01.23.05:53
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02.11.11:42
ゆうごくんの手袋
昨日の朝、澪が学校に持って行く水筒の支度が間に合わなくて、
朝の集合場所に持って行きました。
澪に無事に水筒を渡した後、
誰かが来てマンションのオートロックの扉が開くのを待っていました。
子どもたちといろいろ話しながら待っていると、
急に「あ、手袋が片っぽ無い!」ポケットを探る2年生のゆうごくん。
「どうしよう…」
「お母さんに聞いてみたらいいやん。」
子ども達が口々に言います。
インターフォンの所に行って子どもたちに囲まれながら
お部屋番号を押してゆうごくんはお母さんと話します。
「お母さん、手袋が片っぽ無い。」
「お部屋に落ちてたよ。」
「持って来て…」
「今日は忙しいから行けないの。今日は無しで行ってね。」
電話を切った後、振り返り片方の手袋を持って立ちすくむゆうごくん。
その様子を見ていて、澪やそうくんが
「家まで取りに行ってあげる!」と走り出しました。
私はあわてて「今から行くと時間が間に合わなくなるから。」
と子どもたちを止めます。
「ゆうごくん、今日はお母さんの言うようにしようね。
その片方の手袋お母さんのところに持って行こうか?」
「……」
ふと、ゆうごくんの表情を見ると涙ぐんでいます。
「手袋がどうしてもあったほうがいいの?」
うなずくゆうごくん。
そうか、手袋がないことはゆうごくんにとってはそんなにショックなことなんだ…
手袋のことで行く道沈んだ気持ちのままではかわいそうかな?と思い、
「じゃあ私が取りに行って来るから」
と走ってゆうごくんの家に向かいます。
手袋を預かって戻った時にはまだ全員集まっていなくて
なんとか時間に間に合いました。
ゆうごくんに手袋を渡しながら、
「元気で、行ってらっしゃーい!」と言うと
「ありがとう。」ゆうごくんは笑顔になっていました。
ふと澪やそうくんの顔を見ると自分の事のように嬉しそうな満面の笑顔でした。
子どもは子どもどうし、お互いの気持ちがよくわかって、
お友達のことが自分のことのように感じられるのだなと
ほのぼのした嬉しい気持になりました。
家への帰り道、
子鳥と子どもは存在そのものがとても似ているなと感じました。
どちらも平和の象徴そのもの…
でも子鳥のさえずりのように、そこに意識を向けないとその声は聞こえない…
いつもその声にならないような声を聞いて
こどもたちが心から望むささやかなこと
叶える事ができたら嬉しいな…
静かに自分のそんな気持ちを感じていました。
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朝の集合場所に持って行きました。
澪に無事に水筒を渡した後、
誰かが来てマンションのオートロックの扉が開くのを待っていました。
子どもたちといろいろ話しながら待っていると、
急に「あ、手袋が片っぽ無い!」ポケットを探る2年生のゆうごくん。
「どうしよう…」
「お母さんに聞いてみたらいいやん。」
子ども達が口々に言います。
インターフォンの所に行って子どもたちに囲まれながら
お部屋番号を押してゆうごくんはお母さんと話します。
「お母さん、手袋が片っぽ無い。」
「お部屋に落ちてたよ。」
「持って来て…」
「今日は忙しいから行けないの。今日は無しで行ってね。」
電話を切った後、振り返り片方の手袋を持って立ちすくむゆうごくん。
その様子を見ていて、澪やそうくんが
「家まで取りに行ってあげる!」と走り出しました。
私はあわてて「今から行くと時間が間に合わなくなるから。」
と子どもたちを止めます。
「ゆうごくん、今日はお母さんの言うようにしようね。
その片方の手袋お母さんのところに持って行こうか?」
「……」
ふと、ゆうごくんの表情を見ると涙ぐんでいます。
「手袋がどうしてもあったほうがいいの?」
うなずくゆうごくん。
そうか、手袋がないことはゆうごくんにとってはそんなにショックなことなんだ…
手袋のことで行く道沈んだ気持ちのままではかわいそうかな?と思い、
「じゃあ私が取りに行って来るから」
と走ってゆうごくんの家に向かいます。
手袋を預かって戻った時にはまだ全員集まっていなくて
なんとか時間に間に合いました。
ゆうごくんに手袋を渡しながら、
「元気で、行ってらっしゃーい!」と言うと
「ありがとう。」ゆうごくんは笑顔になっていました。
ふと澪やそうくんの顔を見ると自分の事のように嬉しそうな満面の笑顔でした。
子どもは子どもどうし、お互いの気持ちがよくわかって、
お友達のことが自分のことのように感じられるのだなと
ほのぼのした嬉しい気持になりました。
家への帰り道、
子鳥と子どもは存在そのものがとても似ているなと感じました。
どちらも平和の象徴そのもの…
でも子鳥のさえずりのように、そこに意識を向けないとその声は聞こえない…
いつもその声にならないような声を聞いて
こどもたちが心から望むささやかなこと
叶える事ができたら嬉しいな…
静かに自分のそんな気持ちを感じていました。
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