01.23.05:43
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01.25.02:40
こども芸術大学 制作文 / 躍ちゃんの優しさ
<躍ちゃんの優しさ>
おひさまパンの絵本を読もうとした時、央飛人がお気に入り電車の本を持って来て「かあたん、これ、よんでー」と自己主張して来ました。お母さんが外のこども達から何かをプレゼントされて嬉しそうだったり、いつもと違う様子なので、自分の存在がおかあさんの中から消えてしまったと思えたのか、疎外感のようなものを感じた様な気がします。
私も、その央飛人の自我をどこまで通すべきか悩んで、困ってしまいました。でも、央飛人は、母親が今からみんなに絵本を読もうとしていることをよく分かっていてやっているので、生半可に付き合うぐらいでは納得しません。ここではこども達みんなとの時間を優先しようと「後から読んであげるからね。後でね。」と言うと、央飛人は泣き出してしまいました。手足をばたばたさせて泣いている央飛人を主人が他の部屋へ連れて行くかたちになってしまいましたが、しかたないかなと思って絵本を読み始めました。
央飛人には、また別に時間をとって央飛人が納得してくれるように、お話をしようと思いました。
後で知ったのですが、そんな央飛人をかわいそうに思った躍ちゃんが、「本を読んであげようか?」と、ずっと主人が連れて行った央飛人の傍についていてくれたのです。
私が出来なかった事を、躍ちゃんが代わりにしてくれようとしてくれたのです。
人に何かをしてもらうより、人に何かをしてあげたいと思う躍ちゃんの優しさに心を打たれました。
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