01.23.08:59
[PR]
09.21.04:41
京都植物園
今朝の朝食は…
「くまさんサラダ!」澪のリクエストです。
ヒロヒトはどんなのがいい?と聞くと、この頃は必ず「しんかんせん!」と答えます。
アスパラを線路に見立てて「大根とにんじんの新幹線サラダ」です。
天気がいいのでお昼からいつものように焼いたパンを持って家族で植物園に行きました。
北山にある府立植物園は何時行っても気持ちのいい、お気に入りのスポットです。
平日だけどたくさんの小さな子どもを連れた家族に会いました。
入り口近くにある大きな噴水にはきれいな虹がでていました。カメラの電池がなくなって撮れたのは下の1枚だけ。虹とミオが少ししか写っていなくて残念。
ミオはここに来るとすぐに裸足になって水の中に入って走り回ってはしゃぎます。そこでミオは小さな小さなタニシのような貝を発見して「見て!見て!」と興奮して教えてくれました。トンボになったやごの抜け殻もたくさん見つけました。
「レーズンパンちょうだい!」ヒロヒトはおやつにパンを持ってきているのを知っていて、着いたら食べると決めていたようです。いくらミオが誘っても「パンたべる!」で大好きな水遊びにも見向きもしません。…花より団子はお母さんゆずり!?
パンを食べ終わるとヒロヒトもいよいよ水遊びに乗り出します。ヒロヒトは手でかき上げて水しぶきを飛ばして本当に嬉しそうに遊びます。私はこどもたちのこういう無邪気な様子が大好きです。
子供たちは自然の中でこそ輝くんだな。改めてそう思います。
独身の時、都会で電車通学をする子供たちの沈んだ目を見ているといつも寂しくなっていたのを思い出します。
ミオとヒロヒトはしばらく裸足のままで公園内を散歩しました。
ヒロヒトは砂利のところに来ると「おんぶ」といってしがみつきます。ミオはお父さんに肩車してもらっています。
バラのお花のあるところにも噴水があってそこにたどり着くと「おりる!」ヒロヒトは太陽、ペンギン、お月様、白熊がそれぞれの方位を表している色とりどりの床を裸足で走り始めました。すると太陽を踏んで「あつい!」お月さんを踏んで「あつくない!」と言い出しました。どちらも見た目は同じ素材で出来ていそうなのにおかしいな?と思って手で触ってみると本当に「太陽」はお日様の光を吸収して熱くなっていて、「お月様」は熱くなかったので、びっくり。他の所も緑の色のところは暖かくて、白いところはそれに比べるとひんやりしているのを発見。理科の光の実験のようで、ここは?ここはどうかな?私のほうが面白がっていつまでもやっていました。
芝生の所に行くとヒロヒトが「くつぬいで!」と言うので「解った!」と私も裸足になってみます。「すこしちくちくするね。ひんやりしてるね。気持ちいいね。」ヒロヒトと感覚を共有します。しばらく行ってヒロヒトがペタンと草の上に座ります。「おかあさんすわって。」私も座ってみます。「草のにおいがするね。お茶のにおいみたい。」ヒロヒトがごろんとなって「ねころんで。」と言うのでわたしも寝転んでみます。「まぶしい!」あわててハンカチを出して顔の上にかぶせるとすぐに、ヒロヒトが私のおなかに乗ってきてハンカチをとってしまいます。「もうやめて!」ヒロヒトはわかっていていたずらをします。まだ3歳にならないヒロヒトにずっとリードされてからかわれて、なんだか不思議な感じがしました。
そのあとミオとお父さんと合流して手を洗って、売店に行きました。「アイスは2人で1つね。どれが良いか2人で考えて。」ミオは1人1つでないことを抗議じましたが、「だいぶ涼しくなったし、食べ過ぎると体が冷えるからね。その代わりにスナック1つ買おうね。」とさっさとこどもたちが選んだものを買いました。ミオはまだどこか納得できない様子でした。ベンチに座って2人で美味しそうにソフトクリームを順番に食べていましたが、ミオが途中で下の方をかじったので、どろどろに溶けてきてこぼれ落ちそうではらはら見ていました。もう限界だと思って最後にコーンを持っていたヒロヒトに「わー!こぼれる!もうお口に全部入れて食べて!」ヒロヒトがパクンと口に入れた瞬間、ミオが「わーん。半分食べたかったー!」「もう一個買ってー!」と言って泣き出しました。主人は「ミオの食べ方が悪いから仕方ない。」と言って叱ります。私はしばらく泣き続けるミオの様子を感じていました。
私は自分の子供の時の体験から、感情が波打っている時は、それを止めず表現するに限ると思っています。「ミオは最初から納得していなかったから、今このことをきっかけに火がついたんやな。」しばらくすると泣き声が少し変わったので、手を伸ばすとミオは私にしがみついてきました。しばらく抱っこしているとだんだん収まってきて、いいころあいに、ミオの為に残しておいたスナック菓子を主人が渡すとミオは泣き止んで「食べる」とぽりぽり食べ始めました。
それで落ち着いてはいたのですが、今度は「ごみを捨てに行こう」とヒロヒトを誘ってくつをはかせ終わると、「ミオも!」とソフトクリームのごみを取ろうとします。ヒロヒトは最初からそれを自分でやると決めていたので、ミオより先にぱっと取ってゴミ箱の方へ逃げるように走って行きます。ミオは「ミオがやりたかったー!」とおお泣きします。「それがしたかったら、もっと早くお話に参加してね。ヒロヒトはお母さんとごみをほかしにいくお話をしてて、そのつもりでくつを履いて用意してたの。」
ミオはこの時間、自分のほしいものを欲しい量得れなかったり、やりたいことをできなかったりしました。ミオに欲求不満が生まれない対応や方法や選択もあったかも知れないなと思いました。自分自身が子供の頃表現できず、飲み込んでしまった感情や、自分自身気持ちの”納得”や”満足”について、遡ってこの機会に見詰めなおしてみようと思いました。子供の頃の自分を納得させてあげたり、満足させてあげたらミオやヒロヒトにも同じようにしてあげることができますものね。
喜怒哀楽を抑えることを知らない家のこどもたちは、場所、時間に関係なく自分の感情をストレートに表現します。その感情を一緒に感じて、心を合わせて行くプロセスをとてもやりがいがあって面白く感じています。「子育ては恋愛よりも面白い!」というキャッチコピーがあったけど、ホントですね。
- トラックバックURLはこちら