01.23.05:47
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01.27.08:30
あったらいいな、こんな学校
体育館の用地は現在の学校から子どもの足で片道10分と離れているので、体育の授業の半分は往復に使われてしまうし、休み時間にも気軽に使えないので、校舎もできるだけ早い段階で近くに立て直すことが望まれています。
どういう体育館や校舎が希望かアンケートで聞いて下さる機会があったので、構想をまとめたものを提出しました。
「あったらいいなこんな学校!」
地元八瀬の方たちが大切に育てられてきた木材を使った、木造建築。
内装にも天然素材のみを使った子ども達が安心して気持ち良く過ごせる体育館や校舎。
お昼は電気をつけなくていいように、屋根の一部をドーム建築などで使われているテント張りにしてやわらかな自然の光が入るようにしたり、南側に広葉樹を植えたりゴーヤや朝顔のグリーンカーテンを施したり、風が自然に建物の中を抜けるようにしたりして夏場はクーラーなどを使わずに済むようにする。
太陽光発電や風車、水車など、場所に一番合った効率のいいエネルギーの自給設備を取り入れておくと、災害時に特に安心だと思います。
<体育館>
子どもたちが思いっきり体を動かして遊べる場、地域の人たちも健康増進の場としても機能し、世代間の交流や学びが起こるような施設になればいいと思います。
具体的には子ども達の球技コートの脇にボールよけのネットを張って、未就学の子達が遊べるような遊具設備、大人も楽しめるアスレチックやロッククライミングの施設があるといいなと思います。
体育館側から防音のガラスで仕切った側面鏡張りのスタジオを2~3室設けフラダンス、ジャズダンス、ヨガ、ヒップホップ、インド舞踊、日本舞踊、和太鼓教室など大人も子ども集い、豊かに楽しめるような教室がたくさんできるといいですね。
子ども達の顔を知った地域の大人の方が出入りすることで、子ども達の安全も地域で守れるとういい面があると思います。
<新校舎>
新建材を使ってのシックスクールによる多動症や集中力欠如を防ぐためにも、校舎は木造建築にし珪藻土など天然素材のみを使ったものにすると安全で心地よく、勉強にもいい影響がでると思います。
(今とても困っておられる科学物資過敏症の子達が安心して勉強できる環境だと八瀬に移って来られることもできます。)
教室も天井を張って四角い空間にしてしまわずに木造の梁や屋根の形状を生かし、自然な光や空気の流れを取り入れ、見た目にも変化のある気持ちのいい空間になるといいと思います。
和室の裁縫室やお茶室などを設け、日本の伝統文化を学べたらいいと思います。
木工室や陶芸室などがあれば素敵ですね。
パブリックスペースに図書館を設け、地域の人たちで運営管理できるといいですね。
子ども達の放課後に合わせて地域の人たちの文化教室や集い(お茶、お花、書道、囲碁、将棋など等)があり、子どもたちがそれぞれ興味のあるものを学べるようになればいいなと思います。
学校が地域と密着した結びつきを持つ場所になるといいですね。
<旧(現)校舎の利用>
八瀬の生きた文化ミュージアムとして、八瀬童子の歴史や赦免地の起こり、灯篭や衣装などを展示したり、灯篭に飾られている切り絵の体験ができるというのはどうでしょう?
八瀬に伝わる昔ながらの衣食住も体験としては、
大原女の格好をして薪を拾いに行き、おくどさんにくべ、お米を炊く…
お米を植え、世話をし、収穫し、藁を活かし草履やしめ縄にする…
昔の水車を再現するのも素敵ですね。
実際に米や麦を挽き、石がまを作ってその粉を使ってパンを焼く…
各教室は八瀬に在住されるアーティストのスタジオや工房として利用し、訪れた人達が見学したり体験できるような場になっても面白いですね。
新旧織り交ぜた文化が共生し育まれる地域として、大学の教授や学生さんとの関わりも生まれたらますます活気が出てきますね。
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