01.23.06:01
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01.25.02:54
こども芸術大学 制作文 / パートナーシップ
<パートナーシップ>
私達二人の本質は、水と火のように交わることがなく、また互いの強い自我や自身を守ってきた殻、それまでの信念がすべてぶつかって、どちらも一歩も引かず、毎日いやになるくらい、お互いを磨ぎあいました。
どちらも相手を見ていて気になるところを変えてもらいたいと伝え合い、小さな1ステップをクリアーすると、また次のセッションがまた浮上してくる…。そんな毎日でした。
大原で元ペンションの建物を預かり、『陽・紫空雲舎』(らしくうしゃ)を主催してからも、一言では語れないほど、いろんな状況が揃えられ、私たちの魂の成長にとって必要な貴重な経験をたくさんさせてもらいました。
そうした中、2人の心の奥底のどうしても譲れない最後の砦までいきついたのは、大原から上賀茂へ移って、澪がお腹にいた時でした。
私にとって自分でも解っていながらも、なんともならないところを辛らつに指摘されて、私は、彼に強く反発する気持ちしか感じることができませんでした。
自分の言う事を素直に聞き入れない頑固な私に彼は猛烈に憤慨して、「出て行け!」と物を投げて怒りを爆発させました。
その時わたしは、「お腹の子がびっくりするやろ!何するねん!」とそんな彼に怒りを反しました。
それと同時に、感情を溜め込む癖のある彼にとって、内在していたものが、一揆に表面に出てくるのを観て、彼自身その事を感じているのを確信して、「やった!」と彼を祝福している私もいました。
その後もいろいろやりとりがあり、このプロセスを通じて、自分の一番弱いところと彼の一番弱いところを知り、その両方を認めました。
この様にして、私と全く対極にいた彼をよく理解できる様になりました。
この出来事を境に私たちの関係は変わり、とてもスムーズに気持ちを伝え合える様になりました。そして、彼の悲しみや怒りの気持ちを自分のことのように感じ、自然と彼の喜ぶ事をしたいと思える様になりました。
「もう一人の自分」という感覚です。
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