忍者ブログ
RECENT COMMENT
[06/01 tour guides in St.Petersburg]
[04/19 раскрутка сайтов оптимизация]
[04/09 raskrutka-saytov-prodvizhenie]
[10/18 body building exercise]
[11/15 DSLR-A850]
RECENT ENTRY

陽・紫空雲舎/ラシクウシャ

ラシクウシャとは、あなたらしく、わたしらしくそんな自然体の人たちの集う場所という意味です。 周りの情報や環境に流されることなく、大人も子供も自分のもともと持っている感覚を信じ、それぞれが安心して自分らしく生きられる、そんな場所を作りたいと思っています。
08 2024/091 2 3 4 5 6 78 9 10 11 12 13 1415 16 17 18 19 20 2122 23 24 25 26 27 2829 30 10
BG CHANGE
CLICK HERE!

09.21.12:16

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

  • 09/21/12:16

05.20.21:09

エネルギー政策を考える 電力を選ぶ時代へ

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2011052002000062.html
エネルギー政策を考える 電力を選ぶ時代へ
2011年5月20日


脱原発依存の次は、電力会社が独占していた発電と送電事業を分離する。菅直人首相の言葉は、耳に心地よい。だが、新しい時代を開く気概はあるか。

 発送電を分離する。首相は、その意味を本当に理解した上で発言しているのだろうか。

 それは、十電力事業者の地域独占状態を切り崩し、本格的な電力自由化に移行するということだ。つまり、まず東京電力を解体しなければならない。だとすれば、東電の存続を前提にした福島第一原発事故の被害者賠償案と矛盾する。

◆財閥解体級の大事業
 案の定、枝野幸男官房長官の翌日の会見では「いろいろな考えの一つ」と、トーンダウンした。

 浜岡原発の突然の全面停止要請は、新聞各紙の世論調査でも六割から七割の支持を得た。仮に政権浮揚のため、思いつきの点数稼ぎで発送電分離を持ち出したとすれば、国民を欺くものでしかない。原発の安全神話を信じた揚げ句、ふるさと喪失の縁に立たされた福島の被災者が許さない。

 首相は先に、総発電量に占める原発の割合を二〇三〇年までに50%に引き上げる、としていたエネルギー基本計画を白紙に戻し、太陽光や風力など再生可能エネルギーも基幹エネルギーの柱に据える方針を打ち出した。

 そのためには、発送電を分離して、自由化を進め、新規参入の競争原理を呼び込まなければ、何も変わらないだろう。

 首相が口にしたこと、日本がやらなければならないことは、エネルギー政策の歴史的転換であり、戦後の財閥解体や農地解放並みの大事業なのである。

 地域独占を基本とした従来のエネルギー政策には、この国の過去が二重写しになっている。

 パワー、すなわち電力の一極集中、大量生産、大量消費を守りたい。そのためには、効率良く大量に、しかも安価に発電できる原子力という図式が描かれた。原発依存は、国策とともに大電力会社の地域独占を守る鎧(よろい)になっていた。

 ところが、今も先が見えない福島第一原発の惨状が、すべてを変えた。原発は安全でも、安価でも、クリーンでもない。事故が起きれば無数の人々と大地を危険にさらし、後始末は容易ではないことを、私たちは思い知らされた。

 このような危険を子孫に残さないために、少しずつでも原発への依存を減らしていくべきだ。化石燃料には限りがあるし、環境への負荷も高い。将来、画期的なエネルギー源が見つかるまでは、再生可能エネルギーを増やし、改善していくしかない。

◆電力の“地産地消”へ
 風力や太陽光はまさしく天候頼みで不安定、個々の出力にも限りがあり、電力の“質”が保てない、従って主流にはなり得ない、というのが、電力会社のかねての主張である。それを克服できそうな方策がないわけではない。例えば、小規模電力の分散配置、電力の“地産地消”は有力だ。

 日本にも豊富な地熱や小水力を開発し、都市部には出力一万キロワット程度の小規模液化天然ガス(LNG)火力を分散配置した上で、電力と温排水の同時供給網を張り巡らせて、再生可能エネルギーの弱点をカバーする-。

 名古屋大大学院環境学研究科の竹内恒夫教授は「十年かけて小規模地域分散の電力網を張り巡らせれば、原発ゼロでも大都市圏の電力は十分賄えて、温室効果ガスも大幅に削減できる」と指摘する。

 このような電力の地産地消、電力事業者の新規参入を阻んできたのが、発送電、そして配電の網を一手に握ってきた十電力の地域独占体制だ。

 これまでにも電力自由化を求める動きは何度も起きた。しかし、既存の大電力会社の送配電網が使えない以上、どうしても新規参入の割高感は強くなり、その上に、さまざまな制約をかけられて“不自由”に陥った。新エネルギーが見つからないわけである。

 欧州では一九九〇年に英国で始まった発送電分離の波が、欧州連合(EU)全体に広がった。それは、需要者、消費者が、電力を選べるようになったということだ。自由でなければ、料金は上がり続けたことだろう。自由化は原発でつくった電気を買わない自由も生んだ。電力種別という選択肢ができれば、政府が目標を掲げなくても、省エネや節電に身が入るはずである。

◆腰砕けは許されない
 「電気には色がつけられないから、選べない」。そんな不満をよく耳にする。発送電を分離し、自由化の時代を開くということは、電気に色をつけるということでもある。どんな電気を、どのように使いこなすかは、国民自身が決めるということだ。電力網からこの国の形は変わる。政策の腰砕けは許されない。


菅総理素晴らしい!!!
早速、感謝のお手紙を書きます!


PR
URL
FONT COLOR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS

TRACK BACK

トラックバックURLはこちら