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陽・紫空雲舎/ラシクウシャ

ラシクウシャとは、あなたらしく、わたしらしくそんな自然体の人たちの集う場所という意味です。 周りの情報や環境に流されることなく、大人も子供も自分のもともと持っている感覚を信じ、それぞれが安心して自分らしく生きられる、そんな場所を作りたいと思っています。
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01.23.05:40

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  • 01/23/05:40

01.25.02:28

こども芸術大学 制作文 / 男の子の子育て

<男の子が男性に育つには、お母さんはどう接すればいい?>

「自立した男性が育つには、お母さんの接し方が大きな鍵をにぎる様に思う。」

そう言うと、恵子さんが「えー」と声を上げました。

なぜそう思うか?それは、わたしが高校を卒業して何年かして、10代の男の子の服を扱うショップの店長をしていた頃、中学生の男の子とお母さんが服を買いに来ている際の親子のある場面に遭遇しての事でした。

「どんなんがいいの?」
「これはどう?」「これなんかいいんやない?」
「もう!この子はなにも言わへんのやから。」「はっきりしいな。」
お母さんがいらいらまくしたてて、こどもの言葉をさえぎって、全部取り上げているように感じました。

その男の子の心は硬く閉じてしまって、貝のように口を閉ざし、表情も変えませんでした。その姿に私の心は痛みました。

その時私の中では、その子のお父さんも力なく、お母さんに支配されている姿が目に浮かんできました。

「その男の子は今頃、こころの中では反発していたお母さんのような人と結婚してまた同じような状況を繰り返して、またそのこどももお母さんから同じ目にあっているのかもしれないね。」

そんな話をしたら、さとえさんがそう思うと実感を持ってうなづいてくれました。

恵子さんは、「そんな時からもうそんなことを考えていたの?」と驚き、「私もこども芸大に入ってから、親の子供に対する心無い対応を見てしまうと、胸が痛んで…」と話されました。

お父さんの支配するこうした事の反対バージョンもあったり、いろんなパターンがあると思いますが、そんな風に因果が繰り返す仕組みが、どこかで変わっていく事が出来るのだろうか?どうなれば、また何をもって人は救われた状態になるのだろう?

ずっとそういうことを今まで、追及して生きて来た様に思います。

私も、こどもを持つ身になって、こどもに対するその母親としての影響力に責任を感じています。

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