01.23.09:10
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01.25.02:06
こども芸術大学 制作文 / 長いはなし
<長いはなし>
「澪ちゃん今日もありがとう。」「おやすみね。」
「あのね、お母さんが澪ちゃんに寂しい思いや悲しい思いをさせてたら教えてね。」
何かを思い出して、悲しそうな様子の澪…
「うん。」「昨日、歯ブラシ持ってくるの1回だけって言ったのに、約束やぶった。」
「ごめんね。」 「澪ちゃんをいじめた。」
「そうやね、ごめんね。澪ちゃんは悪くないのに怒ってごめんね。許してね。」
「許してくれる?」…
…うなずいてくれる澪。
「もう、そんな事がないように気をつけるからね。でもお母さん気をつけてても、また澪ちゃんのこと怒ったりしてしまうかも知れへん。もしまたそういうことがあったら教えてね。」
「澪ちゃんできひん。だって忘れちゃうもん。」 「え、何で?」
「長いと忘れちゃうから。」
「長いお話はー、ハートのゴミ箱にほかしてー、ハートの中にいれたらー、ちいさくちぎって短くして何回も繰り返して書いてそれを澪ちゃんがもらって、お母さんに渡す。…長いお話をどうしたらいいかと思って…。澪ちゃん覚えられへんし…。」
「そっか、すごいこと言うね澪ちゃん。」
------お父さんもお母さんもお話が長いのを、どうしたらいいのか、澪なりに考えたんやなー-------
「今、澪ちゃんが言ったこと日記に書くね。」
「澪ちゃんが言うた言葉とおり書けるなか?そうしたいけどお母さんもすぐ忘れちゃうねん。」
「わかった、今ひろくんがおっぱい離したら、行って書いたらいいねん。」
「そうやね。そうするね。」
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