あんたもこのごろ抜け毛が多い
それでもテレビは言っている
「日本の原発は安全です」
さっぱりわかんねえ、根拠がねえ
これが最後のサマータイム・ブルース


電力は余ってる、
要らねえ、もう要らねえ
電力は余ってる、
要らねえ、欲しくない
原子力は要らねえ、
危ねえ、欲しくない

要らねえ、要らねえ、欲しくない
要らねえ、要らねえ、

電力は余っているんだってよ
要らねえ、危ねえ、
原発は危ねえ、
癌で死になりたくねえ。危ねえ
おれはがんで死にたくねえ。
危ねえ、危ねえ


君も君も君も君も、子供が欲しいなあ。
ぼく、目もぼくちゃんじゃ無い子がいいなあ、と来た。
危ねえ、危ねえ

05.09.14:05

越智啓子先生の愛と笑いと涙のメッセージ

今回の地震と津波の被災者のチャレンジャー皆さん、
そして愛の祈りを続けている光の天使の皆さんお元気ですか?

6日、南三陸町のボランティア活動に合わせて
愛の祈りをありがとうございました。
おかげさまで、無事、避難所になっているホテル観洋でのミニ講演会
が海をバックにできました。
ホテルのおかみさん親子、従業員の方々も参加してくれました。
岩手の陸前高田の母娘も駆けつけてくれました。
引き寄せリズムもカニ踊りもできました。
ひょうきんなおじさんが一緒に参加してくれて嬉しかったです。
瞑想でヒーリングをしたら、涙を流されていました。
やっと泣けたという人も多かったです。涙と笑いの解放でした。
診療も8人できました。皆さん家が流された方でした。
それでも明るく笑顔で頑張っている姿に胸打たれました。
生きているだけでありがたい世界です。
皆さんの応援の愛の祈りがとても優しく力強くて、
祈りの素晴らしさを現地で実感しました。
津波で歪んだ時空が戻りました。
大きな光の柱が立ちました!
沢山の御霊が昇っていきました!感動です!!皆さん、ありがとう!!!
11日に南三陸町で慰霊祭があります。花を飾りましょう!
愛とパワーの応援をこれからもよろしくお願いします。

次の三つを提案しますので、ピンと来るものから愛の祈りをしましょう!

1)復興プロジェクトがどんどん進んで、元気な日本に蘇りました!
  南三陸町、七ヶ浜、仙台、石巻、陸前高田が蘇りました!
  水道も復旧して快適な生活が戻りました!
  日本が平和のモデルになります!

2)私たちは光です!潜在意識の闇が愛で溶けて透明の身体になりました!
  内なる光があふれてキラキラ!うきうき!

3)大天使や日本の神々と一緒に大きな天使になって、日本の好きなところへ飛びます!
  日本は浮上します!春爛漫です!妖精ファッションで軽やかに浮きます!
  被災地のすべての人に、笑顔が戻ります!安心の生活が戻ります!
  やる気・元気・のん気・ユーモア・ギャグ力が戻ります!
  笑いでいっぱいです!

愛と花と笑いがあふれて、幸せなユートピアの世界になります!
私たちの愛の光で、日本を地球を守ります!必ず、日本は蘇ります。
地球は平和になります!すべてはうまくいっている!
私たちには乗り越えるパワーがあります!実感します!
私たちは光です!ユートピアを創ります!日本蘇りバンザイ!!

私も今日から沖縄で診療です!それでは、また!
                       笑いの天使・啓子より




越智先生の存在が嬉しいです。
被災地のみなさんが笑顔や明るさを絶やさず
頑張っておられることを思い涙しました。
越智先生のヒーリングでやっと泣けた人が多かったそうです。
涙は心に溜まった感情を洗い流して解放してくれるので
痛む心が少しは楽になると思います。
私も祈りのエネルギーを送ります。
被災地のすべての人に、元気と笑顔が戻りますように!




05.07.11:52

知事「首相の大英断」 浜岡原発停止要請

川勝知事が今回の浜岡原発停止要請を大英断だとおっしゃっていることがとても嬉しいです!
「経済的に頼っている…仕事がなくなると困る」という市民のみなさんの声がたくさんあると思います。
でも「県として安全な大替エネルギーを加速度的に開発を進めていきたい」と力強く仰っています。
安全なエネルギー開発と実施に沢山の雇用が生まれます。
安心して未来に命を繋ぐことのできるエネルギー政策に転換されたこと、素晴らしいです。
川勝知事、本当にありがとうございます!



知事「首相の大英断」 浜岡原発停止要請(5/ 7 07:41)

 菅直人首相が浜岡原発の全面停止を中電に要請したことについて、川勝平太知事は6日、静岡新聞社の取材に対し「浜岡を視察した海江田万里経産相と、菅首相によるぎりぎりの判断だろう。地元の声を聞き、住民の安全、安心を重視する姿勢を貫いた大英断と敬意を表したい」と述べた。
 知事はさらに「浜岡原発の津波対策が不十分であることは私も指摘してきた。原発について、中途半端な対策はノーだと政府が明確な姿勢を示した」とした。
 一方、浜岡原発停止に伴う電力不足で計画停電の懸念が生じるとの指摘については、「エネルギーを大量消費する衣食住の在り方を県民が見直す機会になる。節電に努めることはもとより、より安全な代替エネルギーの確保、開発に向けた取り組みを加速させたい」と強調。製造業など企業活動に影響が生じない対策の必要性も指摘した。
 知事は海江田経産相から電話で中電への要請内容を伝えられたという。

05.06.20:17

浜岡原発、全原子炉の運転停止を中部電力に要請=菅首相

浜岡原発、全原子炉の運転停止を中部電力に要請=菅首相
ロイター 5月6日(金)19時49分配信



[東京 6日 ロイター] 菅直人首相は6日夕、緊急の記者会見を開き、静岡県にある浜岡原子力発電所について、すべての原子炉の運転を停止するよう、中部電力<9502.T>に要請したことを明らかにした。

 停止期間は、防潮堤の建設など想定されている東海地震に耐えられる中長期的な対策が講じられるまで。これに伴う中部電力管内の電力供給不足については、国民の理解を得られれば、十分に対応が可能とした。続いて会見した海江田万里経済産業相によると、火力発電や揚水発電の活用とともに、なお不足する場合は関西電力<9503.T>から援助を仰ぐ計画という。


やった!!
浜岡原発是非止めて欲しいです!
でも現場に相談なしに進めておられたようなので、反対の意見も上がると思います。是非頑張って、止めてもらいたいので、管首相に応援のメールを送りました!


「東海地震が起こる可能性が高くなっている今、福島の二の舞になるのではと浜岡原発が稼働していることは恐怖でした。浜岡原発全原子炉の運転停止することについて、いろいろ反対意見でるかもしれませんが、是非踏ん張って実施して頂きたくい思います。心から応援しています!菅首相の的確な判断に感謝いたします!ありがとうございます!」



福島みずほ議員、本当にありがとうございます!

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